成田凌、大倉忠義と女性キャストの会話にやきもち「ムカついちゃった」

映画
2020年09月12日

映画「窮鼠はチーズの夢を見る」公開記念舞台あいさつ

公開中の映画「窮鼠はチーズの夢を見る」の公開記念舞台あいさつが行われ、大倉忠義、成田凌、行定勲監督が登壇した。

原作は、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き、圧倒的な共感を呼ぶ心理描写から、多くの女性から支持を得た水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」。

好きになってはいけないと頭では分かりながらも、どうしようもなくひかれてしまう葛藤や強い嫉妬心。それらの複雑な感情をリアルに、そして美しく描く忘れられない恋の物語。大倉が主人公・大伴恭一を、成田が恭一への想いを募らせる今ヶ瀬渉を演じる。

全国で3万3000人がライブビューイングで見守る中、大倉は「約3万人の方がライブビューイングにいらっしゃるということで。短い時間ですが、良い時間を過ごせれば」とさらっとあいさつ。すると、成田は「3万3000人と裏で聞いて、僕はドキっとしたんですが、大倉君は裏で自然に受け止めていて。さすがだなって思いました」と自身と大倉のリアクションの差に笑っていた。

そして、撮影を振り返った成田が「大倉君と女性キャストの方がしゃべっていたりすると、なんかムカついちゃって。自分が出てないシーンも監督の隣で見ていて“ムカつくな…”って。だから、あの時期は出ている女性陣が嫌いでした(笑)」と大倉に対してやきもちを妬いていたことを明かすと、行定監督も「大倉は撮影現場で成田に対してあんまり優しくなかった」と納得。

すると、大倉は「(成田への態度が)すごくダメだなと思いつつも、これは距離感がすごく大事だなと思って。本当は空いてるときとか、飲みに行こうよっていう雰囲気ではあったんですけど、そこまで近づいちゃうのは違うかなと思ったりしていたら冷たくなっちゃってたみたい(笑)」と苦笑いを浮かべた。

また、劇中でなかなかのクズっぷりを発揮している恭一を演じた大倉は「見終わった方は“今ヶ瀬がかわいい”って絶対に言うんですよ。それはそうなんですけど、ダメなやつを好きになっている今ヶ瀬もダメなんですよ!だから、お互いにダメ。僕も恭一を演じていてクズだなって思ったし…。でも、皆さんの周りにもいると思うんですよ、“あんな人やめとき…”みたいな人が好きな人。だから複雑です」と熱弁。成田も「今ヶ瀬も悪いんですよ。今ヶ瀬が勝手に(恭一のところに)ワァーって行って、ワァーって傷ついて。それでまた勝手に怒って(笑)。“何してんの!?”っていう」と笑っていた。

作品情報

「窮鼠はチーズの夢を見る」
公開中

<ストーリー>
広告代理店に勤める大伴恭一は優柔不断な性格が災いし、不倫を繰り返してきた。ある日彼の前に妻から派遣された浮気調査員として現れたのは、卒業以来会うことのなかった大学の後輩・今ヶ瀬渉だった。不倫の事実を隠す代わりに彼が突きつけてきた条件は、「カラダと引き換えに」という信じられないものだった…。はじめは拒絶していた恭一だったが、7年間一途に想い続けてきたという今ヶ瀬のペースに乗せられ、やがて彼と過ごす時間が心地よくなっていくのだが…。

原作:水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」(小学館「フラワーコミックスα」刊)
監督:行定勲

出演:大倉忠義 成田凌 吉田志織 さとうほなみ 咲妃みゆ 小原徳子
配給:ファントム・フィルム

公式サイト:https://www.phantom-film.com/kyuso/
公式Twitter:@kyuso_movie

©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会