パラ陸上・中西麻耶の東京パラ内定までに密着『情熱大陸』12・1放送

エンタメ総合
2019年11月30日
『情熱大陸』

 12月1日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系)は、パラリンピック陸上競技選手の中西麻耶に密着する。

 日本パラリンピック走り幅跳びのトップランナーとして、その名を轟かせている中西麻耶。挑戦しているのは、T64と呼ばれるクラス(障がいの分類)の走り幅跳び。このクラスで彼女はこれまで数々の記録を樹立してきた。だが、その道のりは決して平坦ではなかった。

 中西ば21歳の時、仕事中の事故で右足を失ってしまった。高校時代はソフトテニス部で、インターハイ、国体に出場するなど、その才能を発揮し、スポーツに明け暮れていた彼女にとって人生最大の挫折。それは想像を絶する苦難だった。

 しかし、失意の中で中西は「義足」に出会う。この出会いが大きな希望をもたらし、彼女を走り幅跳びという新たな挑戦へと導いた。2016年には、31歳で自己ベスト更新の5メートル51センチの跳躍で日本新記録、アジア記録を打ち立てると、同年のリオパラリンピックでは4位に。メダルまであと一歩と迫った。

 中西はこれまで北京、ロンドン、リオデジャネイロと3大会連続でパラリンピックに出場。4度目となる東京パラリンピックでは、前人未到の6メートルを飛ぶことを目標にしているという。「走り幅跳びは、タイミングや風によって20センチも30センチも変わる時があるので6メートルも跳べる可能性があると思っています!」と、その言葉に迷いはない。

 番組では、11月のパラ陸上・ドバイ世界選手権大会で今シーズンのベスト記録で金メダルを獲得し、来年の東京パラリンピックの代表に内定するまでに密着する。

<パラリンピック陸上競技選手/中西麻耶 プロフィール>
1985年6月大阪生まれ。身長158cm。
高校生時代にソフトテニスでインターハイ、国体出場。21歳の時に仕事中の事故で右脚下腿切断。約1年後、2007年100m走、200m走で日本記録を樹立。
2008年、北京パラリンピック100mで6位入賞、200mで4位入賞。
2012年、ロンドンパラリンピック100m、200m、走り幅跳びで決勝進出。
2016年、リオジャネイロパラリンピック走り幅跳び、4位入賞。
日本記録・アジア記録保持者。

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