3月27日（月）に放送される中村雅俊主演の4Kドラマ『おもかげ』（BS4K 午後9時～10時59分）に、浅田美代子、三田佳子、余貴美子、さとうほなみ、不破万作、モロ師岡、宅麻伸、前田亜季、板橋駿谷の出演が決定。中村、浅田、三田、余、さとうからコメントが到着した。
原作は浅田次郎による同名小説。孤独を抱えながら昭和の復興期を生きてきた竹脇正一（中村）は、65歳で定年を迎えた日に、地下鉄の車内で倒れてしまう。病院の集中治療室に運び込まれ生死の境をさまよう中、次々に現れる謎の女性たちと奇妙な体験を重ねていくことに。
忘れようとしていた記憶、女性たちの言葉。全ての点がつながった時、物語は感動のクライマックスを迎える。本作では中村雅俊を主演に据え、ノスタルジーとミステリーの入り混じる世界感を4Kでダイナミックに描く。
このたび、新たに9名の出演が決定。正一の妻・節子役を浅田美代子、正一を病院から連れ出す謎の女性マダム・ネージュ役を三田佳子、正一と一緒に過去を巡る2人目の謎の女性・入江静役を余貴美子、正一と一緒に過去を巡る3人目の謎の女性・峰子役をさとうほなみ。
さらに、正一が運び込まれた病院で隣のベッドに横たわる老人・榊原勝男役を不破万作、正一と同じ児童養護施設で育った幼なじみ・永山徹役をモロ師岡、正一が務める商社の社長・堀田憲雄役を宅麻伸、正一の一人娘・大野茜役を前田亜季、茜の夫・和志役を板橋駿谷が務める。
発表にあたり、浅田は「久しぶりの小林組、中村雅俊さんとの共演、現場は内容とは違い、いつも笑顔にあふれ、楽しかったです。良い作品に出会えて幸せです」と。
三田も「小林聖太郎監督の作品への思いや、役柄についての意見交換も重ね、不思議で面白い役づくりができたと思います。リアルとファンタジーのはざまでどんなふうに仕上がるか、期待でいっぱいです」と語った。
また、中村は「あと一年でキャリア半世紀を迎える小生ですが、さすがに今回は、久しぶりに大変な山をいくつも越えることになりました。おかげさまで、かなりの充実感、達成感、幸せに似た満足感を味わうことになりました。こうなったらぜひ皆さん！ 見てください！」と呼びかけた。
中村、浅田、三田、余、さとうによるコメント全文は以下を参照。
中村雅俊 コメント
あと一年でキャリア半世紀を迎える小生ですが、さすがに今回は、久しぶりに大変な山をいくつも越えることになりました。原作の浅田次郎さんが明言しているように、映像化が難しい作品ということです。
加えて今回は、撮影そのものが大変の繰り返しでした。おかげさまで、かなりの充実感、達成感、幸せに似た満足感を味わうことになりました。
つまりは、参加して良かったということです。こうなったらぜひ皆さん！ 見てください！
それが一番の希望です。
浅田美代子 コメント
これから、ゆっくりと楽しく暮らす予定だった熟年夫婦。突然夫が倒れ意識不明に…
浅田次郎さんの原作の不思議感…
つらい過去を夢？ の中で克服していく夫。
きっとこの夫婦はこれから、また新しく結婚生活を続いていくだろう…
久しぶりの小林組、中村雅俊さんとの共演、現場は内容とは違い、いつも笑顔にあふれ、楽しかったです。良い作品に出会えて幸せです。
三田佳子 コメント
原作・浅田次郎「おもかげ」のドラマ化です。
「この役は三田さん以外に考えられない」と口説かれて、出演を決めました。
小林聖太郎監督の作品への想いや、役柄についての意見交換も重ね、不思議で面白い役づくりができたと思います。リアルとファンタジーのはざまでどんなふうに仕上がるか、期待でいっぱいです。
浅田次郎先生もスタジオまで表敬訪問してくださり、とても楽しみにしておられました。
余貴美子 コメント
小林聖太郎監督の丁寧に優しく、物語を紡いでいく演出。久しぶりにご一緒させていただいた中村雅俊さんの悲哀たっぷりの演技を感じながら、豊かな時間を過ごしました。真冬に撮影した、しびれるような寒さの真夏のビーチ、戦後の銀座線、スタジオに砂を敷いた舞台のようなセット。もうワクワクして、ホントに楽しみでしょうがない。
さとうほなみ コメント
竹脇正一という一人の男性に起こる不思議な世界観。そこへ誘う３人の女性の一人、峰子を演じさせていただきました。
原作を読ませていただき、作中では「峰子はおうような人物」との記載がありとても引かれました。初日の撮影で、小林監督から「峰子どうしようかねー？」と言っていただけたので監督との答え合わせをしながら、私なりにおうような峰子を楽しませていただきました。
温かく不思議な『おもかげ』をぜひお楽しみにお待ちいただければと思います。
番組情報
4Kドラマ『おもかげ』
BS4K
2023年3月27日（月）午後9時～10時59分
©NHK
