『街角ピアノSP』ハラミちゃんがロックの聖地ロンドンへ　エルトン・ジョン寄贈のストリートピアノ演奏、憧れのスターと対面も

『街角ピアノスペシャル』「ハラミちゃんロンドンを行く」（BSP4K　3月26日（火）午後11時～深夜0時29分／NHKBS　5月4日（土）午後6時～7時29分）が放送される。

いまやその名を知らない人はいない人気のポップスピアニスト・ハラミちゃん。2023年3月放送の『街角ピアノスペシャル』ではパリを訪れ、憧れだった海外のストリートピアノを初演奏。自らのアイデンティティを見つめるその旅は大きな感動を呼び、創り手が選ぶ創り手のための賞「第39回ATP賞」でドキュメンタリー部門の年間奨励賞に輝いた。

あれから1年、ハラミちゃんが『街角ピアノ』に帰ってきた。今度の旅先は、ロックの聖地・ロンドン。YouTubeチャンネル登録者数222万人、動画の総再生数7億5000万回を数えるハラミちゃん。実はそのレパートリーにはビートルズからエド・シーランまで、イギリス人アーティストの楽曲も多い。

それは1970年～80年代に青春を過ごした母親の影響。母がかける曲を聴いて育ち、知らず知らず自分でも選ぶようになった。ハラミちゃんにとって、ロックの聖地ロンドンは「いつか必ず」と思い続けた憧れの場所。今回、初めてその地を踏む。

ロンドンのセント・パンクラス駅には、イギリス音楽界の“生ける伝説”エルトン・ジョンが寄贈したストリートピアノがある。著名ミュージシャンの数々がミニライブを開いてきたというそのピアノでハラミちゃんが奏でたのは、エルトン・ジョンの代表曲「僕の歌は君の歌」。その演奏をきっかけに、道行く人々とのコラボレーションが始まった。

前回パリの旅でもメドレー演奏を披露するなど、ハラミちゃんにとって「クイーン」は愛してやまない特別なバンド。そんなハラミちゃんに今回、クイーンのトリビュートバンドからゲストキーボードとして声がかかる。

リーダーのフィルさんは、風貌もパフォーマンスも亡くなったクイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーにそっくり。地元のクイーンファンも認めるフィルさんの向こうを張って、果たしてハラミちゃんは喝采を得ることができるのか。

次々と世界的スターが登場するイギリス音楽界。現在最も注目を集める才能の一人がロンドン出身のジェイコブ・コリアー（29）だ。これまでに発表した4枚のアルバムがすべてグラミー賞を受賞。ハラミちゃんにとっては同世代の憧れの的、今回の旅でどうにか会うことができないかと願っていた。

交渉の末、ジェイコブから30分だけならとの返事が届くが、ハラミちゃんは極度の緊張状態に…。一体どうなるのか。