宮城出身の千葉雄大がTBS震災特番でナレーターに 主演の震災ドラマ『小さな神たちの祭り』も放送

エンタメ総合
2021年03月04日
千葉雄大
千葉雄大

俳優の千葉雄大が、TBSの「東日本大震災10年プロジェクト つなぐ、つながる」でナレーターを務めることが決定した。

千葉は、3月6日(土)放送の『つなぐ、つながるSP』と3月11日(木)放送の『Nスタスペシャル・東日本大震災10年~つなぐ、つながる~』でナレーターを務める。

宮城県出身の千葉は、2019年に放送された東北放送制作のドラマ『小さな神たちの祭り』に主演。津波で突然大切な家族を失い、「生き残った自分だけが幸せになっていいのか?」と葛藤を抱えながら毎日を過ごす主人公を熱演した。

この作品は、放送後、第25回アジア・テレビジョン・アワード 単発ドラマ/テレムービー部門 最優秀賞、第48回国際エミー賞 テレビムービー/ミニシリーズ部門 ノミネート、令和元年度(第74回)文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門 優秀賞、2020年 日本民間放送連盟賞番組部門・テレビドラマ番組 優秀賞に輝くなど、国内外から高い評価を受けた。

千葉は当時、このドラマ放送に寄せて、絶対に演じたい役だったと語り、「震災に関して、どこか蓋をしてしまっていたこと、言葉にできなかったあの時の気持ちを、繊細に紡いだつもりです」と自身のオフィシャルブログにコメント。さらに「いろんな気持ちがあってよくて、前に進めなくたっていいと思う。でも、もしちょっとでも前に進みたいと思っているのなら、その手を引いてあげたい、背中をそっと押してあげたい、とも思う」と、故郷・東北の人たちに寄り添っていた。

今回、千葉はナレーターとして、今だからこそ見えてきた震災の側面や、それぞれの人が持っているこの10年の物語を伝える。

また、ドラマ『小さな神たちの祭り』も、プロジェクトの一環として3月11日(木)後11・56から放送される。

©TBS