清水尋也、カメ役は二つ返事で快諾「挑戦的かつ実験的な作品が好きなので」劇場アニメ「カメの甲羅はあばら骨」完成披露

映画
2022年10月18日
©2022 カメの甲羅はあばら骨製作委員会 ©川崎悟司 / SB クリエイティブ

10月28日(金)公開の劇場アニメ「カメの甲羅はあばら骨」の完成披露舞台あいさつが行われ、主演の清水尋也、磯村勇斗、上國料萌衣(アンジュルム)、森本晋太郎(トンツカタン)、でんでん、モリ・マサ監督が登壇した。

原作は、人間の体を変形させることで動物たちの体のしくみを紹介する”体感型”動物図鑑「カメの甲羅はあばら骨」。本作はごく普通の高校を舞台に、インパクト抜群な”動物人間”たちの青春を描く。監督は、ショートアニメ『貝社員』のモリ・マサ。脚本は『チーム・バチスタ』シリーズ、『時効警察はじめました』の田中眞一が担当する。

イベントでは、本作に出演している森本が司会を担当。カメ田カメ郎役の清水は、「お話を頂いたときは『何じゃこりゃ!?』と思ったけれど、カメ役なんて後にも先にもこれしかないはず。挑戦的かつ実験的な作品が好きなので、躊躇なく二つ返事で飛び込みました」と振り返る。カエル川エル隆役の磯村は、清水との共演が出演の決め手だったと明かし、「尋也君がこれをやるという意外性に心を奪われて、自分もやるしかないだろうと。でも二つ返事なんて…そんなに早かったのかとビックリです」と驚いていた。

フラミンゴ塚フラ美役の上國料は、「普段はアイドルとして活動しているので、どうして自分なのだろうかと思った」と声優業に不安があったと漏らす。しかし完成した作品には、「奇抜なビジュアルだけれど、それぞれのキャラクター性が強くて物語が成り立っている。映画を観終わった後には登場人物に愛着が湧きました」と太鼓判を押した。ウサギ林ウサ蔵役のでんでんは、「教師役ということで、中学校の理科の先生をイメージして演じようと思った。たくさんいる俳優の中からわざわざ選んでもらえたからには、楽しんでやろうと思いました」と語った。

物語を青春学園ストーリーにした理由についてモリ監督は、「最初は図鑑をどうやって物語に落とし込んでいくべきか悩んだけれど、食物連鎖という動物のヒエラルキーを現代のスクールカーストに置き換えようと思った」と狙いを明かし、「それぞれのキャラクターの性格も骨格にひもづけているんです」とこだわりを明かした。

また、本作の内容にちなみ、登壇者たちが「コツコツがんばった!」ことを発表。まず清水は「中学の受験勉強」。「僕は基本的にコツコツと頑張れないタイプ。唯一人生で頑張ったことが受験勉強」と回想する。無事に第一志望校には合格したそうだが「入ってからはダメダメでした。入学したらこっちのものだとなってしまって…」と苦笑いも。

磯村は「鼻炎の改善。かれこれ何十年か頑張ってきたけれど、コロナ禍で鼻うがいをするようになったら改善した。やはりその日の汚れはその日のうちにですね!」と。それを聞いた清水が「僕も鼻炎持ちなので今日からコツコツ始めます。やり方を後で教えてください!」と反応するなど、鼻炎改善トークに花を咲かせた。

上國料は「小銭集め」。「4、5年前から全ての年代の小銭を集めたいと地道に集めています。ギザ10はたまりました。1円玉の平成元年から平成十何年がなかなかそろわなくて…。あと、500円札も欲しいんです。皆さん持っていませんか?」と観客に呼び掛けた。でんでんは学生時代から「卓球」をコツコツ頑張っているそうで「自慢じゃないけれど、芸能人卓球大会は3年連続準優勝。その副賞でもらった腕時計を今日着けてきました」としっかり自慢していた。

モリ監督は「汁画」という謎の言葉を発し、「これはカレーうどんを食べる時の汁を利用して作品を作ること。YouTube でも作品の動画をUPしているので見てほしい」と説明を聞いても分かりにくい回答を。どうやらカレーうどんを食べる際に紙を前掛け代わりにし、器用に汁を飛ばして絵を完成させる技法らしい。未知の世界に磯村は「検索したら出てきますか? 絶対に動画見る!」と興味津々だった。

最後に主演の清水が「映像になってみると、奇抜なビジュアルとは違って、まっとうな青春ストーリーです。ぜひ“#映画あばら骨刺さった”で感想をつぶやいてください。公開に向けてまたよろしくお願いします! 今日は楽しかったです!」と全国公開に向け気持ちを新たにし、イベントを締めくくった。

劇場アニメ「カメの甲羅はあばら骨」は10月28日(金)から公開。公開日の28日からはカメ田、カエル川、ライオン寺、フラ美、11月4日(金)からはキリン沢、ワニ渕、ワシ崎、サメ津のステッカーが入場者にプレゼントされる。

STORY

カメ田カメ郎(清水尋也)は、さえない学園生活を送るごく普通の高校2年生。本音はあばら骨の中に隠して過ごしていた。ある日、カメ田の親友・カエル川エル隆(磯村勇斗)が人助けをしたニュースが瞬く間に拡散し、生徒会長を目指す学園のスーパースター、 ライオン寺ライ王たち上位グループの目に留まる。突然彼らの仲間入りをしたカエル川と、嫉妬と劣等感にさいなまれるカメ田。そして生徒会選挙当日、“骨と骨がぶつかる”セッションが始まる…。

作品情報

©2022 カメの甲羅はあばら骨製作委員会 ©川崎悟司 / SB クリエイティブ

「カメの甲羅はあばら骨」
2022年10月28日(金)全国ロードショー

出演:清水尋也、磯村勇斗、江口拓也、上國料萌衣(アンジュルム)、野津山幸宏、天月、栗田航兵(OCTPATH)、四谷真佑(OCTPATH)、森本晋太郎(トンツカタン)、坂本慶介、でんでん

原作:川崎悟司「カメの甲羅はあばら骨」(SB クリエイティブ刊)
監督:モリ・マサ
脚本:田中眞一、モリ・マサ
アニメーション制作:タイプゼロ
主題歌:OCTPATH「Like」(YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.)
劇中歌:高垣彩陽「骨賛美歌」、サメ津サメ成(CV:天月)「噛みついても良いですか?」「噛みついても良いですか?~選挙 ver.~」
企画:Studio Outrigger
製作:カメの甲羅はあばら骨製作委員会
配給:イオンエンターテイメント、アスミック・エース

©2022 カメの甲羅はあばら骨製作委員会 ©川崎悟司 / SB クリエイティブ

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