杉野希妃「しばらく赤やピンクのリップがつけられなくなってしまって…」 映画「愛のまなざしを」公開記念カウントダウン特集 第3弾

特集・インタビュー
2021年11月11日

杉野希妃「愛のまなざしを」インタビュー

◆鮮やかなリップをつけていた綾子が、ラストだけ何もつけていないのが印象的でした。

綾子はもともと悪い女性ではなく、「愛が欲しい」という切実さのみが彼女を生かしていたのが分かるシーンになったと思います。私は綾子を演じた後、しばらく赤やピンクのリップがつけられなくなってしまって…。もともと濃い色はつけないんですけど、ある意味トラウマのような。綾子から本当に離れたいなって(笑)。

◆「見たい」という気持ちから始まった監督の作品で綾子という女性を生きてみて、いかがでしたか?

今までとは全く違う感覚が得られたと思います。私は憑依型の女優ではないし、現場でも役と自分をすごく客観的に見ているタイプだったんです。でも、なんて言うのかな…全く共感できないから突き放していたのに、いつの間にか自分の内側に潜んでいたような感覚というか(笑)。それによって精神的なダメージも受けましたが、監督が(感情面を)全然語らずとも、(付けられた)動きによって得られる感情があるということが、すごく分かりました。監督のその手法は、人間の心理を突いているなって。自分で動いてみて、すごく感じましたね。

PROFILE

杉野希妃「愛のまなざしを」インタビュー

杉野希妃
●すぎの・きき…1984年3月12日生まれ。広島県出身。慶應義塾大学在学中にソウルに留学。2005年、韓国映画「まぶしい一日」で映画デビュー。「歓待」(10年)「おだやかな日常」(12年)「ほとりの朔子」(13年)などをプロデュース兼出演し、2014年には「マンガ肉と僕」で監督としてもデビュー。近年の出演作は「海の底からモナムール」「夏、至るころ」「ユキとの写真」など。

作品情報

中村ゆり「愛のまなざしを」インタビュー
©Love Mooning Film Partners

「愛のまなざしを」
2021年11月12日(金)全国公開

(STAFF&CAST)
監督:万田邦敏
脚本:万田珠実、万田邦敏
出演:仲村トオル、杉野希妃、斎藤工、中村ゆり、藤原大祐、万田祐介、松林うらら、ベンガル、森口瑤子、片桐はいり
配給:イオンエンターテイメント 朝日新聞社 和エンタテインメント

(STORY)
貴志(仲村トオル)は患者の話に耳を傾けてくれると評判の精神科医。6年前に亡くした妻・薫(中村ゆり)に囚われ、薬で精神を安定させる日々を送っていた。ある日、患者としてやってきた綾子(杉野)は、治療関係を越えて、貴志と愛し合うようになる。しかし綾子は、貴志の薫への断ち切れない思いや、薫との子である祐樹(藤原大祐)の存在を知ると、猛烈な嫉妬し、独占欲を抱くようになる。そして前妻の弟・茂(斎藤工)に近づき…。

公式HP:https://aimana-movie.com

公式Twitter:@aimana_movie

公式Instagram:@aimana_movie

©︎Love Mooning Film Partners

 

photo/TOMO(tweety) text/佐久間裕子 hair&make/平林純子(CLEO) 衣装協力/Jancidium

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杉野希妃「愛のまなざしを」インタビュー

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<応募締切>
2021年11月18日(木)23:59

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