泉里香&小越勇輝『高嶺のハナさん』インタビュー「弱木君がめちゃくちゃかわいいです」

特集・インタビュー
2021年05月29日

『高嶺のハナさん』

バリキャリOLだが、実は恋する小学生のような乙女の2つの顔を持つ高嶺華と、年下のダメ社員・弱木強が織り成すラブコメディ『高嶺のハナさん』(BSテレ東 毎週(土)深0・00~0・30)。本作で主人公の華を演じる泉里香さんと、弱木を演じる小越勇輝さんに、現場の雰囲気や役作りで意識したことを伺いました。

◆泉さんの振り切ったお芝居がすごいという声を聞きました。華さんを演じてみていかがでしたか?

泉里香:オフィスで仕事をしている華さんも、お家にいる時の華さんも、想像以上にかなり振り切って演じさせていただきました(笑)。華さんの2面性がどんなふうに皆さんに伝わるんだろうと想像しながら毎日すごく楽しく撮影していました。

小越勇輝:僕は、撮影中はお家の中にいる華さんを見たり心の中の乙女の声を聞いたりすることができないので、完成した映像を見た時に、会社にいる時とは全然違う華さんの一面を見ることができてすごく面白いなと思いました。部屋もラブリーでかわいかったです。

:一面ピンクでね。劇中にも出てくるんですけど、華さんは部屋の中に弱木君の写真を飾っているんですよ。私もまさか写真を飾っているほどだとは想像していなかったので、初めて部屋に入った時は驚きました(笑)。

小越:僕もそれを聞いた時はびっくりしました(笑)。

:神棚に置くように飾ってあって。その光景を現場で見た時に細部までこだわっていて、この作品はすごく面白くなるだろうなと感じました(笑)。

◆小越さんは、華さんのような2面性を持った女性についてどう思いますか?

小越:ドラマでは華さんのかっこいい部分もかわいらしい部分も見られるので、そのギャップはすごく良いなと思うんですが、裏の顔によっては「あ…そういう人だったんだ…」って驚いてしまうことがあると思います。

◆苺ちゃん(香音)のような裏の顔が小悪魔みたいなタイプはいかがですか?

小越:…怖いです(笑)。

:(笑)。

◆泉さんはご自身が演じられる華さんをどのように捉えていますか?

:すてきな人だと思います! あんなに仕事はできるのに、なんで恋愛だけそんなに下手なの? もう少し方法を考えたらきっとうまくできる女性なのに! って(笑)。あとは、ほかのどの男性にも全くなびかずに、弱木君を純粋に一途に思い続けているところはかわいらしいですね。女性として魅力的なポイントの1つだと思います。

◆では、弱木君のような男性はいかがですか?

:めちゃくちゃかわいいです。弱木君はチンアナゴのキャラクターのペンを持っていて、デスク周りが本当にかわいいんですよ(笑)。たぶん弱木君みたいな後輩がいたら「あ~今日もかわいいな~」っていつも眺めてしまうと思います。あ…華さんと同じですね(笑)。ドラマでは弱木君が一生懸命仕事に取り組んでいる姿とかも出てくるので、ぜひデスク周りにも注目して見ていただきたいです。

◆小越さんは弱木君をどのように演じようと思いましたか?

小越:僕は弱木君の真っすぐさやピュアさという疑いを持たない部分はすごく大事にしたいなと思っていたので、華さんやほかの登場人物から受けた言葉や行動に対してまっすぐ返すことを意識しました。僕自身、人に言われた言葉に対して、一度自分の中でかみ砕いてからどう発言しようと考えてしまうことが多いので、弱木君の真っすぐな部分に尊敬しました。

◆現場の雰囲気はいかがでしたか?

:すごく楽しく撮影させていただいて、苺役の香音さんが二十歳のお誕生日を迎える前は「やっとお酒が飲めるようになるね」とか、そういうたわいもない話をしていました。

小越:香音さん、すごいピッチピチなんですよ。香音さんの内からあふれ出るエネルギーをすごく感じましたし、そのエネルギーに本当にいつも圧倒されて。目の前にあるものをスポンジのようにどんどん吸収して、日々大きくなっているのをひしひしと感じていました。

:本当に。小越さんがおっしゃる通りで、エネルギーに満ちあふれていましたね。

◆では、通称チャラ田役の猪塚さんは?

:猪塚さんは今回名前の通りチャラチャラした役なんですけど、財布を片手で回していたり、歩き始める時にチャラそうなポーズを決めていたり、チャラ田らしいチャラいしぐさが本当にハマっていました(笑)。そういうポイントがチャラ田としてのキャラを立たせていて面白かったです。

小越:このドラマはコメディ要素が強い作品なんですけど、猪塚さん演じるチャラ田もすごく仕掛けてくるんです。テストから本番までいろんなパターンのチャラさを見せてくれるので、毎回すごいなと思って見ていました。猪塚さんだけじゃなくて、撮影が進んでいくうちにいつの間にかコメディシーンがどんどん増えていって、撮影の中盤にはもうみんな普通のシーンだけでは物足りなく感じるほどになっていました(笑)。

:回を重ねるごとに全キャラクターがどんどん面白くなっていくので、そこもこの作品の見どころになっていると思います。

◆最後に、「恋愛レベルが小学5年生」というテーマにちなみ、お2人の「〇〇レベルが小学5年生」を教えてください!

小越:僕は英語レベルが小学5年生。英語は全然できないんです…。

:私は味覚レベルが小学5年生。好きな食べ物はカレー、ハンバーグ、焼き肉、ラーメンで…。いまだにお子様ランチみたいなご飯が好きで、味覚は小学5年生。全然成長していないですね(笑)。

PROFILE

●いずみ・りか…1988年10月11日生まれ。京都府出身。A型。「Oggi」専属モデル。最近の出演作にドラマ『ゲキカラドウ』『隕石家族』など。映画「まともじゃないのは君も一緒」が現在公開中。

●おごえ・ゆうき…1994年4月8日生まれ。東京都出身。O型。舞台「テニスの王子様 2nd season」や『刀剣乱舞』など多くの舞台に出演。現在は、アニメ『ミュークルドリーミー みっくす!』で声優を務めるほか、数々の映像作品への出演など多岐にわたって活動中。

番組情報

真夜中ドラマ『高嶺のハナさん』
BSテレ東
毎週(土)深0・00~0・30

テレビ大阪
毎週(土)深0・56~1・26

<5月29日(土)放送 第8話あらすじ>
華(泉里香)と弱木(小越勇輝)は、迫りくる仕事の締め切りに追われていた。更田(猪塚健太)は居酒屋で弱木に「おまえにとって高嶺の花である華を諦めろ、俺がもらう! 苺と付き合え」と告げる。苺(香音)は、お店で偶然出てきた三日月のケーキが、弱木のインスタに出ていたケーキと同じ物と知り、弱木こそ自らの運命の人だと思う。そして弱木のアパートに突然押しかけて、弱木に愛の告白をするのだが、弱木は…

<STAFF&CAST>
原作:ムラタコウジ
脚本:岡庭ななみ、宮本勇人
監督:内藤瑛亮、堀江貴大、高杉考宏、塚田芽来
出演:泉里香、小越勇輝、香音/猪塚健太

公式サイト:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/takanenohana/

©「高嶺のハナさん」製作委員会2021

●text/山村千晴

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