有岡大貴主演・企画・プロデュース舞台開幕 謎解き苦手な山田涼介に「見に来て頭を抱えてほしい」

エンタメ総合
2021年07月13日
「ナゾドキシアター アシタを忘れないで」photo/田中亜紀
photo/田中亜紀

Hey! Say! JUMPの有岡大貴が企画・プロデュース・舞台単独初主演を務める「ナゾドキシアター アシタを忘れないで」が7月12日(月)に開幕。公演に先立ち公開舞台稽古&取材会が行われ、有岡、脚本を手掛けた岩崎う大、謎解きクリエイターの松丸亮吾が登壇した。

有岡演じる主人公・曇竹アシタは、自分が昔から付けていた日記に空白の2年間があることに気づき、さらに自分の部屋の中で謎のメッセージを見つける。アシタが見つけ出す謎を観客も一緒に解きながら物語に参加することができるという、演劇と謎解きが融合した新感覚の劇場体験を味わえる作品だ。

公開舞台稽古後の取材会で有岡は、「今回企画から参加させていただいて、何もない状態からの作品作りを学ばせていただきました。“ようやく初日が迎えられるな”って安心してます」と安堵の表情。今回、企画&プロデュースを手掛けることになったのは「村上(信五)君の舞台に参加させていただいた時」と明かし、「いろんなスタッフの方とお話しさせていただく中で、“劇場でスマホが使えたら”という案からスタートしました」とその発端を説明した。

物語に登場する“謎”を制作した松丸は「有岡君の理想が、ただ“謎解きが入ればいい”だけじゃなく“謎解きが物語とうまく絡んでほしい”ってところにあって、結構理想が高い。でも有岡君に“ここってもうちょっとできたりしないかなぁ”って言われると、僕もう大さんも絶対ノーとは言えないんです(笑)」と有岡の“お願い上手”ぶりを証言した。

岩崎も「1回台本を書き終えて僕的には結構満足だったんですけど、“ここら辺をもうちょっと濃くしていただきたいです”みたいなことを言われて。かなり正論だったし、純粋な目で言ってくるし、応えたいなっていう気持ちになりました」と制作中のやりとりを明かした。

さらに松丸が「頭に“もし良かったらなんですけど~”って付くんですよ。その時の目が捨て猫みたいな目なんです(笑)」と明かすと、有岡は「無意識です」と笑いつつ、「お二方へのリスペクトの思いから、そうなったんだと思います」と語った。「確かにリスペクトしてくださってるなって感じはあって。だんだんそれを失いたくないって気持ちになるんですよね」(岩崎)と、とことん応えたいと思わせる有岡のプロデューサーぶりが語られた。

「謎解きにあまり触れてこなかった人、劇場で演劇を見たことがない人、どちらにも満足していただけるような作品になれば」と思いを明かした有岡。「この作品を作るに当たって、あらためて謎解きの感覚を味わっておこうって脱出ゲームに参加したんですけど。人数が必要なので、知念(侑李)に協力してもらったんです」と裏話を明かしつつ「知念は謎解きが得意なので、ぜひ挑んでほしいです。JUMPはみんなメンバーの舞台を見に行くので、今回もみんな来てくれると思います」と笑顔で語った。逆に謎解きが苦手なメンバーは「山田(涼介)ですね!」と暴露。「意外とそういうところで頭が固かったりするんです(笑)。見に来て、頭を抱えてほしいです」と笑った。

観客は公式サイトからインストールできる専用アプリで謎解きに参加できるが、そのアプリもこの公演のために開発されたもの。松丸が「2週間前ぐらいに、アプリ開発のスタッフから“バグが大量発生して、このままじゃヤバい!”って連絡が来た」と苦労を語ると、有岡は「リピートするとより楽しめる隠し要素が結構仕掛けてあるんです。アシタのタイムラインにも画像がたくさんあるので、もし早く謎が解けて余裕がある方にはぜひいろんなところを触ってみてほしい」とこだわりの詰まったアプリをPRした。

有岡は「“こういうことができたらいいな”ってことを一生懸命かなえてくれる方たちに、あらためて恵まれてるなと思いました」と周囲への感謝を語り、「また面白いことを思いついたら挑戦したいですし、ライフワークみたいなものができたらいいなと思います」と今後へのさらなる意欲も見せた。

舞台「ナゾドキシアター アシタを忘れないで」
企画・プロデュース:有岡大貴
演出:橋本和明
脚本:岩崎う大
謎解きクリエイター:松丸亮吾
出演:有岡大貴、大東立樹(ジャニーズJr.)、羽村仁成(ジャニーズJr.)、佐野岳、福田転球

東京公演
2021年7月12日(月)~8月8日(日)
東京グローブ座

大阪公演
2021年8月11日(水)~8月15日(日)
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

公式サイト:https://www.nazo-doki.com/

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