≒JOYインタビュー「応援していてよかったと思われる存在になりたい。アイドルとしての伝説が残せるように頑張ります」

特集・インタビュー
2022年10月14日
≒JOY
≒JOY

7月に富士急ハイランド コニファーフォレストで行われた「イコノイジョイ 2022」でステージデビューを果たし、1stソング「≒JOY」のMVは公開から約1か月で総再生回数100万回を突破するなど話題沸騰中の≒JOY。そんな彼女たちの2ndソング「笑って フラジール」が現在各種ストリーミングサイトで配信されている。本作の聴きどころやMV撮影の裏側などについて、逢田珠里依さん、市原愛弓さん、大信田美月さん、藤沢莉子さん、山田杏佳さん、山野愛月さんに聞きました。

◆「笑って フラジール」を初めて聴いた時の印象は?

山田杏佳:≒JOY(以下ニアジョイ)らしい明るい曲だなと思いました。歌詞がとても前向きで私たちが歌いながら聴いてくださる方を励ますだけでなく、私たち自身も励まされる曲で。歌っていて元気になれます。

山野愛月:元気な曲というのが第一印象でした。“今なりの応援歌”がテーマなのですが、私も聴けば聴くほど、歌えば歌うほど、勇気や元気をもらえています。

藤沢莉子:愛月も言っていたように、応援歌ということで誰が誰に当てて歌っても心に響く歌詞が印象的だなと思いました。私はファンの皆さんと≒JOYの関係だけでなく、≒JOYと指原(莉乃)さんの関係性も表されているような気がしたんです。特にDメロ部分は指原さんからの“ちゃんと見ているよ”というメッセージにも思えて、すごくうれしかったです。

市原愛弓:私もDメロ部分がすごく好きです。ファーストソングの「≒JOY」から比べると、現実的で聴く人に何かを訴えかけているような歌詞もすてきだなと思いました。ファンの方と一緒に盛り上がれるような部分もあって、パフォーマンスでも私たちらしさを出すことができるんじゃないかなと思っています。

大信田美月:歌詞を読むと明るさの中に繊細さも含まれているなと感じました。応援歌といっても、ひたすらに“頑張れ!”とエールを送るだけでなく、“自分のペースでやっていいんだよ”と語りかけてくれているような気がしました。

逢田珠里依:すごく相手のことを思いやっている歌詞で。元気なだけでなく暖かい曲だなと思いました。サビのリズムがキャッチ―なところも好きで、初めて聴いた日から既に口ずさんでいたくらい覚えやすいところも好きです。

≒JOY・逢田珠里依
≒JOY・逢田珠里依

◆10月上旬現在で再生回数120万回を突破したMVも、ダンスシーン以外にドラマパートがあり見どころが盛りだくさんですね。

山田:そうですね。でも、ドラマパートはどちらかと言うと演じるというより結構素に近い感じだったよね?

大信田:うん。ストーリー性はあるけどリアルだよね。

藤沢:私は曲がり角から8人くらいがわっと出てきて、(江角)怜音を囲んで「おめでとう」って言うシーンが好きで。そこには廊下にいた子たちも勢ぞろいするんですが、ドラマパートの中で全員がそろうのはその部分だけなんです。みんな本当に心から怜音を祝福しているからすごくいい笑顔だったし、完成したMVを見てニアジョイの仲の良さが伝わってきました。

逢田:私は怜音に向けて動画で応援メッセージを送るシーンが印象に残っています。莉子ちゃんと二人で撮ることになったのですが、監督から「すこしくだけたパターンはどう?」と言われて。私たちはみんなと少し雰囲気を変えて撮影しました。

≒JOY・市原愛弓
≒JOY・市原愛弓

◆動画は実際に撮影していたんですか?

一同:しました!

山野:私は怜音の後輩という設定にして、「怜音先輩!」と言いながらメッセージを送りました。

山野以外:かわいい~?

山田:「撮ります!」と言われて撮っているわけではなく、「合間で撮っておいてね」と言われていたこともあって結構ラフに撮れたかなと。自撮りをしているメンバーもいれば、誰かに撮ってもらっている子もいて。撮り方から個性が出ているような気がします。あゆみん(市原)は怜音の真似をして空手のジェスチャーをしていたよね。

市原:そうそう。怜音といえば空手だから、私もやってみたんだけど。残念ながらそこは使われていませんでした…(笑)。

山野:いつかファンの皆さんにもその動画を見てもらえる機会があればいいね。

≒JOY・大信田美月
≒JOY・大信田美月

◆グラウンドでのダンスシーンはかなり風が強そうでしたね。

藤沢:そうなんです(笑)。撮影当日は暑さに加えて台風直前ということもあってとにかく風が強くて…。砂埃もすごかったですし、踊っているとき何度も髪の毛が口に入りました(笑)。

市原:みんなぐちゃぐちゃだったよね(笑)。でもその風の強さが良い味を出していると言うか。私たちの全力感は伝わったような気がします。

◆そんな大変さを感じさせないくらい爽やかな仕上がりでした。髪形の崩れも気になりませんでしたが、それぞれセットをする上で何かこだわりがあるんですか?

山田:私は風に吹かれすぎてぐちゃぐちゃだったんですけど(笑)、あゆみんとか愛月はきれいだなと思いました。

市原:え、そう~? 自分的には結構崩れてたんだけど…。

藤沢:めちゃめちゃきれいだったよ?

山野:私はとにかくたくさんヘアスプレーをかけていました。しっかり固めていたので風が吹いてもすぐ戻すことができたんじゃないかなと思います。

逢田:すごい…! こだわってる!

山田:愛月はヘアアレンジも得意だもんね。すごく器用で、メンバーの髪をセットしてくれることもあるんです。私はオンラインお話し会のときにハーフツインにしてもらいました!

山野:妹がいて普段からセットをしているので、そのかいあってうまく出来るようになってきたのかなと思います。

大信田:本当に上手だよね~。

≒JOY・藤沢莉子
≒JOY・藤沢莉子

◆他に印象的なシーンを挙げるとするなら?

逢田:はい! 今回ドローンを使って上からも撮っていただいて。床だと番号のバミリを貼れるんですが、今回は砂だったのでリハーサルのときは三角コーンで代用して位置を確認していたんです。でも本番で何度も美月ちゃんとぶつかってしまって(笑)。映っていないかな~?と思っていたら、MVにしっかり映っていた上にファンの方にもバレてしまっていてちょっぴり恥ずかしかったです(笑)。

大信田:珠里依が迫ってきているのは分かっていたんですけど、避け切れませんでした(笑)。分からないといいなと思っていたので気付いていただけて恥ずかしい半面、そんなに細かいところまで見てくれてるんだ!といううれしさもありました。

藤沢:あと私は間奏部分の「ニアジョイ!」と叫ぶところで、みんな全力で叫びながら撮影したのも思い出です。映像で見ても私たちの盛り上がりが伝わってきて、見ていてほほ笑ましくなりました。

≒JOY・山田杏佳
≒JOY・山田杏佳

◆「笑って フラジール」は=LOVEさんのシングル「Be Selfish」Type-Dに収録されているということで、購入特典としてオンラインお話し会も実施されています。ファンの方と話す際に心掛けていることなどはありますか?

大信田:私は一度でも来てくれた方の名前と顔は覚えたいと思っているんです。もし何度か来てくれていてその方と私だけの思い出があったらそれについて触れるようにしていますし、もしライブなどで目が合った方がいたら「目が合いましたね!」と自分から言いたいので特徴などをメモしたりしています。

市原:すごい! でも覚えてもらったらうれしいもんね。

藤沢:私は話し出しのタイミングですね。お互い一緒に話してしまって声が被ってしまうと内容を聞き返したりする時間が生まれてしまってもったいなく感じてしまうので…。もしファンの方が話したいことが決まっていたらそれをしっかり聞いて返答しますし、緊張して何を話していいか分からないという方であれば私から話題を振ってみたり。もしSNSで「明日参加するよ」などとつぶやいている方がいたらその内容を事前に頭に入れてお話したりしています。

◆逆にファンの方にしてもらってうれしいことは?

山田:描いたイラストを見せてくださったり、衣装をまねして作ってくださったり、私たちのために何かをしてくれているということ自体がうれしいです。ボードを持ってくださっている方もいるのですが、「このボード、ライブにも持って行ったよ」と教えてくださると「ライブで見たものと同じだ! この方が持ってくださってたんだ!」と分かるので覚えやすくて助かります!

逢田:目で見て分かりやすいというのはありがたいですね。Twitterのアイコンはこれだよとかユーザー名を言ってくださったりするのもすごく有益な情報です!

≒JOY・山野愛月
≒JOY・山野愛月

◆皆さんSNSを駆使されているんですね。オンラインお話し会でも各々の魅力をアピールされているかと思いますが、最後にこのインタビューを読んだ方々に向けてご自身のアピールポイントを教えてください!

山田:夏のイベントで培った表現力を生かして今後の特別公演やイベントではまた新しい表情を見せていきたいなと思っています。あと私はファンの人を見つけるのが得意なので、もしライブなどで直接お会いできることがあれば一人ひとりにファンサをしたいと思います!

山野:私は楽曲の雰囲気によって印象やパフォーマンスを変えていろんな一面を見せていきたいなと思っています。あと杏佳ちゃんを見習ってファンサができるように頑張ります! 普段はちょっと照れがあるので…師匠(山田)から勉強したいです。

山野・山田以外:師匠~!

藤沢:私は“見てくださった方の鳥肌が立つくらい、その曲にのめり込んでパフォーマンスがしたい”と思いながらステージに立っているのですが、もっともっと表現力を磨いて曲ごとに表情や声の音色も変えていきたいと思っています。あとメンバーからセクシーだと言ってもらうこともあるので、今後何かの曲で色気も出していきたいです!

大信田:おお~。私は自分がどういう人間でどういうところが魅力なのかと聞かれると正直まだよく分かりません。でも自分がアイドルを応援する側だったときは“推しが生きてさえいれば幸せ!”というくらい、アイドルという存在が尊くて毎日パワーをもらっていて。今度は私が皆さんにパワーを与えられるような存在になりたいと思っているので、とにかく一生懸命頑張ります。“好きになってよかった”“推していてよかった”と思ってもらえるようになります!

市原:テレビなどのパフォーマンスはもちろんですが、イベントやライブはファンの方の貴重な時間やお金を使って来ていただいているので「また来たい!」と思っていただけるようにしたいです。損はさせません!

逢田:私はよくファンの方から「いつも楽しそうだね」と言っていただけるんですが、それは本当に楽しいからで。私自身“楽しんでいる人には誰も勝てない”と思っていますし、内側からにじみ出る心からの笑顔を見てほしいなと思います。そしてこれはグループのことになりますが、≒JOYを応援していてよかったと思われる存在になって、後に皆さんが「このときのステージ見たんだ!」と自慢できるようなパフォーマンスをしていきたいと思っています。アイドルとしての伝説が残せるように頑張ります!

PROFILE

逢田珠里依
●あいだ・じゅりい…2005年9月13日生まれ。東京都出身。O型。

市原愛弓
●いちはら・あゆみ…2003年8月21日生まれ。福岡県出身。A型。

大信田美月
●おおしだ・みつき…2004年9月27日生まれ。大阪府出身。O型。

藤沢莉子
●ふじさわ・りこ…2004年1月16日生まれ。埼玉県出身。B型。

山田杏佳
●やまだ・ももか…2006年2月2日生まれ。神奈川県出身。O型。

山野愛月
●やまの・ありす…2006年10月21日生まれ。大阪府出身。A型。

Information

2ndソング「笑って フラジール」がLINE MUSICほか各種ストリーミングサイトにて現在配信中。「イコノイジョイ大運動会 2022」が10月15日(土)幕張メッセ イベントホールにて開催。

●text/矢嶋咲良