『磯野家の人々』物語のキーマンとなる花火師“ヒラマサ”役に佐戸井けん太

ドラマ
2019年11月09日
『磯野家の人々』

 11月24日(日)放送のドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』(フジテレビ系)で、ドラマオリジナルのキャラクター、花火師のヒラマサ役(70代)を佐戸井けん太が演じることが決定した。

 本作は、フジテレビ開局60周年、アニメ『サザエさん』放送50周年を記念して放送されるスペシャルドラマ。天海祐希が主人公・サザエを演じ、“日本一有名な家族”サザエさん一家のこれまで一度も描かれたことのない20年後をオリジナルストーリーで描く。

 そんな本作で、ドラマオリジナルのキャラクター、花火師のヒラマサ役を佐戸井が演じる。あさひが丘に“ヒラマサ花火工房”を構え、サザエ(天海祐希)たちとも顔見知り。ヒラマサは50年以上に渡り、あさひが丘の夜空を花火で彩ってきた。

 だが、今回の“あさひが丘商店街祭り”で花火師の引退を決意。サザエは「まだまだできるのに。もったいないわよ」と引き留める。ヒラマサは「男に二言はねぇよ」と笑うが、どこかさみしげな表情。花火師たちでにぎわっていた工房も、後継者が現れず自分だけになってしまった現実を受け入れ、ヒラマサは引退を決意したのだった。

 祭りの実行委員を務めるサザエや伊佐坂難物(浅野和之)たちは、ヒラマサの引退にふさわしい有終の美を飾る夜にしたいと願うが、あさひが丘には嵐が近づいてきている。サザエは最後まで諦めない。

 また、祭りの前日、カツオ(濱田岳)とタラオ(成田凌)は商店街の居酒屋でヒラマサに遭遇する。「花火が上がった瞬間、遠くから歓声が聞こえる。それ聞いた瞬間、俺はぐわっと震えるんだよ」と花火師の仕事をキラキラした目で語るヒラマサに、自分たちが進むべき道に迷いを抱く二人は何か感じるものあり…。引退が近づく花火師ヒラマサは若者の未来を照らすことができるのだろうか。

<佐戸井けん太 コメント>
◆ヒラマサ役のオファーを聞いた際の感想

「えーと、“ヒラマサ”ってどんな人だったっけ…?って感じです」

◆サザエ役の天海さんとは12年ぶりの共演でしたが、いかがでしたか?

「12年もたちましたか!早いものですね。相変わらずおきれいです!天海さんとの初共演は『凍える牙』というドラマでした。天海さんはあの音道貴子。私はゲイバーのママ。天海さん演じる音道刑事が聞き込みに来るシーンでした。その時の天海さんはまだ初々しさが残る新人で(もちろん、映像ではの話です。宝塚では既に一時代を築いていらっしゃいました)、私は彼女の立ち居振る舞いの艶やかさに、将来の活躍を確信したもんです。その後のご活躍は誰もが知るところです。今回天海さんにそのときの話をしたら、彼女もそのときの事を覚えてくれていてけっこう盛り上がりました。 もはや日本を代表する女優さんです」

◆見どころなど、視聴者へメッセージ

「今回の『磯野家の人々』は、あのサザエさんたちの20年後のおはなし。皆それぞれ年齢を重ねて、子供だったカツオ君やタラちゃんたちが、大人になっています。大人になるって大変なことですね。大人たちは、老境に差し掛かっています。老いるって大変なことですね。そんなほろ苦さもまた人生なんだ、って事を味わっていただけたらうれしいです」

フジテレビ開局60周年記念・アニメ『サザエさん』放送50周年記念スペシャルドラマ企画
『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』
フジテレビ系
11月24日(日)後8時~9時54分

<出演者>
天海祐希、西島秀俊、濱田岳、松岡茉優、成田凌、桜田ひより、八嶋智人、堀内敬子、稲葉友、森矢カンナ、黒川智花、松井玲奈・佐戸井けん太、中林大樹・勝俣州和、小手伸也、浅野和之・市毛良枝、伊武雅刀

<スタッフ>
原作:長谷川町子『サザエさん』
脚本:阿久津朋子
企画・プロデュース:渡辺恒也(アニメ『サザエさん』、過去作品『HERO』HOPE~期待ゼロの新入社員~』『海月姫』他)
プロデュース:小林宙(共同テレビ)(過去作品『フラジャイル』『海月姫』『SUITS/スーツ 』他)
演出:鈴木雅之(過去作品『ショムニ』『HERO』『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』他)

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