「富士山噴火」を総力検証!灼熱1200度のマグマ再現実験にタモリも驚がく『タモリステーション』本日放送

エンタメ総合
2023年11月25日
『タモリステーション』左から)安藤萌々(テレビ朝日アナウンサー)、タモリ ©テレビ朝日

11月25日(土)放送の大型特番『タモリステーション』(テレビ朝日系 午後8時54分~10時24分)は、「富士山噴火 その時日本は?~令和最新!生活シミュレーション〜」と題し、霊峰・富士の火山としての側面に注目する。

もしも今、富士山が噴火したら日本はどうなるのか。噴火のすさまじさを探るため、タモリ自ら富士山・宝永火口を訪れ火山のパワーを体感。

また、山梨・富士吉田市にある「富士山科学研究所」を訪ね、「溶岩流実験」に立ち会う。富士山の石を溶解して、約1200度のマグマを人工的に再現するこの実験。それを富士山に見立てた砂山から流し、マグマに触れると、斜面の樹木やふもとの水場一帯はどうなるのかを検証する。

真っ赤にうごめくマグマを目の当たりにしたタモリは「なかなか普段の生活でマグマを目の前で見ることはできないですからね。スゴイな、この実験!」と大興奮。ほかにも、山腹から噴火した場合の溶岩流の広がり方を立体模型で検証し、火山灰の流れも特殊な装置で可視化することで、その脅威を分かりやすく伝えていく。

さらに、富士山はどこから噴火するのか、周辺の最新被害を想定していくことに。噴火と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、山頂もしくは中腹を火口として噴き出すパターンだが、最新研究によると新たな噴火が起きた場合、意外な場所が火口となる可能性が浮上している。それはどんな地点なのか、最新ハザードマップから読み解いていく。

実は、5600年の間に約180回の噴火を繰り返し、平均すると30年に一度噴火している富士山。しかし、宝永噴火以来、現在まで300年以上沈黙しているため、大量のマグマを蓄積している可能性は高い。専門家は、次の噴火は大規模なものになる可能性も高いと指摘している。

『タモリステーション』左から)タモリ、野口健 ©テレビ朝日

そんな最新研究を踏まえながら、番組後半では近隣県だけでなく、東京をはじめとする首都圏を襲う被害にも注目。火山灰によって鉄道・食糧・電力・ガス・水道など都市機能はどうなってしまうのか。非常食や服装はどんなものをどのくらい備えておいたらいいのか。万が一への備えを徹底検証していく。

自宅にさまざまな防災グッズを備えているというタモリ。しかし、「これは考えてなかったなぁ…」と、“大事なモノ”を用意し忘れていたことに気づかされる場面も。

収録を終えたタモリは「情報が非常に豊富で分かりやすいと思います」と、富士山噴火の最新研究を伝える内容に太鼓判。実験や取材を通して「富士山は大変美しく、われわれに数々の恩恵をもたらしていますが、その一方で300年間の沈黙によるマグマの“タメ”が、ちょっと不気味ですよね。どれだけためこんでいるのだろう、と…」と富士山がはらむ危険を実感した様子。

「実は私は意外と備えをしている方で、万が一のときのために発電機や石油ストーブ、ガスストーブも準備しています。備蓄もきちんとしているつもりでしたが、この番組で“あるモノ”を準備し忘れていたことに気がつきました。備えておかねばアッと思ったときには遅い。自分事として捉えないと危ないですね。そして年々情報が変わってくるので、常に防災意識をアップデートしていくべきだなと思いました」と感じたことを明かした。

番組情報

『タモリステーション』©テレビ朝日

『タモリステーション』「富士山噴火 その時日本は?~令和最新!生活シミュレーション〜」
テレビ朝日系
2023年11月25日(土)午後8時54分~10時24分

MC:タモリ
ゲスト:野口健(アルピニスト)、藤井敏嗣(東京大学名誉教授 富士山科学研究所所長)、高荷智也(防災アドバイザー)
進行:安藤萌々(テレビ朝日アナウンサー)

©テレビ朝日