葵わかなが1月期ドラマ『三千円の使いかた』で自分と同じ“等身大の24歳”に挑む「気合を入れすぎずナチュラルに」

ドラマ
2023年01月05日
『三千円の使いかた』
『三千円の使いかた』御厨美帆(葵わかな)©東海テレビ

2023年1月7日(土)からスタートするドラマ『三千円の使いかた』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)で主人公・御厨美帆を務める葵わかなのインタビューコメントが到着した。

このドラマは、姉妹、母、祖母という御厨家の三世代の女性たちが、それぞれ直面する人生の悩みに正面から向き合い、コツコツ節約をして貯金し、その夢をかなえるために奮闘する物語。

原作は「読めばお金がたまる!」と話題になり、去年の発売開始以降各所で話題を呼び累計76万3千部を突破 (2022年12月2日現在) している原田ひ香の人気小説。節約や貯蓄にまつわるちょっと得するエピソードだけでなく、女性三世代の悩みがリアルに描かれ、「共感できる!」と女性の支持を集めている。

本作で葵が演じるのは、御厨家の次女・御厨美帆。東京の下町出身で、就職を機に実家を出て憧れだったおしゃれエリアのマンションで一人暮らしを始めた。IT関連会社で働いていてそこそこ給料はいいが、節約等には無頓着で貯金はほとんどなし。「今が楽しくなきゃ意味なんてない!」と言わんばかりに、すてきな彼との憧れの社会人ライフを送っているが、ある出来事をきっかけに自分の人生を見つめ直すことになる。

◆オファーを受けたときの感想を教えてください。

最初にタイトルを聞いて、「どんなドラマなんだろう?」と、とても興味が湧きました。そのあと原作も台本も読ませていただいたんですけれど、すごくリアルだなと思いました。
私が演じる御厨美帆は実際の私と同じ年齢で、人生や将来についてまだ何も考えていないような女の子。同世代の友達と話していても、「24歳って、実際にこんな感じだよね」という共感しかありませんでした。
そして美帆はある決断をして、徐々に成長していくのですが、その階段の上り方も非常にリアルだと思います。24歳という年齢は将来について考え始める、まさに適齢期。ここから美帆がどのような人生を歩んでいくのか、本当に続きが気になる台本でした。

◆御厨美帆を演じる上で、心がけていることは?

美帆はまだ将来についてあまり考えていないキャラクターですが、同時に素直に喜んだり悲しんだり、頑張ることを恥ずかしいなんて思わない、ピュアな部分のある女の子。
私はどちらかというとしっかりして見られることが多いので、あまりそう見えないよう演じています。気合を入れすぎず、ナチュラルに…。同年代の役でもあるし、作り込むよりも、「素の24歳の私」が出せたらいいです。そういう意味では気負わずに、あえて肩の力を抜かなきゃいけないなと思います。

『三千円の使いかた』
『三千円の使いかた』御厨美帆(葵わかな)©東海テレビ

◆今回のドラマは家族のさまざまなお話に、お金が関わってきますね。

普段友達と話していても、お金のことはもちろん将来についてなんて、まだ話題にも出てこないんですが、自分だってどこかのタイミングで将来設計や貯蓄についてきちんと考え始めるんだろうなと、台本を読みながら感じました。ホームドラマですから殺人事件みたいな衝撃的な展開はありませんが、例えば母親が熟年離婚で思い悩んだりしたら、家族にとっての大事件ですよね。そしてそこにもお金が関わってくる…。母親だけでなく、親子三世代がさまざまな悩みを乗り越えていくので、誰もが自分に置き換えて楽しむことのできるドラマだと思います。

◆葵さんご自身は、お金とはどのように付き合っていますか?

貯金に関しては特に目標はなく、取りあえず貯めているというタイプです。最近断捨離もして、今は物を買う際も本当に必要かどうかを自分に問い直してから買っています。
先日も誕生日に頂いたボディクリームがとても良くて、でもちょっと高いんですね。もちろん買えないわけではないのですが、普段使いにはぜいたくすぎるような気がして…。それ以来、「自分にとって最適なボディクリームって、どれくらいの物なんだろう?」と、ずっと考えています(笑)。ただ、そうしたバランス感覚はお金を貯めたり使ったりする際に、とても大切なんだろうなと感じています。

『三千円の使いかた』
『三千円の使いかた』御厨家 ©東海テレビ

◆撮影現場はどんな雰囲気ですか?

御厨家を中心としたストーリーなので家族そろってのシーンが多いのですが、撮影をしていてもほっこりするというか、「本当にこういう家族がいるんじゃないだろうか」「別の世界では、自分はこの人たちと本当の家族なんじゃないだろうか」と思えるほど、楽しく撮影させてもらっています。
それと家族の中でいろいろな問題が起こるのですが、それに対しておばあちゃんである琴子だけが寛容で、大きな心でハグしてくれるんです。最高のおばあちゃんなんですが、琴子を演じられる中尾ミエさんが、まさにそんな方! 大先輩ではあるのですが、「先輩感」をあまり感じさせないフランクさもすてきで、中尾さんが現れると現場が明るい雰囲気に包まれます。

◆第1話の見どころを教えてください。

物語の始まりでもあり、美帆の人生の始まりともいえる回です。ちょっと意外な演出もあるし、将来についてあまり考えていなかった美帆が、あるきっかけから変わり始めるというところが一番の見どころだと思います。そこも含めて、共感してくださる方が絶対いるのではないでしょうか。ここから物語がどう進んでいくのか、美帆の挑戦はもちろん、家族それぞれがいろいろな決断をすることになっていくので、応援していただけるような物語にするために頑張ります!

ストーリー

「人はね、三千円の使いかたで人生が決まるの」。
御厨美帆(葵わかな)が子供の頃から祖母・琴子(中尾ミエ)から言われた言葉。24歳になり憧れの一人暮らしをはじめた美帆は、そんなことなど忘れ人生を謳歌していた。

IT企業に勤め同世代の中では給料もよく、自慢の彼氏と幸せに暮らす毎日。しかし順風満帆に見えた美帆の人生に、自分自身の生活を見直す転機が訪れる。さらに美帆の姉・真帆(山崎紘菜)や母の智子(森尾由美)ら御厨家の面々にも、それぞれが自身の人生について深く考える出来事が起こる。

番組情報

『三千円の使いかた』(全8話予定)
東海テレビ/フジテレビ系
2023年1月7日(土)~2月25日(土)
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分(予定)

©東海テレビ