

金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』(TBS系 毎週金曜 午後10時~10時54分)の第5話(5月16日(金)放送)を前に、企画・プロデュース・脚本を手掛ける畑中翔太プロデューサーのコメントが到着した。
本作は、日本の訴訟社会化と飽和する弁護士界の実態をテーマに描く、ダークリーガル・エンターテインメント。2000年以降の司法制度改革により、弁護士の数はこの20年で倍以上に急増し、飽和状態となっている。それによって、依頼人からの弁護士費用が主な収入源となる弁護士たちは、弁護士バッジをつけているだけでは食えない世の中になってしまった。そんな時代だからこそ、もしも弁護士が自ら“人々の間に訴訟を起こさせる”存在となってしまったら…。
「Ignite」=“火をつける”。主人公・宇崎凌(間宮祥太朗)が足を踏み入れたのは、その名の通り、“争いの火種”があるところへと潜り込み、人々に訴訟をたきつけ、あらゆる手段を使って原告を勝訴へと導く、界隈では“無法者”として知られている怪しげな法律事務所。まるで弁護士バッジをつけた“法の当たり屋”ともいえる彼らの目的は金か、正義か…。
畑中翔太プロデューサー コメント
【宇崎が中小企業の搾取に立ち向かう】
ピース法律事務所では、新たな火種会議が開かれていた。次々と特許を取り、異常なスピードで急成長している大手ハウスメーカー・ミートハウジング。開発した断熱材のアイデアを同社に盗まれた牧田材木店をターゲットにするべく、宇崎たちは若社長の牧田一也(原嘉孝)への接触を試みた。しかし、轟謙二郎(仲村トオル)が力になりたいと申し出るも、一也はそれを断ってしまう。
それならばと、宇崎と伊野尾麻里(上白石萌歌)、高井戸はミートハウジングに怒りを募らせる職人たちから話を聞くことに。そこで、先代である一也の父・牧田和彦(大石継太)が断熱材の開発後に突然失踪してしまい、一也が会社を継いで必死に再建を図ってきたそうだ。
熱い話に胸を打たれた宇崎は、牧田材木店が先に開発を行った証拠として、かつて親子が記していた、断熱材の研究日記の提出を提案する。一方、高井戸は深夜まで事務所で資料を作成し、自らミートハウジングに出向くなど、この一件に入れ込んだ様子。そんな時、職人の川島圭(楽駆)の証言により、和彦の居場所が判明。轟の指示により宇崎と高井戸が自宅を訪問すると、和彦はヤミ金融に借金を返し続ける生活を送っていた。
翌日、再び牧田材木店に赴いた宇崎。従業員の生活を危険にさらすわけにはいかないと訴訟を拒否する一也だが、宇崎は「搾取され続ける中小企業の反撃の一歩になるべき」と説得。従業員らの後押しもあり、一也はついに訴訟を決意する。
裁判で、ミートハウジングは自らが作成した断熱材の図面を牧田材木店が盗用したのだと主張。原告の牧田材木店は決定的な証拠を出せないまま閉廷を迎えかけたその時、和彦が法廷に到着した。宇崎は借金を清算することを条件に、和彦に証人になるよう交渉していたのだ。研究日記は無事に証拠として受理され、開発の苦労話を熱く語る和彦の姿に、一也は思わず涙ぐむ。
勝訴して得意げな様子の宇崎だが、高井戸は考えにふけっている。一方、やり手弁護士・千賀が率いる大手法律事務所「スリースター法律事務所」では、ミートハウジングの顧問弁護士・池澤陽太(土佐和成)が事実上の解雇を告げられていた――。
【120%でぶつかってくる原嘉孝に、キャスト一同影響を受ける】
原さんのリリースコメントにもあるように、原さんへは、「timelesz project(通称:タイプロ)」のオーディション参加前に出演オファーをさせていただき、そのオファー後に原さんが「timelesz project」に参加することを知りました。
そこから制作チームでもタイプロを追いながら、「原くん頑張れ!」「最後まで残ってくれ!」と応援隊となり、最終的にtimeleszのメンバーに選ばれた時はチームで歓喜したことを覚えています。
実際の撮影でも、リハーサル段階から120%でぶつかってきてくれた原さん。
特に裁判後に、父・和彦とお互いの想いをぶつけ合う シーンでは原さんの感情に影響されるように、牧田材木店やピース法律事務所のメンバーの気持ちも高ぶり、これまでの話でも特にエモーショナルなワンシーンとなりました。
【両極端な“ウザキリペア” が緊張感のある攻防を見せる】
“カメレオン桐石”という異名を持つように、主に潜入班としてピース法律事務所のメンバーに力を貸している桐石拓磨(及川光博)。この第5話はそんな桐石の真骨頂が見られる、“ミッチーさん回”と言ってもいいストーリーです。
クライアントの会社への国税調査を乗り切るために、社員へとなりすます桐石と宇崎。
その桐石の七変化ぶりと、2人が税務調査官と対峙する緊張感ある攻防が最大の見どころです。
また、クールで他人に興味のなさそうな桐石と、相手の心に土足で入り込んでくる宇崎。
そんな両極端の2人が組むという、“ウザキリペア” のストーリーも注目ポイントです。
(ちなみに正面からぶつかってくる宇崎に、時折出てしまう桐石のツンデレさが個人的な推しシーンです)
そしてもう1つは、宇崎と轟が関係する5年前のバス事故を巡る戦いが動き出します。
ある職員の自殺 をきっかけに、その真相を知ると思われる湊市の音部卓郎市長(髙嶋政伸)へ切り込んでいく轟。
物語の核心へと迫っていくストーリーにぜひご注目ください。
【5月16日(金)放送の第5話あらすじ】
轟謙二郎(仲村トオル)は5年前のバス事故の隠蔽に関与した湊市市長・音部卓郎(髙嶋政伸)を追い詰めるため、音部と繋がりがある健康食品会社社長・高島陽次(羽場裕一)に接触を図る。
轟は高島の件を桐石拓磨(及川光博)に依頼。変幻自在に何にでもなりすます通称“カメレオン桐石”は、巧妙な罠を張り巡らせて高島のもとに潜入。さらに轟は、桐石のもとに“社外研修”と称して宇崎凌(間宮祥太朗)を派遣する。
高島の会社に国税の調査が入ることとなり、桐石は調査を乗り切るために全ての情報を開示するよう高島に迫る。さらに桐石は調査官の目を欺くため、宇崎にこの会社の社員になりすますよう指示をする。
一方、轟は自殺した湊市職員の遺族を焚きつけて、市と音部市長を相手に訴訟を起こすことに。轟と伊野尾麻里(上白石萌歌)が調査を進める中、高井戸斗真(三山凌輝)はある人物と接触しており…。
番組情報
金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』
TBS系
毎週金曜 午後10時~10時54分
<出演者>
宇崎凌…間宮祥太朗
伊野尾麻里…上白石萌歌
高井戸斗真…三山凌輝
浅見涼子…りょう
桐石拓磨…及川光博
轟謙二郎…仲村トオル
<スタッフ>
製作、BABEL LABEL TBS
企画・プロデュース・脚本:畑中翔太(『量産型リコ』『お耳に合いましたら。』『絶メシロード』など)
脚本:山田能龍(「全裸監督」「新聞記者(Netflixオリジナルドラマシリーズ) 」「朽ちないサクラ」など)、山口健人
法律監修:福島健史
音楽:森優太
プロデューサー:山田久人、瀬崎秀人、駒奈穂子
編成:松本友香、杉田彩佳
監督:原廣利(「帰ってきた あぶない刑事」「朽ちないサクラ」など)、山口健人(「イクサガミ」『アバランチ』など)、吉田亮
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