6月11日(金)公開の劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」から明石家さんまさん、大竹しのぶさん、渡辺歩監督にインタビュー。後編は、肉子ちゃん役に大竹さん、娘役にCocomiちゃんを起用した理由や、さんまさんも立ち合ったというアフレコについて教えてもらいました。
◆肉子ちゃんの声優を大竹さんにというのは、他のスタッフさんからの提案だったと完成報告の会見でも聞き…。
さんま:(かぶせ気味に)会見、僕どうでした? 面白かったですか?
◆非常に面白かったです(笑)。
さんま:それを聞いて安心しました。ほんで何?(笑)
◆質問はアフレコに立ち合って大竹さんのお声を聞いていかがでしたか、と。
さんま:大竹さんはアニメもいろいろやっていらっしゃって、大昔二人で短編のアニメを作ったこともあるんです。なので力は知っていましたし、声優としては安心していました。ご本人は大阪弁が心配だと言っていたんですが、「心配なの」という時はできる時なんですよ。「私このシーン、ダメかもしれない」と言いながら全部できることは分かっていて、そこが好きで共演するんですが、そこが嫌いで別れたんです。
大竹:よく本当に、次から次に言葉が出てくるよね(笑)。
さんま:(笑)。大竹さんで正解だったと思いました。スタッフが全員、声をそろえて「大竹しのぶ」と言った意味は分からなくはないし、終わった今は感謝しています。これは大竹さんしかできなかったなって。ただ完成してみて他の人がやったらどういう形になったのか…声優を全部変えたらどんな作品になるのかやってみたいって気持ちになりました。