BOYS AND MEN「会えない期間を経てより仲良くなった。“ボイメン”っていいなと思いました」

特集・インタビュー
2021年07月28日

BOYS AND MENが728日(水)に最新シングル「ニューチャレンジャー」をリリース。テレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』(テレビ東京系)の主題歌となっている本作は、一度聴けば忘れない幅広い世代に元気を与える応援ソング。メンバーが思う楽曲の注目ポイントやミュージックビデオ撮影時のエピソードなどについて、たっぷり語ってもらいました!

 

◆まずはニューシングル「ニューチャレンジャー」を初めて聴いた時の印象から教えてください。

平松賢人:この曲はテレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』の主題歌になっているんですけど、アニソンなだけあって、めちゃくちゃキャッチーだなと思いました。あと僕自身も初めて聴いた時に「あっこういうメロディーラインか」とすぐに全体像が把握できたので、皆さんもすぐに覚えてくれるんじゃないかなと思います。

小林豊:分かる~! 僕も最初に聴いた時に、すごくワクワク感がある曲だなと思いました。

平松:アニメのオープニングにふさわしい曲だよね!

勇翔:僕は『シンカリオン』がすごく好きで全話見ているので、初めて曲を聴いた時はもちろんですが、レコーディングの時から「この曲にどんなアニメーションがつくんだろう?」とオープニングの映像を想像しながら歌えて楽しかったです。

吉原雅斗:『シンカリオン』に携わらせていただくのは3作目で。1作目の時は僕らにとっても新たなチャレンジでもあったんですけど、今回は「『シンカリオン』と言えばこういうことだよな」ということがちょっとずつ分かってきた中での曲だったので、心持ちが違いましたね。

本田剛文:そうだね。アニソンということもあってか、本当に歌詞が前向きで、ネガティブなことが一切ないんですよ。アニメのストーリーや新幹線のイメージに沿っているというのもあるんですけど、それが結果として今の世の中に必要なメッセージになってるんじゃないかなと思って。僕らも歌っていて元気になるし、聴いていても元気になれる曲だと思うので、アニメのファンの方や僕らのファンの方以外にも、ぜひこの曲を聴いてほしいです。

辻本達規:このご時世、なかなか外に出られなくて気分が下がったりすることもあると思うんですけど、全国の子供たちをはじめ、皆さんの一筋の光になるような曲だと思いましたし、僕らがその一筋の光になれたらいいなと。個人的には『シンカリオン』の映画に出させてもらったり、今回も声優をやらせてもらったりしているのですが、何よりまたボイメンとして主題歌を歌わせていただけることが本当にうれしかったですし、より思い入れの強い1曲となりました。

水野勝:いいこと言った!

◆楽曲同様、インパクトの強い振り付けが印象的ですが、特に注目してほしいポイントやファンの方にまねしてほしい部分などはありますか?

平松:今回は“Zダンス”といって、いろんなところでいろいろなZを表現しているんです。例えばZジャンプをした時に「どこがZなのかな?」と思いながら見ていただくと、足が一瞬Zになっていたり。細かいところもあるんですけど、分かりやすいところで言うと、右腕が上、左腕が下、胸あたりに置いて…う~ん…文字でどうやって伝えたらいいんだろう?

本田:「淋しい熱帯魚」をイメージしていただければ!

吉原雅斗Winkさんね。

小林:世代が(笑)。子供たちには分からないんじゃない?

本田:じゃあ、「マル・マル・モリ・モリ!」なら分かる?

小林:あぁ~。でも、それもギリじゃない?

平松:まあ、Zダンスはボイメンのものなので!

小林:(笑)。僕たちの説明では伝わりにくいと思うので、ぜひ「ニューチャレンジャー」のMVを見て、ぜひ一緒にまねしてほしいです!

平松:ほかにも新幹線がモチーフになっている振り付けがいくつかあって。電車の上についているパンタグラフを表していたり、掘り下げていくと「こういうことなんだ!」って気づいてもらえる部分もたくさんあると思うので、ぜひじっくり見てほしいですね。

田村侑久:実際に鉄ヲタの方や幼い子たちもこの曲を使って“踊ってみた動画”を撮影してSNSにアップしてくださっていて。

本田:見た見た! あれ、すごくうれしいよね。僕たちが踊っている姿を見ていただくと一見激しそうに見えるんですけど、実際に踊ってみるとすごく簡単でキャッチーなので、子供からおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い世代の方たちに楽しんでもらえると思いますし、この曲を通して世代間の輪をどんどん広げていきたいです。

◆MVの見どころやお気に入りポイントを教えてください。

水野:僕のお気に入りポイントはCGの部分ですね。制作段階からこういう方向性にしたいとメンバーで何度も話し合って、代表で吉原君がスタッフさんとやりとりしてくれたんですけど、全体的にポップなMVになっています。今回は子供たちにもたくさん見てほしいという思いがあったので、あえて字幕に振り仮名をつけたり、子供たちからのメッセージを入れたりと、見ていても飽きないようにいろいろ工夫を凝らしたMVになっていて。出来上がりを見てこれまで以上に手応えを感じましたね。

田村:そんな真剣に取り組んだ中、252秒のところで本田君が急に変顔をかましていまして。

水野:しかも落ちサビの一番いいところで。

田村:あっ、やられたなって(笑)。

本田:悔しかったでしょ!

水野:というより、「やっていいんだ」って思った(苦笑)。

田村:みんなが子供たちに向けて夢や希望を届ける中、1人だけ個を出してしまっているという。

本田10年やってきていまだに個が出ない方が逆に問題かと!

田村:いや、おまえだけだから!

水野:今このやりとり文字で見たら、めっちゃピリピリして見えるよ多分!

吉原:確かに文字だとニュアンスが伝わらんからね~。

本田:全部に(笑)ってつけてもらわな。

田村:で、俺が…(苦笑)って。

辻本:いや、…だけで終わりにしよ!

本田:ダメダメ! けんかしてるみたいに受け取られちゃうから。

◆とりあえずそのままのやりとりを載せますね(笑)。

辻本:お願いします!

本田:さっきの話に戻りますけど、実は変顔については、MVを見るまで僕自身全く気づいてなくて。やったことすら自覚していなかったんですけど、出来上がりを見たら本当に変な顔をしていて…。

田村:一瞬止めた時に変顔になったりするレベルじゃなくて、しっかり変顔という。

本田:逆にほかのカットじゃダメだったんかな~って思ったよね。

◆イケメンというベースがあるから、より変顔も際立ちますよね。

本田:(ドヤ顔で)まあね~!

田村:まあねって。

水野:けんかすな!

一同:(笑)。

田村:ぜひ皆さん、252秒のところをお見逃しなく!

水野:宣伝すな!(笑)

◆MV撮影時の裏話やエピソードはありますか?

田村:千葉県にある大慶園というまさにインスタを映えするようなアミューズメントパークで撮影したんですけど、バスケットコートとかもあって、そこにいた高校生たちとバスケをやったり、空き時間はずっとみんなで遊んでましたね。

小林:合間に遊んじゃうと「汗をかいてメイクが崩れるからやめて」ってマネージャーに言われていたんですけど、最終的にはマネージャーも一緒に参加してて(笑)。

平松:めっちゃ楽しかったよね。

小林:気持ちが高まる場所だったから、みんなで終始ワイワイしてたよね。

辻本:あと、いつもだったら、何回も同じ振りを踊らないといけなくて、結構気持ちが折れそうになるんですけど、今回は女子高生を含め観客の方がいらっしゃったんで、いつもより頑張れました(笑)。

小林:なんか赤カッコいい~! ヒュ~みたいな声があったんだよね(笑)。

辻本:そうそう(笑)。表情には出しませんでしたけど、結構それで頑張れたところはあります(笑)。

本田:いや思い切り出とったし!

水野:むしろ指さしとったよな。

田村:カットかかった瞬間、カッコつけとったし。

辻本:いつもハーハー息切らしてるのに…。

本田:息切れてないふりして?

辻本:ゆっくり深呼吸してました(笑)。

本田:きしょいのう~。

辻本:おい!(笑) きしょいはカットでお願いします!

田村:そのまま使ってください(笑)。やっぱ誰かに見られてると意識が変わるよね。

辻本:ボイメンはライブで力が発揮できるタイプだしね。

水野:でも、最初の方はちょっと照れもあったよね?

田村:何人かが見てくれてて、そこに合流する形でだんだん人が増えていったんですけど「えっ何? EXILE? 誰?」って僕らのことを知らない人も多くて。そんな中でMVを撮っていて、男性グループだとバキバキに踊るイメージを持たれている中で、本番が始まった瞬間あのダンスだからみんながあれ? って…(笑)。

辻本:今回のダンスは子供たちも踊れるようにって、ちょっとおふざけが入ってるから。

田村:思っとんのと違って「女子高生たちごめんな、俺らこっち(方向)なんだ」って思ったよね(笑)。

水野:でも、最後の方は見ている人も一緒に踊ってくれて。簡単に踊れるダンスだから、その点では良かったよね。

◆では「ニューチャレンジャー」というタイトルにちなんで、メンバーの中で一番“チャレンジャー”なのは?

一同:全員!

辻本:そこは揺るがないです。誰が一番とかないです!(キッパリ)

◆さすがですね! では、アウェーな場所で先陣を切っていくメンバーは?

辻本:それも全員だよね。多分俺って言ったら、いやいや待て待て、俺だ! ってってそれこそみんなでけんかになっちゃうんで。

本田:本当? どうぞどうぞって言うよ、俺。

辻本:じゃあ、本田以外。

一同:(笑)。

辻本:ほかにはいない? 自分から降りる人は?

田村:もしかして勇翔、今悩んどる?

勇翔:…時と場合によるって書いてください。

吉原:さっきから書いてくださいばっかり(笑)。

田村:おまえは切り込み隊長だろ?

辻本:峠の切り込み隊長!

勇翔:その時求められている人、この分野はこのメンバーが強いというのがあったら、その人に行ってもらうので。

田村:ジャンルごとにそれぞれがチャレンジャーであると。

勇翔:そうそう、そういうこと!

◆ここでは自分が先陣切っていくぞという、得意ジャンルとは?

田村:(間髪入れずに)峠です。

本田:勇翔に言わせたりや(笑)。

勇翔:山とかあると走りたくなります。

小林:俗にいう、走り屋ですね。

辻本:でも、ちゃんと法定速度は守ってます!

本田:僕は、おしゃべり。

辻本:ジャンル、古舘さん。

本田:古舘伊知郎さんの弟子をやらせてもらってるので。

田村:走り屋ならぬ“古舘屋”ね。

本田:古舘さんだけって、かなり偏った状況だと思うけど!

水野:じゃあ“しゃべり屋”。

辻本:っていうか、走り屋の後に、しゃべり屋がきたら、その後も“屋”の流れでいかなあかんやん。ムズイて“~屋”は!

本田:(辻本は)野球屋でしょ?

平松:内野じゃない?

小林:そっちの野もあり!?

辻本:(無視して)僕はスポーツ&バラエティ!

本田:2つもいくなよ。

辻本:“スポバラ”と書いておいてください。

◆分かりました(笑)。田村さんは?

田村:僕は配り屋。

辻本:ちょ、待って“~屋”復活させとるやん!

平松:チラシ配り頑張っとったからね。

辻本:じゃあ、吉原は?

田村:踊り屋。

吉原:コリア。

一同:(笑)。

吉原:韓国語講座をやらせてもらってるんで。

小林:屋(や)じゃなくて、ア(あ)ね。

◆小林さんは?

辻本:(小林を遮って)料理屋。

水野:シェフ屋。

吉原:ケーキ屋。

田村:元パティシエだからね。

本田:いやいや、自分で決めさせたってくれよ~。

小林:まあ、どれでも当てはまるからな~。なんでもいいけど、あえて言うなら、料理屋かな?

◆平松さんは?

平松:(即座に)僕はライブ屋。

本田:前から自分でライブ屋さんって言ってたもんね。

水野:これは妥当だね!

◆では、水野さん。

本田:う~ん…最近もっぱらフリースタイルの人だからな。ラップ屋とか?

吉原:そうだね。

水野:ラップ屋、いいね!

辻本:結局みんな屋(ア)で、なんか俺だけ流れ読めないヤツみたいやん!

一同:(笑)。

水野:じゃあ、野球選手は?

辻本:むしろ全然かけ離れとるし。

本田:野球プレイヤーっていうのはどう?

本田以外:おぉ~!

辻本:そこまで言うなら、ベースボールプレイヤーにしてほしい!

一同:(笑)。

辻本:さすが古舘の血を受け継いどるだけのことはあるな。

本田:師匠を呼び捨てにすな!

一同:(笑)。

◆2020年~2021年はボイメンにとってデビュー10周年というスペシャルイヤー。振り返ってみて、どんな一年でしたか?

水野:新型コロナウイルスの影響で、計画していたアリーナツアーや海外でのMV撮影などができなくなってしまったり、お客さんの前に立つことも7か月ぐらいできなくなってしまって。10周年イヤーとして特別なことをやりたかったのにできなくて、僕らが想像していた10周年とはかなり違ったものになりましたね。でも、昨年の9月ぐらいから全国6都市でツアーをやらせてもらって、7か月離れたからこそ、あらためてお客さんの前に立つことの大事さを感じたというか。今まで当たり前にやれていたことが当たり前じゃなくなったからこそ、より感謝の思いが強くなったし、ライブに懸ける熱量が高くなったので、原点回帰することができたんじゃないかなって。お客さんが入らなさすぎて、お客さんに見てもらえない時期が長かったので、ポジティブな捉え方をすると、そういう時期に戻った気がして、それはそれで良かったのかなって思います。もちろんネガティブなこともあったんですけど、このまま進んでいくよりはここで10年前をあらためて見ることができたというのは、僕らにとって意味のあることだったのかなと思いましたね。

平松:メンバー同士も会えない時間ができて、Zoomで集まったりみたいなことは何回かあったんですけど、実際に顔を合わせることがなくなってしまって。1人ずつで仕事をする機会が増えて、半年後ぐらいに会った時に…。

本田:いやいや、会わなかったのは2か月ぐらいだよ。

辻本:半年ぐらいに感じたってことね。

平松:そう。それぐらい会わない期間があって「あれ、なんかみんなに会いたいな」って思ったりして。正直、それまではずっと一緒にいるし、その分悪いところも見えてくるから、なんかな~って思うこともあったんです。もちろん居心地はいいんですけどね。でも久々にみんなで集まった時すごくうれしくて、楽しくて。会えない期間を経て、前よりも単純に仲が良くなった気がしました。

小林:めっちゃ分かる!

平松:メンバーのありがたみというか、ボイメンってやっぱりいいな~って思えたタイミングがこの10周年でできたのは良かったと思います。

◆個々でもドラマやバラエティなど幅広い活動をされている皆さんですが、それぞれの今後の目標を教えてください。

田村:弓道をやってみた~い!

水野:軽っ! その言い方(笑)。

辻本:僕はこれまでスポーツやバラエティをはじめ、いろいろとやらせてもらってきたんですけど、次は朝ドラに出たいです!

本田:“朝ドラ屋”ね。

辻本:次の取材の時は朝ドラ屋って言います。

本田:まだ出てないけどね。

辻本:その時までに実現させたいんです!

本田:僕はしっかり腕を磨いて、世の中の人にしゃべり屋だと分かってもらえるように頑張ります!

水野:僕は映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』に出演しているんですけど、演技でこのグループを引っ張っていけるように頑張ります。

勇翔:僕もお芝居が好きなのでいろんな役をやっていきたいですし、さっきの走り屋の話の続きで、「ジャパン峠プロジェクト」という峠を応援する団体のアンバサダーになったので、車関連のことにも精力的に関わっていけたらいいなと思います。

平松:僕はうちの事務所で最近ミュージカルをやったんですけど、それがすごく楽しくて。とはいえ、外部のミュージカルに出るにはまだ実力が足りてないと思うので、そこに出られるぐらいの実力をつけたいと思います。

水野:(山崎)育三郎さんみたいな。

辻本:育三郎さんというよりは宮野真守さんじゃない? 似てるし。

田村:細い宮野さんね(笑)。

本田:声優さんでありながらも、舞台でも活躍されたりしてるし、多彩だよね。

小林:僕は、自分のお菓子をプロデュースしたいです。

吉原:いいね! 合ってると思う! 僕は、いろんなジャンルの歌を歌いたいです。

田村:ちょっと! みんな真面目なこと言ってるから、俺も真面目なこと言いたいんだけど!

辻本:それなら俺も実力が足りないんでもっと勉強したいです! ってつけ加えてほしい。

小林:で、たむたむ(田村)は?

田村:(一同の注目が集まる中)今年の夏はみんなでバーベキューしたい!

一同:…(シーン)。

辻本:俺らのためだけにやるな!

一同:(笑)。

水野:しかも全然真面目なことじゃないし。

本田:期待外れ(笑)。

辻本:オチとしては弱すぎだな(笑)。すみません…最初の弓道やりた~い! を最後のオチに使ってください(笑)。

田村:なんでだよ(笑)!

PROFILE

BOYS AND MEN
●ぼーいずあんどめん…2010年に結成された東海エリア出身・在住のメンバーで構成された9人組エンターテイメント集団。 現在、東海エリアを中心にテレビ・ラジオのレギュラーを多数持ち、ソロとしてもドラマ、映画、バラエティ番組出演などさまざまな分野で活躍中。

リリース情報

「ニューチャレンジャー」
2021年7月28日(水)発売

●photo/市川秀明 text/星野彩乃

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