超新星ユナクが初の時代劇に挑戦!凰稀かなめも「劉邦様そのもの」と称賛

エンタメ総合
2017年03月27日

109593_01 宝塚歌劇団宙組6代目トップスターの凰稀かなめが退団後初主演を果たすミュージカル「花・虞美人」が3月26日(日)に東京・赤坂ACTシアターにて幕を開けた。

 同作は、紀元前3世紀、中国の楚漢戦争を舞台に、永遠の愛を誓い合うも秦の始皇帝によって引き裂かれた美しい娘の虞と青年・劉邦、そんな虞に再び生きる希望を与えた項羽が繰り広げる切ない運命を描いた完全オリジナルストーリー。
 初日前日の25日(土)には公開稽古とともに、主演の凰稀と、劉邦役のユナク(超新星)がそれぞれ囲み取材に応じた。きらびやかな役衣装で登場した凰稀は、「演出家の方や出演者とぶつかり合いながら稽古をした成果が出るんじゃないかな。シンプルな舞台でみんなの魅力がすごく発揮されると思いますので、そのあたりも楽しんでいただけたら」と手応えを見せ、宝塚退団後初主演作であることについては、「宝塚でも毎公演そうだったけど、自分がトップスターだからどうこうというのは考えていない。座長という言葉に気負いしないように意識しつつも、皆さんとコミュニケーションを取りながら舞台上で一緒に闘っていきたいと思う」と話した。さらに、初共演となるユナクの印象を聞かれると、「ユナクさんは普段からとてもお優しい。今回は恋人同士を演じますが、いろんなお話をして普段からそう見えるように接していたら本当にレディーファーストな方で、劉邦様そのものだと思った」と褒め称えていた。

 凰稀に続いて劉邦の扮装で登場したユナクは、「1か月半ぐらい練習して皆さんとすごく仲良くなれた。ようやく見せられるのでよかったです」と緊張気味に心境を告白。“恋のライバル”となる項羽役には、5人組ボーカルグループ「LE VELVETS」でバトリンを担当する黒川拓哉と、「21世紀の石原裕次郎を探せ!」をきっかけに2001年に俳優デビューした池田努がWキャストとして出演することから2人の魅力について聞かれると、「強さを内面的に持っているか、外面的に持っているか。池田さんはすごく激しい項羽で、黒ちゃんの項羽は内に秘めた強さがある。2人とも背が高くてカッコいいし、しゃべり方やアクション、仕草も真逆だから僕も演じていて楽しいです」と語っていた。また、初めての時代劇にプレッシャーを感じているというユナクだが、「こういう衣装は初めて着ました。台本を見たときに劉邦は赤のイメージだと感じたし、僕もグループの中でのカラーが赤なので、今回もリーダーシップがあっていいなと思う」と衣装を気に入っている様子。だが、そのいっぽうで「ほかのみんなは薄着で涼しいのに、僕だけ結構厚着で(生地が)カーペットみたいな感じ(笑)。着てるだけで汗が出ます」と苦労を明かし、ロングヘアーについては「(CDの)ジャケット写真でロン毛のカツラを付けたことがあるのでこれで2回目。仕草が女性っぽくなって、こうなるんです(笑)」と言いながらロングの毛先をくるくると指に巻きつける仕草をして、取材陣を笑わせていた。

 ミュージカル「花・虞美人」は、東京・名古屋・大阪にて4月23日(日)まで上演中。

■ミュージカル「花・虞美人(はな・ぐびじん)」公演情報
出演:
凰稀かなめ/虞姫 ユナク(超新星)/劉邦 
黒川拓哉 (LE VELVETS)、池田努/項羽(Wキャスト)
松田 凌/子期 岡田亮輔/樊噲 石橋直也/韓信 桑野晃輔/趙高 
今井ゆうぞう/宗義 小野健斗/懐王 奥田圭悟/始皇帝 
高橋由美子/呂雉 大澄賢也/范増 他

演出:花虞美人制作委員会 演出協力:本間憲一
脚本:岡本貴也 脚本協力:長谷川晃示
演出補:西祐子  音楽:鎌田雅人
主催:ミュージカル「花・虞美人」制作委員会

【東京公演】
2017年3月26日(日) ~ 31日(金)  東京・赤坂ACTシアター

【名古屋公演】
2017年4月15日(土)・16日(日)  名古屋・愛知県芸術劇場 大ホール

【大阪公演】
2017年4月22日(土)・23日(日)  大阪・森ノ宮ピロティホール

チケット料金(全席指定・消費税込み)
プレミアムシート ¥13,000/S席 ¥11,000/A席 ¥7,000
※未就学児童の入場はお断りします

公演に関するお問い合わせ
株式会社ジェイロック
TEL : 03-5485-5555(平日10:00~18:00)
公式WEBサイト:http://www.hana-gubijin.jp