大河ドラマ『光る君へ』高畑充希、見上愛、三浦翔平、永山絢斗、坂東巳之助、本郷奏多が出演決定【コメントあり】

ドラマ
2023年05月23日
『光る君へ』©NHK

吉高由里子が主演を務める大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合ほか 2024年放送)に、新たに高畑充希、見上愛、三浦翔平、永山絢斗、坂東巳之助、本郷奏多の出演が決定し、6名と作者の大石静よりコメントが到着した。

大河ドラマ第63作は「源氏物語」の紫式部を主人公とする『光る君へ』。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した紫式部の一生を描く。

主人公の紫式部を演じるのは吉高由里子。柄本佑が当時の最高権力者・藤原道長を演じ、『功名が辻』(2006年)以来の大河ドラマとなる大石静が脚本を手掛ける。

そんな本作に、新たに6名の出演が決定。道隆(井浦新)の長女・藤原定子役を高畑充希、道長の長女・藤原彰子役を見上愛、道隆の嫡男・藤原伊周役を三浦翔平、伊周と定子の弟・藤原隆家役を永山絢斗、64代天皇・円融天皇役を坂東巳之助、65代天皇・花山天皇役を本郷奏多が務める。6名が演じる役柄の詳細とコメントは以下を参照。

藤原定子役・高畑充希
『光る君へ』©NHK

<役柄>
道隆の長女。一家の繁栄を願う父の思いを一身に負い、年下の一条天皇に入内する。清少納言らが集う、才気にあふれたサロンを作り上げ、一条天皇の最愛の妃となるが、悲運に見舞われる。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

華やか、知的、愛され気質。藤原定子、という女性を調べれば調べるほど、プレッシャーが私の肩に重くのしかかってきています(笑)。
でも、それと同時に、調べれば調べるほど、彼女に魅了されている自分も居ます。
ドラマの中で長い期間彼女を演じさせていただけることで、私自身も明るい方向へと引き上げてもらえるような、そんな予感がしています。
清少納言との密なやりとりもとても楽しみなので、いま偶然違う作品でご一緒できているウイカさんと、今から密に関係性を作っていけたら。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

以前『軍師官兵衛』に少しだけ出演させていただいたのですが、岡田(准一)さん、中谷(美紀)さんはじめとする先輩方にとても優しくしていただいた思い出があります。
和気あいあいとした現場とは打って変わって、画面の中には重厚で緊張感のある空間が広がっていました。
今回はきらびやかな平安、ということでどんな空気の現場になるのだろう、と少し緊張していますが、友人でもある座長の吉高さんにしっかりついてゆきたいと思います。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

衣装がとにかく楽しみです。
お着物を着させていただく機会は今までのお仕事でも幾度もありましたが、平安時代のお衣装は初めて。
セットも含めてとてもきらびやかになる、と伺ったので、色使いや素材など、早く手に取り、身にまとってみたいです。
でも、とても重量がありそうなので、体幹だけは鍛えておかなくては、と思っています。

◆古都京都の印象や思い出

私自身大阪出身ということもあり、京都は幼い頃からとても身近な存在でした。
いまだに理由もなくフラッと立ち寄ることも多いですが、景色や建造物、漂う凛とした空気感に癒やされ、グッと気持ちを新たにしてもらえる、私にとってとても特別な場所。
1000 年前の京都は、どんな空気だったのだろう、と妄想するだけでわくわくします。
今回京都ロケもあるそうなので、そちらもとても楽しみです。

藤原彰子役・見上愛
『光る君へ』©NHK

<役柄>
道長の長女。幼いうちに一条天皇に入内し、定子と競う立場となる。紫式部(まひろ)は才を見込まれ、彰子の元に宮中女房として出仕する。彰子は、一条天皇にふさわしい妃になろうと努力を重ねる。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

彰子は、かわいらしい姫のころ入内し87歳まで生きて、政治上のゴッドマザーとも呼ばれる存在になっていった人物です。時には父親の意見にも反対し、紫式部とは師弟関係を超えて友情に近いものを築きました。優しさと誠実さを持ち合わせた、聡明な女性という印象です。
1,000年前の空気を感じながら精いっぱい演じられたら、と思います。
大石先生の紡いだ言葉を、素晴らしいキャストの皆様と交わせる日が楽しみで仕方ありません。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

大河ドラマには初出演です。
日曜日の夜、家族団欒の時間に、いろいろな時代に思いを馳せられるドラマという印象で、そこに自分が参加できることが、とてもうれしく思いながらも緊張しています。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

大河ドラマは衣装やセットが豪華な印象で、1,000年前の人物を演じる準備(所作など)も楽しみです。

◆古都京都の印象や思い出

京都は修学旅行や撮影、舞台の公演で何度か訪れたことがありますが、その度に新しい発見のある場所だと感じています。
高校生の時は、金閣寺のきらびやかさに目を引かれ、お茶菓子のおいしさに心躍らせていました。が、大人になってから訪れると、銀閣寺に引かれたり、京野菜や和雑貨に目が行ったりして、同じ街を歩いていても、その時々で見える表情の違うところが京都の面白さだな、と思います。

藤原伊周役・三浦翔平
『光る君へ』©NHK

<役柄>
道隆の嫡男。才色兼備の自信家の青年。若くして、父の引き立てによりスピード出世を果たす。父亡き後は、妹の定子への一条天皇の寵愛を頼りに、道長と火花を散らすライバルとなる。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

伊周は、直情的な一面や、人に取り入ることが苦手な不器用な部分もあり、光源氏とはよもやと言われるような貴公子ではありますが、どこか人間的な弱さがあるような印象です。
道長たちとの政権抗争に身を投じ、追い込まれていく様をどのように演じていくか、大石先生の描く伊周をしっかりイメージして演じていきたいと思います。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

大河ドラマ出演は初めてです。
古くから歴史があり、非常に丁寧に作り上げている印象です。
中でも学生のときに見た『新選組!』がすごく記憶に残っております。

◆およそ1,000 年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

セットはもちろん楽しみです。
また、平安時代と現代との違いがどのくらいあるのか、逆に、現代と同じようなところはあるのか、同じ人類でも、1,000年もの時を経るとどのように変わっていくのか全てが楽しみです。

◆古都京都の印象や思い出

初めて京都に訪れたのは、学生のころでしたが、二十代前半の時にお寺巡りをすることがあり、さまざまなところに行きました。
関西での撮影でオフがある際は必ず京都に行きます。歴史を感じる街並みだったり、おいしいご飯もたくさんあったり大好きです。

藤原隆家役・永山絢斗
『光る君へ』©NHK

<役柄>
伊周、定子の弟。兄と同じく、道長との闘いの末、一家没落の憂き目を見るが、冷静かつ闊達な性格で乗りこえていく。のちに大宰府に赴任し、大陸から攻めてきた刀伊(とい)と対峙することに。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

藤原道長の甥、藤原隆家を演じさせてもらうことになりました。
平安時代なんて初めてですし、めったに生きることはできないので、長丁場の撮影になりますが、最後まで強い気持ちで参加しようと思います。
煌びやかなセットや衣装、今回は弓や乗馬の稽古もあるので楽しみで仕方ありません。
皆様の記憶に残るような大河ドラマになるように尽力いたします。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

『いだてん』に続き今回が2回目です。

円融天皇役・坂東巳之助
『光る君へ』©NHK

<役柄>
64代天皇。道長の姉・詮子が入内し、懐仁(のちの一条天皇)をもうける。道長の父・兼家は、孫の懐仁を一日も早く天皇とし、外祖父として権力を握ろうとする。譲位を勧められた円融天皇は悩むことに。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

光栄にも円融天皇のお役を勤めさせていただきます。
私が日頃立たせていただいている歌舞伎の舞台をはじめとして、物語の中の天皇というのは時代の象徴として描かれる事が多いように思います。しかし、歴代天皇お一人お一人に当然の事ながら一人の人間としての人生・ドラマがあったわけですし、今回脚本を読ませていただいてそういった部分に重点を置いて描かれる印象を受けました。
人間としての円融天皇の姿を描き出せるよう精いっぱい勤めたいと思います。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

歌舞伎界の諸先輩方・仲間たちも数多く出演されている大河ドラマに初めて出演させていただける事になり、とてもうれしく思っております。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

舞台では体験できない、映像ならではの写実に描かれる平安の世界に身を置ける事がとても楽しみです。

◆古都京都の印象や思い出

数年前に京都の歴史を探るテレビ番組に出演させていただいておりました。
歌舞伎公演で行った際にはなかなか訪れることのできない、歴史あるお寺や神社に実際に伺って京都にまつわるさまざまなお話を聞かせていただいたことは私にとって財産であり、よき思い出でもあります。

花山天皇役・本郷奏多
『光る君へ』©NHK

<役柄>
65代天皇。東宮(皇太子)のころから、紫式部(まひろ)の父・為時による漢籍の指南を受ける。即位後、兼家の孫である懐仁が東宮となったために、早々の譲位を画策され、大事件が起きる。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

花山天皇という役を演じさせていただきます。
変わりものである印象も受けますが、若いながらも積極的で面白いキャラクターだと感じました。
波瀾万丈な人生を生きた人物であるため、様々な状況や立場を演じることでしょう。いろいろな表情を見せられるよう、楽しみながら演じたいと思います。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

『麒麟がくる』で初めて大河ドラマに出演させていただきました。
関白という立場だったので、俳優として大先輩である方々から頭を下げられるシーンも多く、なんとも言えない不思議さがありました。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

セットだけでなく、さまざまな地方でもロケがあると聞いています。行ったことのない場所にも何か所か行けそうなので、とても楽しみです。また、天皇という立場は初めてなので、所作やしきたりなど勉強できたらと思います。

◆古都京都の印象や思い出

『カムカムエヴリバディ』の撮影などで、京都は何度か訪れたことがあります。
古き良き情景が残るすてきな土地ですので、舞台となるのがうれしいです。

作/大石静 コメント

<高畑充希=藤原定子>
高畑充希さんは、今乗りに乗っている女優さんで、ご一緒できてうれしいです。夫・一条天皇への愛と、一族の隆盛の一翼を担う使命に引き裂かれる定子を、きっとリリカルに演じてくれるでしょう。楽しみしかないです。

<見上愛=藤原彰子>
新人なのに“華”と“押し出し”がスゴイ女優さんです。紫式部の影響を受けつつゆっくりと自我を確立する彰子という難しい役ですが、きっと見事にやってのけると思います。

<三浦翔平=藤原伊周>
父親がもう少し長く生きていたら、間違いなく政権の頂点に上り詰めていたであろう伊周の、不運ではかない生涯を、華麗にいたましく演じてくれるでしょう。三浦さんとは何度もご一緒していますが、今回は今までのイメージをくつがえす新しい顔を見せてほしいです。

<永山絢斗=藤原隆家>
何でもできる名優です。今回は激しい感じが見たいですね。むちゃくちゃにさく裂する永山さんが出るように書きたいと思っています。兄・伊周とは対照的な隆家を、どんなふうに演じてくれるか楽しみです。

<坂東巳之助=円融天皇>
歌舞伎役者ならではの美しい立ち居振る舞いで、円融天皇の誇り高さと孤独を、どういうふうに演じてくれるか楽しみです。友人でもあり、もっとも尊敬する役者さんだったお父様、亡き坂東三津五郎さんに、巳之助さんもオオイシも褒めてもらえるよう、一緒に頑張りたいです。

<本郷奏多=花山天皇>
花山天皇は女好きなうつけとも言われますが、理想の治世を打ち出した果敢な天皇であったともいわれます。その落差を、本郷さんに思い切り演じてほしいです。

番組情報

大河ドラマ『光る君へ』
NHK総合ほか
2024年1月放送スタート

公式Twitter:https://twitter.com/nhk_hikarukimie

©NHK