中尾ミエ、山崎紘菜、森尾由美、橋本淳、堀井新太、利重剛、アンミカら『三千円の使いかた』新キャスト発表

ドラマ
2022年11月23日
『三千円の使いかた』
『三千円の使いかた』©東海テレビ

2023年1月7日(土)からスタートする葵わかな主演のドラマ『三千円の使いかた』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)の新キャストが発表され、コメントが到着した。

このドラマは、姉妹、母、祖母という御厨家の三世代の女性たちが、それぞれ直面する人生の悩みに正面から向き合い、コツコツ節約をして貯金し、その夢をかなえるために奮闘する物語。

原作は「読めばお金がたまる!」と話題になり、去年の発売開始以降各所で話題を呼び累計68万部を突破 (2022年10月12日現在) している原田ひ香の人気小説。節約や貯蓄にまつわるちょっと得するエピソードだけでなく、女性三世代の悩みがリアルに描かれ、「共感できる!」と女性の支持を集めている。

本作で中尾ミエが演じるのは、御厨家の祖母であり、和彦(利重剛)の母・御厨琴子。夫の遺産を心のよりどころに年金で生活している。結婚当初から家計簿をつけるなど、貯蓄や節約に対する意識は高い。

山崎紘菜が演じるのは、主人公・美帆(葵)の姉で御厨家の長女・井戸真帆。消防士の夫・太陽(堀井新太)と結婚し、一人娘を授かる。夫の手取り25万円の給料で家賃8万8000円のアパートで暮らしている。結婚前は証券会社勤務だった。

森尾由美が演じるのは、御厨家の母・御厨智子。バブルを経験し、結婚後は専業主婦として2人の娘を育て上げた。現在は都内の下町で購入した一軒家で夫・和彦と暮らしている。貯金は200万円弱。

橋本淳が演じるのは、アルバイトをしながら世界中を放浪している男・小森安生。憎めない笑顔で琴子に近づいていく。堀井新太が演じるのは、真帆の夫・井戸太陽。高校卒業後に消防士となった。その名の通り“太陽”のように明るい性格。利重剛が演じるのは、御厨家の父・御厨和彦。無口で家事は一切しない。女性ばかりの家で何かと気を遣っている。

そして、アンミカが演じるのは、人気ファイナンシャルプランナー・黒船スーコ。節約アドバイザーとして、テレビにも出演する。

それぞれがどのように物語に関わるか注目だ。各キャストのコメントは下記に掲載。

中尾ミエ コメント

琴子は前向きで元気で、77歳になっても社会の役に立ちたいと考える女性。御厨家三世代の中で一番エネルギッシュではないでしょうか。私も年を取ってもずっと働きたいと思っているので、琴子と似ている部分は多いですね。年齢も同じだし、台本を読むと「私の生活をのぞかれてるのかな?」って思うほど。琴子=中尾ミエなので、自分でもうれしくなっちゃうような役柄です。

山崎紘菜 コメント

台本を読んで、とても温かい家族の話だなぁ、と感じました。真帆はとてもしっかりしていて、目標に対して真っすぐに向かっていくエネルギーのある女性。ただその一方で、真帆としては普通に行っていることが、周囲から「しっかりしている」と見られてしまうことへの葛藤を抱えているように思いました。家庭や子育てに悩んでいる方々に届くように、心強い共演者の皆さまとすてきな家族を作っていけたらと思います。

森尾由美 コメント

原作を先に読んでいて、家族構成を始め、共感できる部分が多かったので、我が家の24歳の次女にすぐ渡しました。智子は、私と同じくバブル期をノリノリで生きてきたお母さん。若い気持ちでいたいけれど、現実とのはざまで揺れ動くお年頃です。子供が成長して安心した半面、今度は自分の将来が不安になって揺れ動く、意外と悩み多き年頃なんだなと思います。

橋本淳 コメント

原作と脚本を最初に読んだとき、ページがどんどんと進み、あっという間に読み終えてしまいました。各人が抱えている悩みや価値観、それぞれ違いますが、どれも現代を生きている人が持っているもの。私が演じる安生さんの持っている考えに、とても共感します。なかなか世の中的に声を大にして言うことのできないものですが、正直持っているというか。百人いれば百通りの考えがあるもの、その一つの代弁者として役を全うして、同じ考えをもつ視聴者の方に共感してもらえればうれしいなと思います。

堀井新太 コメント

(出演が決まり)素直にうれしかったです。同時に、見ている方の想像を膨らますような芝居をしていこうとも思いました。自分にできる面白おかしさを役にプラスアルファし、そこで人としての深みが表現できたらと思います。御厨家はとても温かい家庭。そんな家庭で今のご時世にみんなが気になる、お金にまつわるお話です。このドラマを見たら、家計という観点から消費税とか円安とかに、より興味が湧いてくるんじゃないかと思います。自分の考えた演技を作品に落とし込んでいけるように、努力いたします。

利重剛 コメント

僕が演じるのは、極端に無口な父で、微妙に難しく、めちゃくちゃやりがいのある役です。初めてご一緒する方ばかりなので、とても新鮮な気持ちで、ワクワクしています。「笑って、泣けて、ためになる」という、エンターテイメントの王道のようなホームドラマです。間違いなく面白いので、期待していてください!

アンミカ コメント

よく講演会をさせていただいているので、手前みそですが、「この役、はまってるかも?」と!(笑) 実際はお金のこと詳しくはないのですが、スーコになり切って学びながら楽しみたいと思っています! 値上げラッシュの今だからこそ、役に立ち、身が引き締まり、自分も実践できる内容がたくさん詰まっています。私も長く使うことを考え、納得するものを選んで買いたいと、お金の使い方を考えるきっかけになりました! 家族であっても価値観はそれぞれ。お金の使い方を通じて自分を知るきっかけにもなると思います。あなたは誰のタイプでしょうか?

あらすじ

中学生だった美帆に、祖母の琴子はこう言った。
「人は三千円の使いかたで人生が決まるよ」
「……人生が決まるってどういう意味?」
「三千円くらいのお金で買うもの、選ぶもの、三千円ですることが結局、人生を形作っていくということ」

何事にもきっちりとした祖母の言葉を胸に刻んで大きくなった美帆…のはずだったが、就職して1年。御厨美帆(24)は東京・下町の実家を出て、憧れの都内のおしゃれエリアで一人暮らしをスタートした。家賃は9万8000円。学生時代から付き合っているイケメン彼氏とラブラブに過ごし、雑用だけど仕事も順調、将来のための貯蓄などには考えも及ばず、好きなもの、好きなグルメ、好きなファッションに包まれる毎日。祖母の言葉などすっかり忘れ、社会人ライフを満喫していた。

しかしあるとき、暗雲が立ち込める。美帆の勤める会社で最も信頼でき憧れの存在でもある先輩の街絵さんが病気で倒れ、そのまま会社を辞めることになる。胸にぽっかりと穴が開く美帆、そんな美帆を優しく彼氏が包み込んでくれると思いきや、学生から社会人になり2人の間に隙間風が。
そんな中、「私は本当にこのままでいいのだろうか」と悩める美帆に、ある偶然の出会いが訪れる。そして美帆の人生が少しずつ変わり始めることに。

いっぽう、御厨家では、夫の遺産1000万円をコツコツと増やし目標を達成したものの、逆に生きがいを失ってしまった祖母。さらに定年間際の無口な夫とギクシャクし熟年離婚も脳裏をよぎる上、突然病気の宣告を受けてしまう母など、女性たちが人生の岐路を迎えていた。
「私たちは何のためにお金を稼ぎ、何のために貯蓄するのか?」
御厨家の女性たちは目の前の現実とどう向き合い、克服していくのか。

番組情報

『三千円の使いかた』(全8話予定)
東海テレビ/フジテレビ系
2023年1月7日(土)~2月25日(土)
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分(予定)

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