前田敦子主演『ウツボラ』第1話がYouTubeで無料先行配信 原作者・中村明日美子のコメントも到着

ドラマ
2023年03月17日
連続ドラマW-30『ウツボラ』

前田敦子主演の連続ドラマW-30『ウツボラ』(WOWOWプライム/WOWOWオンデマンド)が、3月24日(金)午後11時30分より放送・配信スタート。これに先駆け、第1話がWOWOW公式YouTubeチャンネルで無料先行配信された。

原作は「同級生」シリーズなどで知られる漫画家・中村明日美子によるサイコサスペンス。連載当時、ミステリアスな展開と官能的な描写が話題を呼び、「このマンガがすごい2011」第7位にランクインした同作は、完結後も読者による考察が繰り広げられるなどカルト的な人気を誇っている。

ある日、謎の死を遂げた美しい女性「朱」。彼女と入れ替わるように、人気作家・溝呂木の前に、朱の双子の妹と名乗る「桜」が現れる。実は溝呂木は、朱の小説「ウツボラ」を盗用していた。「ウツボラ」の原稿を持つ桜はある提案を持ちかけ、溝呂木はやがて深い闇へと追い詰められていく。一方で、刑事たちは朱の死の真相を追っていた。果たして、事件の真相とは。

主演の前田敦子が「朱」と「桜」を一人二役で演じ、「朱」と「桜」に翻弄される作家・溝呂木舜役には、北村有起哉。溝呂木の作家としての才能にほれ込みつつも、彼の盗作を疑う担当編集者・辻真琴役に藤原季節。さらに、平祐奈、おかやまはじめ、武田航平、雛形あきこ、渡辺いっけいらが共演する。

桜散る季節の夕刻。執筆に頭を悩ませる、スランプ中の作家・溝呂木舜(北村)の元に一本の電話が入る。それは、藤乃朱(前田)がビルから飛び降りて自殺したという知らせだった。顔の潰れた死体となり横たわる朱の姿にショックを隠せない溝呂木。彼の前に、朱とそっくりな顔の女・三木桜(前田/二役)が現れる。彼女はなぜ、溝呂木の前に現れたのか。

一足早く全8話を鑑賞した原作者の中村は「見始めたら止まりませんでした。自分で描いた物語なのに、次の展開も知っているのに、血の通った俳優さんたちが演じることでその臨場感に巻き込まれるというか。巻き込まれる心地よさをたっぷり味わいました」とコメントしている。

なお、第1話の無料先行配信に合わせて、WOWOWオリジナルドラマ公式Twitterでは、キャストのサイン入りポスターや原作者・中村明日美子のサイン入り原作本が当たる感想投稿キャンペーンを実施する。

また、1話3分で漫画アプリのように楽しめるショートドラマ配信アプリ「BUMP」とのタイアップも決定。ドラマ本編第1話を縦型ショートドラマとして特別編集し、3月19日(日)より「BUMP」内で順次公開される。原作者・中村のコメント全文は以下掲載。

連続ドラマW-30『ウツボラ』
原作者:中村明日美子コメント

◆ドラマを鑑賞しての感想

見始めたら止まりませんでした。
自分で描いた物語なのに、次の展開も知っているのに、血の通った俳優さんたちが演じることでその臨場感に巻き込まれるというか。
巻き込まれる心地よさをたっぷり味わいました。

◆原作ファン、視聴者へのメッセージ

「ウツボラ」は世界観に浸る物語です。
耽美的な物語と言ってもいいかもしれません。
それでいて登場人物は人間臭くて涙もろくていつも必死です。
現実の中の非現実ではなく非現実の中の現実。
原作漫画を読まれた方も、このドラマで初めて「ウツボラ」の世界に触れた方も、
誰かのどこかに共感して彼らが選んだ道筋のその先を見届けていただけたらうれしいです。

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