日本デビュー15周年を迎えた超新星が、約3年ぶり、通算10枚目のアルバム「HEAVEN」をリリース! プロモーション活動のため来日した5人の撮り下ろし写真とともに、全5回にわたってソロインタビューをお届けします。第4回はゴニルさんが登場。変わらない天真らんまんなキャラクターで、素直な胸の内を明かしてくれました。
グループ活動を食べ物に例えるとビビンバ。それぞれの味が強すぎてもおいしくならない
◆アルバム「HEAVEN」のリリースイベントの感想から聞かせてください。
たくさんのファンの方が来てくれて、どのリリイベもすごくよかったです。メンバーといる時間は楽しいし、気持ち的に落ち着きますよね。楽屋とかでは12月のライブの話をしたり、最近こういうことにハマってるよとか、引っ越ししたいけどどの辺がいいかなとか、そんな話もしました。
◆何かおもしろいエピソードやハプニングなどありましたか?
今日はこれからオンラインのサイン会をやった後に、移動してリリースイベントがあるんですけど。衣装が上下バラバラで2つの会場に行っちゃって、今ここにパンツが届いていないのが最新のエピソード(笑)。これもインタビューのおもしろネタになったということで、僕的には全然OKです! 昔だったら自分たちをアピールしたい気持ちがあまりにも強すぎて、衣装のサイズが合わなかったり、似合わなかったりとかすると不機嫌になっちゃうような子供の面がありましたけど。今は全然気にしないです! 内面が大事だから。
◆久しぶりのアルバムですが、ファンの方からの反響はいかがですか?
アーティストとファンって、音楽を通していい会話ができると思っていて。だから、「歌が好きです」とか「アルバム、毎日聴いています」って言ってもらえるとすごくうれしいです。僕も車の中で聴いてみたら、本当にいい曲ばかり。20代の頃はパフォーマンス重視で曲を選ぶことが多かったけど、今回は僕たちが伝えたいメッセージや今の超新星っぽい曲を考えて選んだので、それがファンの方たちに喜んでもらえたのかなって思います。僕の好きな曲は「After the rain」。ソンジェくんの歌声もいいし、大人っぽい歌詞がいいですよね。今回、「Stellar」以外は僕もボーカルとして参加していて。リード曲の「Moonlight」は僕のボーカルとよく合っていると思います(笑)。今までソロ曲にバラード曲が1つもなかったんですけど、R&Bとかバラードのソロ曲が1曲ぐらいあってもいいのかな? って。それと今日、僕らのアルバムのニュース記事を見た日本の友達からたくさん連絡をもらいました。「アルバム発売されるんだね」とか「配信で聴けるのが楽しみ」とか言ってくれて、日本でこんなに愛されているんだってあらためて感じてうれしかったです。
◆ファンの皆さんへの感謝の気持ちを込めたという「Sunrise」の歌詞にちなんだ質問ですが、ゴニルさんが15年前に夢見た未来は、今どのぐらいかなっていますか?
友達ともよく話すんですけど、15年前に夢見ていたことは子供と奥さんがいること以外は全部かないました! 結婚がしたいというわけじゃなく、結婚したいと思える相手にいつか出会えたらいいなって。俳優としてはもっと売れたい、もっといろんな作品に出たいというのはありますね。
◆15年前の自分にアドバイスするとしたら…?
「うまくいくので何も心配しないで」って伝えたい。僕はすごく心配性で、いつも何かに心配してるんです。年を重ねれば重ねるほど心配事が増えて気疲れすることもあって。でも、その心配事が現実になったことは一回もないから、“なんでこんなに心配することに時間を使ってしまったんだ!”ってよく思います。グループのことも他の4人が全く心配していないところまで1人で気にしちゃって、でも結局大丈夫だった…みたいな。だから「心配しないで平気だよ」って過去の自分に言いたいです。昔は小さいことから大きなことまで、いっぱい不安がありました。2016年にメンバー4人が軍隊に入る時も、その2年ぐらい前から「再来年から兵役だけど、2年間大丈夫かな。ファンのみんなに忘れられちゃうんじゃないかな。解散しちゃったらどうしよう」とか、いろいろ考えちゃって。目の前にあるお仕事1つひとつに力を入れないといけないのに、20代の頃は自分たちをアピールして売れることに必死だったので、「オリコン1位取れるかな」「アリーナ公演、満席になるかな」とか常に不安で。でも今は、周りにいる本当に好きな人たちと楽しく活動していきたいという気持ちがすごく強くなりました。
◆そんな大好きなメンバー1人ひとりに対して、“ありがとう”の思いを聞かせてください。
ユナクにはとっても感謝しています。今回のアルバムが出せたのも、レーベルのB ZONEさんがいてくれたのはもちろん、ユナクが4人それぞれに「この時期に全員スケジュールを空けてほしい」とか具体的なことを全部やってくれたから。韓国にいる時も日本にいる時も僕の相手をしてくれるし、大好きなお兄さんです。ソンジェくんは1つ年上ですけど、弟みたいに僕のことを頼ってくれて。僕からも「明日何してるの?」とかよく誘ってます。歌うことが好きで自由人なソンジェには、ずっとあのままでいてほしいな。ジヒョクは本能的に生きてる人だから、寝たい時に寝て、帰りたい時に帰って…子供みたいですよね。そこがかわいいし、ジヒョクも変わらず元気でいてくれたら(笑)。グァンスくんに伝えたいことは…グァンスくんもこのままでいてほしいな。優しいし、男らしいところがすごく好きです。一番グループ活動に向いてなさそうな性格なのに(笑)、実は一番グループ活動をしたがってる人でもあって。グループ活動って、食べ物に例えるとビビンバみたいなもの。いろんな材料が入って1つの味になるけど、うまくバランスが取れていないとそれぞれの味が強すぎておいしくならない。だけど、気持ちを抑えて相手に合わせてばかりいるのも違うと思うから。お互いに気持ちを言い合える関係性でずっといたいです。
◆この15年で数多くのアイドルグループが誕生しましたが、どんな変化を感じますか?
僕たちが韓国デビューした2007年はSNSもサブスクもなかったし、アイドルの活動の仕方も全く違うし、世界観がハッキリしていて別世界のように感じます。SNSに写真1枚アップするにもマーケティングチームに「これをアップしていいですか?」と全部確認しているグループもありますけど、超新星は自由。ただ、僕らはあまりSNSが得意じゃないので、TikTokとかショート動画にはついていけてません(笑)。
◆(笑)。では最後に2025年の展望を教えてください。
超新星として、Funky Galaxy(グァンスさん、ジヒョクさん、ゴニルさんのユニット)として新曲をリリースして、もっとファンの皆さんと会えるチャンスが増えればうれしいです。昔のように全国を巡ったりできていないのが申し訳ないんですが、地方に住むMilky(超新星ファンの総称)にも会いに行きたいなってずっと思ってます。せっかく15年日本で活動しているので、まだ超新星のことを知らない人にももっとアピールしていきたい。僕は日本デビューした頃からCoCo壱番屋のカレーが大好きと言い続けていて、ココイチのカレーがないとダメなんです。超新星も僕にとってのココイチみたいに、長く愛される存在になりたいです!
◆今回もココイチ食べられましたか?
1回だけ! おいしく食べました。あさってか、しあさってにもう1回食べたいな(笑)。
PROFILE
■超新星/ちょうしんせい…2007年9月に韓国デビュー。2009年9月9日に日本デビューし、1年半後の2011年3月からNHK『テレビでハングル講座』で1年間のレギュラー出演を果たすなど、日本で精力的に活動。メンバー全員の兵役を終えた2018年には、旧所属事務所との契約満了&メンバーによる新事務所“SV ENT”を設立。それに伴い、グループ名を“SUPERNOVA”に改名したが、デビュー15周年のアニバーサリーイヤーの今年、“超新星”名義で10枚目のアルバム「HEAVEN」をリリース。年内は12月25日にKT Zepp Yokohamaにて「超新星Christmas Live 2024『The Last Miracle』」の開催が決まっている。
ゴニル
11月5日生まれ。B型。187㎝。ラップ担当。俳優としても活動し、日本ドラマ『恋するメゾン。~Rainbow Rose~』、韓国ドラマ『赤い靴』『恋愛は面倒くさいけど寂しいのはイヤ』『私はチャン・ボリ!』、ミュージカル「RUN TO YOU ~Street Life~」などに出演。ヘルスケアブランド「Willow」のディレクターも務める。今後、日韓合作ドラマ『Nebula』が日本と韓国で放送予定。
リリース情報
超新星
mini ALBUM「HEAVEN」
発売日:11月20日(水)
レーベル:B ZONE
通常盤(CD):2500円(税込)
完全生産限定ソロ盤 -Geonil-(CD):3000円(税込)
<収録曲>
CD
1.Moonlight
2.Fireworks
3.After the rain
4.Stellar
5.Sunrise
※全形態共通
主要音楽ダウンロード&ストリーミングサービスにて配信中!!
詳細は、下記サイトをCHECK!
B ZONE 超新星サイト:https://bzone.co.jp/site/choshinsei/
●photo/花井 透
hair&make/YOUNGSUN PARK、REI TAKAMATSU