映画「サマー・オブ・ソウル」本編映像解禁 名曲にのせて1960年代の最先端ファッションやカルチャーを紹介

映画
2021年08月26日
©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
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8月27日(金)公開の映画「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」より、本編映像が解禁された。

今年1月に開催されたサンダンス映画祭のオープニング作品として上映され、熱狂的な賛辞とともにドキュメンタリー部門審査員大賞と観客賞をW受賞した本作。1969年、若きスティーヴィー・ワンダーやB.B.キング、当時人気絶頂のスライ&ザ・ファミリー・ストーンなど、全米ヒットチャートを席巻していたブラック・ミュージックのスターが集結した幻の音楽フェス「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」。その存在が50年間封印されていた、このフェスティバルの全貌を、5度のグラミー賞受賞者であり「ザ・ルーツ」のドラマー、DJとして世界的人気を誇るアミール“クエストラブ”トンプソンが、パワフルなドキュメンタリー映画としてよみがえらせた。

至高のライブパフォーマンスの数々と、生きたアメリカ現代史ともいえる貴重な記録映像を見事に織り込み、誇りと希望に満ちあふれたメッセージを見る者に投げかける。政治・文化・ファッション・生き方、全てが変わった激動の時代。確かに、音楽が人々の心を動かし、一つにした様子を歴史に刻みこんだ本作。現代を生きる私たちが忘れかけていた、本当の自由、尊厳、生きる喜びが映し出されるその様に、誰もが心を奪われずにはいられない。

解禁されたのは、誰もが一度は聞いた事のある名曲「ウォーターメロン・マン」を奏でるモンゴ・サンタマリアのパフォーマンスを切り取った本編映像。日本でもたびたびテレビCMに起用されており、どこかで聞いたことのあるなじみ深い一曲が流れる中で、当時のファッションや流行のヘアスタイルなどが語られる。まさにファッションチェックさながらの貴重な映像となっている。

「厚底の靴やヒップハングのズボンの人もいたわ。流行の最先端だった」と明かすのはフェス参加者の一人、ドリンダ・ドレイク。スーツの人やアフリカンスタイルのカラフルなファッションを着こなす人など、さまざまな世代の来場者がさまざまなスタイルを決めてフェスを楽しむ様子が映し出される。

©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
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さらに、当時のニューヨーク、ハーレムの人々を写したと思われるスナップ写真も登場。元テーラーのジム・マクファーランドは「当時のハーレムはさまざまな黒人ファッションであふれてた」「1960年代後半はアフロセントリズムだ」と明かしており、民族衣装の一つであるダシーキやヘアスタイルのアフロなど、アフリカンスタイルが大流行した様子を語っている。若者の間で流行したオシャレなヘアスタイル“アフロヘア”についてインタビューを受けている当時の映像も残されており「年配の人たちは変だって」とハニカミながら応える若い女性の姿も印象的だ。

圧巻のライブパフォーマンスと当時の社会背景はもちろん、カリブやアフリカ、ラテンにキューバなど、さまざまな文化を取り入れながら築き上げられた最先端のファッション・カルチャーまで堪能できる。米批評家サイトの「Rotten Tomatoes」で批評家満足度99%、観客満足98%という驚きの数字を叩き出し、2021年最も見逃せないドキュメンタリー映画として、来年度アカデミー賞ノミネートの呼び声も高い本作。1969年当時のオシャレなカルチャーにも注目したい。

「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」本編映像

作品情報

「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」
2021年8月27日(金)公開

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