日本デビュー15周年を迎えた超新星が、約3年ぶり、通算10枚目のアルバム「HEAVEN」をリリース! プロモーション活動のため来日した5人の撮り下ろし写真とともに、全5回にわたってソロインタビューをお届けします。トップバッターはボーカルのソンジェさん。日本語が堪能なメンバーたちの中で「僕はあんまりうまくない(笑)」と謙遜しながらも、全て日本語でお話ししてくれました!
僕のことを理解してくれるメンバーにもファンの皆さんにも感謝
◆ソンジェさんはアルバム「HEAVEN」のプロモーション活動より前に、11月16日に「SungJe Birthday 前夜祭 Special Live 2024『07~24』」、誕生日の11月17日に「SungJe Birthday Party Event 2024『ダイブ』」を開催されたばかり。まずは、ご自身の誕生日を記念した2日間のソロ公演の感想から聞かせてください。
生まれてきてよかった、ファンの皆さんの前で歌うことができてよかったという気持ちでいっぱいです。Milky(超新星ファンの総称)の力をまごころで感じられた幸せな時間でした。本当に感謝しています。これからも長くずっとこうしていたいなと思ったので、来年も再来年の誕生日にもやりたいです。またやるってもう決めました!(笑) 公演が終わった次の日はお休みだったので、日本に住んでる僕のお兄さんの家に遊びに行って楽しい時間を過ごしました。一緒に天丼とおそばのセットを食べておいしかったです(笑)。
◆久しぶりに披露する曲なども数多くありましたね。
タイトルにある「07~24」「ダイブ」は、僕が韓国デビューした2007年から2024年までに“ダイブ”するという意味なんです。なので、最近あまり歌っていなかった曲や、ファンの皆さんからのリクエスト曲もたくさん歌いました。ダンサーさんと一緒にダンスも踊りたかったんですが、今回はバンドチームと懐かしい曲を披露することになって。歌いながら僕自身も過去を振り返ったり、思い出したりする時間になりました。
◆MCの中で「昔は僕のファンの皆さんが(ステージに立っている)僕を見る時に、“大丈夫かな”って不安そうな目で僕を見つめる感じだったけど、今は安心した気持ちで僕を見てくれてるのが伝わる」という言葉が印象に残りました。
僕は感情にアップダウンがあるから、ステージの上で不安感が表に出てしまうことがあって。それを昔からファンの皆さんはよくわかってくれていたから、“ソンジェ、大丈夫?”って心配そうに僕のことを見守ってくれていたんです。その頃はちょっとネガティブな気持ちが多かった。今でも未来のことを考えると不安になることもありますけど、昔と違って今は“希望が見える不安感”なんです。不安がいい緊張感につながってるというか、同じ“不安”という感情でもそこが大きく違う。ファンの皆さんの安心している表情や感情を僕も感じているし、お互いに何も言わなくとも通じ合ってることがすごくうれしくて。僕も自分なりにもっと努力していきたいです。今は離れてしまった方もいると思うけど、そんなかつてのファンの方にも本当に感謝しています。15年の中で一緒に過ごした楽しい思い出は残っているから。過去に応援してくれた皆さんにもいい人生を送ってほしいと願っているし、僕もさらに成長した姿でこれからも歌っていくよっていうことを伝えられたらうれしいです。…難しいな! 日本語(笑)。
◆何も心配いらないです! 日本語といえば、ソンジェさんは日本のアーティストの曲をカバーする機会も多いですが、普段からよく聴くのでしょうか?
韓国にいる時もよくJ-POPを聴いています。J-POP好きの韓国人がおすすめの曲を集めて、歌詞の内容とかを紹介しているYouTubeチャンネルが結構あって。それをずっと聴きながら、歌詞の意味を読みながら、いいなと思った曲を聴いてみたり。日本の皆さんがK-POPを好きなように、韓国人にもJ-POPが大好きな人が多くて。僕もその一人です!
◆プライベートで日本のアーティストのライブに行ったことは?
コロナが少し落ち着いた頃に、スタッフさんと一緒にamazarashiさんのライブに行きました。しかも僕の誕生日に! amazarashiさんって世界観がすごいじゃないですか。すっごい大好きだから、めっちゃよかったです!
◆今回10枚目のアルバム「HEAVEN」が発売されましたが、今はどんなお気持ちですか?
特にこの曲がいいというよりも、まずは久しぶりにメンバーたちと新しい曲を歌えることが何よりもうれしくて。僕たちの魅力が出てるアルバムだと思うので、その魅力を感じてほしいです。中でも「Stellar」は超新星らしいノリノリな曲。気分も上がる曲なのでおすすめです。この曲を聴いてくれた人が、元気に過ごしてくれたらいいなと思います。
◆メンバー5人がそろった時に“楽しいな”と思う瞬間は?
やっぱりステージの上にいる時が一番楽しいです。最近は個人個人が忙しくてプライベートで一緒にいる時間があまりないので、「HEAVEN」のプロモーション期間中にみんなでご飯を食べたりできたらいいなって。僕は引きこもりだからずっとホテルの部屋にいるけど(笑)、メンバーに誘ってもらえたら喜んで行きます!
◆日本にいる時はどんな時間の過ごし方をしていますか?
日本って空気がいいじゃないですか。それがすごく好きで、空気を吸うと“あ~日本にいるんだな”って感じます。僕、散歩が好きだから、昨日もお兄さんの家の近くを散歩しました。散歩は前から好きで、表参道とか原宿、渋谷とかを歩きながら、日本のファッションを見るのも好きですね。あとは、歩きながら“何を食べようかな”って考えるのも楽しみ。例えばお好み焼きとか、道で売ってるような気軽に食べられるものでもいい。余裕がある時にはショッピングもしたいし、日本がますます好きになっています。
◆街中で15年の変化を感じることはありますか?
やっぱり時代が変わりましたよね。新大久保を歩いていても、だれも僕のことを知らないから(笑)。ラクでもあるけど、それがちょっと寂しいなって。自分自身の変化でいうと、考え方がオープンになりました。何事も受け入れられる心になったというか。昔だったらちょっと面倒くさいなと思ってしまうことでも、今は“面倒でもとりあえずやってみよう”と思えるようになった。そうやって自分が変わったから、何を見ても明るく感じられるし、受け入れられる。それが一番の大きな変化だと思います。
◆15年たっても変わることのない仲のよさもグループの魅力の1つかと思います。メンバーの皆さんへの“ありがとう”の気持ちを聞かせてください。
ユナクはメンバー1人ひとりのコンディションとかをずっと気に掛けてくれて、すごく優しい人。自分が大変な時でも、自分より先にまずメンバーのことを考えてくれるのが本当にありがたいです。グァンスくんは、自分自身のポジションを守りながらしっかり人生を歩んでる姿がすごいなと思うし。ゴニルはいつもテンションが高くて、現場でも明るい雰囲気を作ってくれてありがたいです。ジヒョクは…もうジヒョクのままずっといてくれることにありがとうですよね(笑)。僕自身は、メンバーに対して足りないところもたくさんあったと思うけど、それを理解しながら一緒に超新星としていてくれたことに感謝しています。ありがとう、超新星!(笑)
◆最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
久しぶりに超新星のアルバムがリリースされました。このアルバムでまたいい思い出が作れたらそれだけで大満足だし、これからの超新星のことも期待していてほしいです。もしかしたら僕たちのことを忘れてしまった方もいるかもしれませんが、このアルバムを聴いて、超新星のことを少しでも思い出してくれたらうれしいです。僕ももっともっと頑張ります。ありがとうございました!
PROFILE
■超新星/ちょうしんせい…2007年9月に韓国デビュー。2009年9月9日に日本デビューし、1年半後の2011年3月からNHK『テレビでハングル講座』で1年間のレギュラー出演を果たすなど、日本で精力的に活動。メンバー全員の兵役を終えた2018年には、旧所属事務所との契約満了&メンバーによる新事務所“SV ENT”を設立。それに伴い、グループ名を“SUPERNOVA”に改名したが、デビュー15周年のアニバーサリーイヤーの今年、“超新星”名義で10枚目のアルバム「HEAVEN」をリリース。年内は12月25日にKT Zepp Yokohamaにて「超新星Christmas Live 2024『The Last Miracle』」の開催が決まっている。
ソンジェ
●11月17日生まれ。AB型。184cm。ボーカル担当。主演作に、映画「Guest House」、ミュージカル「私のホストちゃん THE PREMIUM」、韓国ミュージカル「メイビーハッピーエンド」「INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~」「太陽を抱く月」「Summer Snow」など。
リリース情報
超新星
mini ALBUM「HEAVEN」
発売日:11月20日(水)
レーベル:B ZONE
通常盤(CD):2500円(税込)
完全生産限定ソロ盤 -SungJe-(CD):3000円(税込)
<収録曲>
CD
1.Moonlight
2.Fireworks
3.After the rain
4.Stellar
5.Sunrise
※全形態共通
主要音楽ダウンロード&ストリーミングサービスにて配信中!!
詳細は、下記サイトをCHECK!
B ZONE 超新星サイト:https://bzone.co.jp/site/choshinsei/
●photo/花井 透
hair&make/YOUNGSUN PARK、REI TAKAMATSU