ジャニーズWEST神山智洋主演舞台「幽霊はここにいる」ビジュアル解禁 八嶋智人、木村了、秋田汐梨らが共演

エンタメ総合
2022年10月20日
パルコ・プロデュース2022「幽霊はここにいる」

ジャニーズWEST・神山智洋主演の舞台「幽霊はここにいる」(2022年12月8日(木)より上演)の全キャストと公演ビジュアルが解禁された。

「幽霊はここにいる」は、演劇集団「安部公房スタジオ」を立ち上げ自ら作・演出を手掛け、俳優の育成など演劇活動にも積極的だった芥川賞作家・安部公房の傑作戯曲。「前衛的」「不条理」「超現実的」といった言葉で表現される安部公房らしいナンセンスに満ちた喜劇的作品で、コーラスなど音楽的要素も効果的に取り入れたエンターテインメント要素の強い作品となっている。

1958年に千田是也演出、田中邦衛主演で俳優座劇場で初演された本作は、同年の岸田演劇賞を受賞。1973年のオープニング記念公演「愛の眼鏡は色ガラス」をはじめ、安部公房の作・演出作を数多く上演して来た東京・PARCO劇場で安部公房作品を上演するのは43年ぶりとなる。

戦後の混乱がまだ残る日本のとある町で、深川(神山)は大庭(八嶋智人)という男と出会う。深川が幽霊と会話できると聞き、「死人の写真 高価買います」という怪しげな珍商売を思いついた大庭。当初は全く相手にされなかったこの商売が、やがて町全体を巻き込んだ大事業に発展していく。

本作の主人公で、幽霊を連れており会話ができるという謎の男・深川啓介を演じるのは、PARCO劇場初登場となるジャニーズWESTの神山智洋。このたび、深川を取り巻く登場人物を演じる個性豊かなキャストが解禁された。

深川が出会う怪しげな元詐欺師・大庭三吉役を演じるのは、硬軟幅広い役を変幻自在に演じ分ける八嶋智人。深川の幽霊話を信じようとしない新聞記者・箱山義一役には、数々の舞台で確かな演技力を発揮する木村了。

昨年初舞台にして初主演を務めた期待の新星・秋田汐梨が三吉の娘・大庭ミサコ役、少年役から主婦役まで幅広い役をこなす実力派女優・田村たがめが三吉の妻・大庭トシエ役で共演。さらに堀部圭亮、真那胡敬二、福本伸一、伊達暁、まりゑが脇を固め、シュールでナンセンス、だけどどこか夢夢しい、不思議な物語を作り上げる。

併せて公開されたビジュアルでは、神山をはじめとするキャスト陣の顔が黒い人影の中に浮かび上がり、人間のようにも幽霊のようにも見えるおぼろげな姿や、人間が持つ多面性を表現。「死」がかつてない身近さと、実感のなさを伴うようになった現代で、人は「死」とどうやって向き合い生き続けていくのか。実体の見えないものでさえ商品になり得るこの現代にも通じる作品となっている。

作品情報

パルコ・プロデュース2022「幽霊はここにいる」
2022年12月8日(木)~12月26日(月)東京・PARCO劇場※14日(水)、21日(水)休演
2023年1月11日(水)~1月16日(月)大阪・森ノ宮ピロティホール

チケット料金:\12,000(全席指定・税込)※未就学児入場不可
チケット発売日:2022年11月5日(土)(東京)/2022年12月11日(日)(大阪)

出演:神山智洋(ジャニーズWEST)、木村了、秋田汐梨、堀部圭亮
真那胡敬二、福本伸一、伊達暁、まりゑ、稲荷卓央、山口翔悟、名越志保
白木美貴子、竹口龍茶、長尾純子、カズマ・スパーキン、友野翔太、きばほのか
田村たがめ/八嶋智人
演奏=西井夕紀子 日比彩湖

作:安倍公房
演出:稲葉賀恵
企画:田窪桜子(アイオーン)、尾形真由美
企画・製作:株式会社パルコ

公式サイト:https://stage.parco.jp/program/yuurei