『VIVANT』チンギス役“バルサー”バルサラハガバ・バトボルドは日本のアニメ好き「ワンピースや呪術廻戦が好き」アパレル経営者の顔も

ドラマ
2023年09月02日
『VIVANT』©TBS

日曜劇場『VIVANT』(TBS系 毎週日曜 午後9時)の第8話(9月3日(日)放送)を前に、バルカ警察の警察官のチンギスを演じるバルサー(バルサラハガバ・バトボルド)のインタビューが到着した。

本作は、『半沢直樹』をはじめ数々の大ヒットドラマを世に送り出してきた福澤克雄が原作・演出を手掛ける最新作。主演の堺のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司という全員主役級、日曜劇場史上最も豪華な主要キャスト陣をはじめ、総勢42人の豪華俳優陣が出演する。

8月27日放送の第7話で、乃木(堺)たち別班はテントの会合に潜入し、ノコル(二宮和也)を捕らえた。しかし、乃木は次の瞬間、別班の仲間を次々と狙撃するという衝撃の行動に出た。

9月3日放送の第8話では、別班、ひいては国を裏切ってまでも乃木が果たしたい“想い”、そして父・ベキ(役所)との40年越しの再会が描かれる。別班を裏切った乃木、テントのリーダー・ベキ、幹部としてベキを支えてきたノコル、それぞれの想いが絡み合い、予測不能な物語が紡がれる。

『VIVANT』©TBS

◆日本のファンの皆さんにバルサーさんのことをもっと教えていただけますか?

私の名前はバルサラハガバ・バトボルドというモンゴルの俳優です。皆さん、私のことを“バルサーさん”と呼んでくれます。妻と3人の子供と一緒に暮らしていて、俳優の仕事以外にも、アパレルブランドの会社を経営しています。
休日にはよく自宅で絵を描いていますね。日本のアニメもよく見ますよ。特に『ワンピース』や『呪術廻戦』が好きです。

◆『VIVANT』の出演が決まったときのお気持ちと放送後の反響をお聞かせください。

2022年10月に『VIVANT』のオーディションを受けまして、11月からは別のハンガリー映画の撮影現場にいたのですが、そこでチンギス役に選ばれたというお話を頂いて、とても喜びました。
モンゴルではまだ『VIVANT』は放送されていませんが、日本で放送が始まった後に来日する際、飛行機の中で、日本の方に「チンギスさん、一緒に写真お願いします!」と声をかけられました。東京のレストランで食事をしていたときも、たくさん声をかけてもらいました。こうやって私が皆さんに知られるようになったのは『VIVANT』のおかげです。本当に感謝しています。

◆撮影現場でのエピソードを聞かせてください。

日本の撮影チームの皆さんは本当に優しくしてくださって、撮影チームの方だけかと思っていたら、日本人はみんな優しくて驚きました。
私は2月26日が誕生日なのですが、その翌日に福澤(克雄)監督をはじめ、キャストの皆さんが私にサプライズをしてくださって、一生の思い出になりました。
モンゴルでの撮影の時には私が空港へ迎えに行きました。海外からこんなに大勢が来るということでうれしく思ってはいたのですが、その半面、慣れないモンゴルの環境、食事で皆さんが体調を壊さないか心配でした。なので皆さんが無事にモンゴルでの撮影を終えた時は、本当にうれしく思いましたし、感動しました。
長い期間一緒だった俳優さん、スタッフの皆さんと撮影が終わって離れるのはとても寂しいです。

◆チンギスという役を演じるに当たり、どんなことを意識しましたか?

福澤監督とは、「このシーンではこうしよう」など、たくさんお話をしました。当初、監督から「長い髪はそのままで演じてください」と言われたんです。私は警察なのに髪が長いのはどうかなと思ったので、それを話したら、監督は「チンギスは他の警官とは違う特別な存在だから問題ないし、長髪の方が恐ろしさが出る」と言ったんです。スキンヘッド案も出たりしましたが、次に出演する作品も決まっていたので、今のような形になりました。

『VIVANT』©TBS
『VIVANT』©TBS

◆共演者や福澤監督の印象はいかがですか?

日本人のキャストの皆さんは本当に素晴らしいと思いました。特に役所広司さんは幼い頃から出演されている映画を見て憧れていたので、ご一緒できたことが夢のようです。また、阿部寛さんとは同じシーンも多く、たくさんお話ができました。台本を読んで、私なりにいろいろと想像してみるのですが、チンギスという役から見た野崎は阿部さん以外考えられなかったと思います。
福澤さんはとても素晴らしい監督です。視聴者をどこで感動させるか、どこでワクワクさせるかを熟知している方です。それにやりたいと決めたら、それを実現する粘り強さを持つ方だとも思いました。モンゴルでの撮影は移動時間も長く、皆さんクタクタになっていましたが、福澤監督を中心に誰も弱音を吐かずに毎日一生懸命に頑張っている姿が印象的です。皆さんを引っ張る監督を見て、モンゴルチームも“自分たちも頑張ろう”と勇気をもらっていました。

◆日本での思い出をお聞かせください。

日本は以前から行ってみたいと思っていた国です。日本の文化と歴史にとても興味がありましたし、サムライと忍者が出る映画は昔から見ていました。ですので、日本へ行くと思っただけでワクワクしていました。

◆チンギスの登場を楽しみにしている日本のファンにひと言お願いします。

『VIVANT』は最終回まで、皆さんが想像もできない展開が次から次へと巻き起こりますので、ぜひ最後まで見ていただきたいと思います。チンギスもこれだけでは終わりません!

『VIVANT』©TBS
『VIVANT』©TBS

番組情報

日曜劇場『VIVANT』
TBS系
毎週日曜 午後9時~9時54分

※「Paravi」「U-NEXT」での配信あり

<キャスト>
堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ
竜星涼、迫田孝也、飯沼愛、山中崇、河内大和、馬場徹、Barslkhagva Batbold、Tsaschikher Khatanzorig、Nandin-Erdene Khongorzul、渡辺邦斗、古屋呂敏、内野謙太、富栄ドラム、林原めぐみ、櫻井海音、Martin Starr、Erkhembayar Ganbold、真凛、水谷果穂
井上順/林遣都、高梨臨、林泰文、吉原光夫、内村遥、井上肇、市川猿弥、市川笑三郎、平山祐介、珠城りょう、西山潤
檀れい、濱田岳、坂東彌十郎、橋本さとし
小日向文世、キムラ緑子
松坂桃李/役所広司

<スタッフ>
プロデューサー:飯田和孝、大形美佑葵、橋爪佳織
原作・演出:福澤克雄
演出:宮崎陽平、加藤亜季子
脚本:八津弘幸、李正美、宮本勇人、山本奈奈
音楽:千住明
製作著作:TBS

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/VIVANT_tbs/
公式Twitter:@TBS_VIVANT
公式Instagram:@tbs_vivant

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