駒木根葵汰&塩野瑛久が越山敬達の“虫嫌い”エピソードを明かす『天狗の台所』記者発表

ドラマ
2023年09月28日
『天狗の台所』記者発表 左から)塩野瑛久、駒木根葵汰、越山敬達

10月5日(木)スタートの新木曜ドラマ23『天狗の台所』(BS-TBS、BS-TBS 4K 毎週木曜 午後11時~11時30分)の記者発表会が行われ、駒木根葵汰、塩野瑛久、越山敬達が登壇した。

原作は月刊漫画誌「アフタヌーン」(講談社)で2021年より連載されている、田中相著の同名コミック。単行本は重版が決定するなど、この先の物語の展開にも期待が高まっている。

ある日、自分が“天狗の末裔”だと知らされたNY育ちの少年・オン(越山)。天狗のしきたりにより、14歳の1年間、日本で暮らす兄・飯綱基(駒木根)と隠遁生活を送ることに。天狗といっても特別な力はなく、基の関心は専ら、日々の食と素朴な暮らしに向けられていた。

ある時、基の背中には天狗の末裔でも珍しい、“羽が生えている”ことを知ったオン。また、基の飼い犬むぎが話しかけてきたことにより、自分にも動物としゃべれる特殊な能力があることに気づく。そんな天狗の兄弟と基の幼なじみ・愛宕有意(塩野)ら仲間たちの、ファンタジックでおいしいスローライフが描かれる。

駒木根は、共演する塩野の印象について「陽気な明るい方と思っていたら、現場で3人でいる時にお兄ちゃんのように温かく接してくれて。そして敬達の扱い方がすごくうまくて、手のひらで転がすかのようでした(笑)。ちゃんと年頃の中学生の扱いが分かっていて、すごく尊敬しています」と。

塩野は、そんな駒木根の言葉に「有意の役どころもあって、自然とそうなっていたんだと思います(笑)。僕から見たら2人(駒木根・越山)の相性がバッチリで、いじりいじられな関係性がうらやましい」と明かした。

約1か月間、静岡で行われたという撮影。駒木根は「毎日撮影をしていて、みんなが同じ場所に帰って、同じご飯を食べてっていう密度の濃い時間だった。敬達にとっては夏休みの期間でもあったので『いい夏休みになったらいいね』なんて話しながら、みんなで楽しく生活していました」としみじみ。

オーディションでオン役を勝ち取った14歳の越山は初めての記者発表に緊張気味。撮影を振り返り、「田舎での生活は慣れないことばかりで、初日から『帰りたいな』と内心思ってました」と告白しながらも、「すごく楽しい夏休みでした!」と笑顔を見せた。

塩野は東京と静岡を行き来していたと言い、「移動はきつかったですが、有意を疑似体験できたのかなと思いつつ、楽しい1か月間でした。東京に戻って来て、『やっと帰って来た』と思いましたし、静岡では『やっと来たな』と思ったり。2人がずっと頑張っていたので、見守るような気持ちでいました」と明かした。

『天狗の台所』記者発表 左から)塩野瑛久、駒木根葵汰、越山敬達

さらに越山は“虫嫌い”だといい、駒木根が「敬達が涙するのを(撮影現場で)3回は見てます」と告白。塩野も「川に水を汲みに行くシーンがあったんですが、足場が悪い中での撮影でも虫を見つけた瞬間に暴れ回るんです(笑)。こんなに虫に拒否反応を示す子を見たのは初めて」と回想し、越山は「だんだん虫に慣れましたが、今でも虫を見ると発狂します」と苦笑い。

多くの料理が登場するのも見どころとなっている本作。駒木根は実際に水餃子を作成したと言い、「友人や恋人、家族でも作る工程から楽しめると思うので、皆さんにお薦めしたい料理の一つです」とアピール。さらにおいしかった料理としてチャーハンを挙げ、「1年分の量のチャーハンを食べたっていうぐらいおいしかったので注目して見てもらいたいです」と語った。

塩野が「差し入れで頂いたジャガイモがおいしくて」と話すと、越山も「おいしかったです!」と目を輝かせながら賛同。そんな越山は撮影で出てきたスイカを、塩野の分まで食べてしまったことを駒木根に暴露され、赤面しながら「最初は塩野さんのだと思っていなくて…、でも食べちゃったのでいいかなと(笑)」と言い、この場で謝罪の言葉を伝えた。さらに、役衣装で登場した3人が、全身コーディネートを1人ずつ紹介する場面も。

本作について、塩野は「敬達自身の成長物語でもあると思います。そしてこのスローライフのゆっくりとした、ドラマでは少し珍しいというか、あまり多くはない間だったり静かな風景だったりとか、そういうものがゆっくりと映し出される映像でもあると思うので、 そのあたりを楽しみつつ、空気感を感じてもらえたらうれしいなと思っております」とアピール。

越山も「ニューヨーク育ちのオンがいきなり田舎に来て、『田舎もいいな』という心変わりをしていくさまを、田舎の美しい風景とともに見てほしいと思います」と。

最後に、駒木根が「僕らが見てきた現場を最大限に引き出したような、自然豊かなロケーション、食欲をそそる食事シーンが出てきます。とにかくできることはすべてやりました。キャラクターの人間性もこの作品の魅力の1つだと思います。皆さんの忙しい生活の中にゆったりとした安らぎをお届けできると思いますので。ぜひ疲れた時に『天狗の台所』を見て心が落ち着いて、皆さんの人生が少しでも豊かになるお手伝いができたら」と視聴者に向けてメッセージを送った。

『天狗の台所』記者発表 左から)塩野瑛久、駒木根葵汰、越山敬達

番組情報

木曜ドラマ23『天狗の台所』(全10話)
BS-TBS、BS-TBS 4Kで同時放送
2023年10月5日(木)スタート
毎週木曜 午後11時~11時30分

<出演>
駒木根葵汰、塩野瑛久、越山敬達
白鳥晴都、市村優汰
村山輝星
浅茅陽子、本田博太郎、角田晃広、渡辺真起子
原田泰造

<スタッフ>
原作:田中相『天狗の台所』(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
脚本:岨手由貴子、山田能龍、天野千尋、熊本浩武、ナラミハル
監督:長島翔 、下田彦太 、林田浩川 、川井隼人
プロデューサー:鈴木早苗、守澤崇、五箇公貴。向井達矢
音楽:VaVa(SUMMIT, Inc.)
製作:BS-TBS maroyaka
制作:ラインバック