美空ひばり・島倉千代子を世に出した作曲家・万城目正に迫る2時間SP『武田鉄矢の昭和は輝いていた』

バラエティ
2022年02月04日
左から)武田鉄矢、青山和子、九条まり子、刑部芳則、須黒清華、(テレビ東京アナウンサー)
左から)武田鉄矢、青山和子、九条まり子、刑部芳則、須黒清華(テレビ東京アナウンサー)

2月11日(金)午後8時より、『武田鉄矢の昭和は輝いていた 美空ひばり・島倉千代子を世に出した作曲家・万城目正2時間スペシャル』(BSテレ東)が放送される。

今回の放送では、昭和の歌姫、美空ひばりと島倉千代子を世に送り出したと言われる作曲家・万城目正の名曲と素顔に迫る。母からバイオリンとオルガンの英才教育を受けた万城目は音楽学校に通いながら、映画館で無声映画の音楽を演奏する楽士の仕事に没頭。彼はどのようにして楽士から作曲家へと転身したのか。

そして、万城目が作曲家として手掛けた260本を超える映画主題歌の中から「旅の夜風」や「純情二重奏」などを紹介。また、万城目の戦後最初のヒット曲「リンゴの唄」に込めた彼の思いをひもとく。

さらに、美空ひばりを一躍スターダムに押し上げた「悲しき口笛」「東京キッド」、島倉千代子のデビュー曲「この世の花」を貴重映像で振り返る。スタジオゲストには万城目の門下生、歌手の青山和子と九条まり子が登場。万城目の素顔や歌に対する教えを聞きながら、ヒットの要因を探る。出演者陣からのコメントは、以下に掲載。

青山和子 コメント

この番組は以前から大変に楽しく、おもしろい番組でしたのでよくみておりました。他ではなかなかその人物のことを深く調べるような番組はありません。本当にめずらしく貴重な番組だと思っております。
これからも長く、長く、続けていただきたいと思っております。

九条まり子 コメント

番組の冒頭に明治時代の話をされた武田鉄矢さん。明治生まれの母からも聞いたことのない在りし日の日本の暮らしや、大正、昭和と万城目先生の辿ってこられた人生に興味をひかれました。先生が幼いころから音楽の英才教育を受けていらしたことも、初めて知りました。
万城目正音楽院で先生の心に沁みる哀愁あるメロディに触れて、歌謡曲の素晴らしさを知ることができたこと、先生の歌でデビューできたことを今でも感謝しています。当時のことを懐かしみながら、楽しく番組に参加させていただきました。青山和子さんと数十年ぶりにお会いできたのもうれしかったです。

刑部芳則(日本大学商学部 准教授)コメント

映画と流行歌は大衆の娯楽の王者でした。その二大王者に橋を架けて活躍した作曲家が万城目正です。すれ違いラブロマンスの元祖といわれる映画「愛染かつら」シリーズからは大ヒット曲を連発し、映画「純情二重奏」で売り出した高峰三枝子には、ブルース、タンゴ、ルンバ、ボレロと多彩な楽曲を提供しています。
また美空ひばりや島倉千代子を大スターへと育てました。流行歌のセンスは抜群で、古賀政男、古関裕而、服部良一のよさを取り入れてヒットにつなげる稀有な才能の持ち主でした。そういう意味で私は「流行歌作りの秀才」と呼んでいます。
今回は、「流行歌作りの秀才」の世界を堪能していただければと思います。

橋本かおり 統括プロデューサー(BSテレ東 制作局)コメント

♪「花も嵐も踏み越えて〜」「赤い〜リンゴにくちび〜る寄せて〜」誰もが口ずさんだあのメロディーは、作曲家・万城目正の作品だ。当時ブギのリズム曲を歌っていた少女歌手、美空ひばりの才能を見抜き、「悲しき口笛」「東京キッド」など、全く違うカラーの曲を試させ、彼女をスターダムに押し上げたのもこの人である。
今回の番組では、歌う映画女優、高峰三枝子の名曲「懐かしのブルース」ほか貴重映像4曲を一挙お届けするコーナーもございます。懐かしの名曲ヒット曲をお楽しみください。

番組情報

『武田鉄矢の昭和は輝いていた 美空ひばり・島倉千代子を世に出した作曲家・万城目正2時間スペシャル』

BSテレ東(BS7ch)/BSテレ東4K(4K 7ch) 全国無料放送
2022年2月11日(金)後8・00〜9・49

番組HP:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/showa/

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