佐々木希インタビュー「出演できるんだといううれしさでいっぱい」『カムカムエヴリバディ』

特集・インタビュー
2022年01月21日

現在放送中の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合ほか)で、笹川奈々役を演じる佐々木希さん。

奈々は、芸能事務所「笹川プロダクション」の社長令嬢。笹川プロダクション主催の関西ジャズコンテストで、トミー(早乙女太一)とジョー(オダギリジョー)のトランペットに興味をもつ人物だ。

奈々について「仕事を全うしようとするプロ意識が高く、面倒見が良い女性」と話す佐々木さん。本作出演への思いや、役柄、そして共演者の方々の印象についてお話しいただきました。

佐々木希 インタビュー

◆出演が決まったときの気持ちを教えてください。

今回の出演が決まったとき、幼いころから見ていた朝ドラに自分が出演できるんだといううれしさでいっぱいでした。秋田の母もとても喜んでくれました。

◆奈々を演じるうえで意識されていたことは?

(ジョーがいる)大阪の人たちにとっては、奈々は急に東京から来た人ですし「なんだよ、あの女」と勘違いされやすく鼻につくタイプかもしれません。でも台本を読んだ時、私は、奈々は仕事を全うしようとするプロ意識が高く、そして面倒見が良い女性だなと思いました。
社長令嬢という部分を強調すると意地悪な印象になってしまいそうなので、「仕事へのプロ意識が高く、そして一本筋の通った女性」として演じるよう意識しました。

◆共演者の方々にはどんな印象を持っていますか?

深津(絵里)さんのことは、昔からテレビで拝見していましたので、本当に実在するんだ!(笑)と、今回初めてお目にかかれて本当にうれしかったです。一緒にお芝居させていただいて、るいさんには目を離せないぐらい引き込む力があって、ピュアさと凛としたところは実際の深津さんに通じるものがあったなと思いました。
オダギリ(ジョー)さんは、休憩中緊張している私に話しかけてくださったりとても気遣っていただきました。すごく柔らかくて温厚な方だなと思いました。一緒にお芝居させていただき、トランペットを吹いている口の動きや目の動きなど、繊細なお芝居を間近で見られてとても感激しました。

◆視聴者の方々に向けてメッセージをお願いします。

あんことジャズと時代劇…と日本人として心を揺さぶられるものがたくさん詰まった素敵なドラマなので、初めて出演させていただく朝ドラが『カムカムエヴリバディ』で、なおうれしいです。
この作品を見て、新たに英語を習いたいと思った方も多いのではないでしょうか。
『カムカムエヴリバディ』はヒロイン3世代の物語で、親子の絆だったり、温かい日常を描きながらも葛藤していく様もしっかりと描かれています。会えない時間がいろんな感情を育て、愛が深まったり、誤解の溝を深めたりと、とても人間味のある作品だと思いますので、ぜひ毎朝楽しみにご覧いただけるとうれしいです!

番組情報

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
NHK総合ほか
毎週月~土曜日 前8・00~8・15ほか

©NHK