4月28日に放送された『しくじり先生 俺みたいになるな!!』（テレビ朝日 深夜0時50分〜深夜1時20分）に、竹原慎二が教師役で登場。生徒に朝倉未来、横山由依、渡邉美穂らを迎え、“広島の粗大ごみ”といわれた不良時代を経て、日本人で初めて世界ミドル級王者の座を手にするまでの壮絶人生を振り返った。
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授する、反面教師バラエティ『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
4月28日の放送では、伝説的バラエティ『ガチンコ！』の「ファイトクラブ」企画で知られる元プロボクサー・竹原慎二が登壇。“50歳過ぎてもケンカを売られ続けてバリしんどい先生”として、51歳になった今でも道を歩いているだけでヤンキーたちにケンカを売られまくる、というしくじりを激白。さらに“広島の粗大ごみ”といわれた不良時代を経て、日本人で初めて世界ミドル級王者の座を手にするまでの壮絶人生を振り返った。
小学生のころは、プロ野球選手を目指して野球に打ち込んでいたという竹原。しかし空前のヤンキーブームの影響を受け、中学入学と同時に自身もヤンチャな道へ。中学2年の夏休みには“ケンカを売ってきた他校のヤンキーと川原でタイマンを張る”という事件を起こしたと明かし、「今、振り返ると、黒歴史でめちゃくちゃ後悔しています」と中学時代の行動を懺悔した。
その後、クラスで唯一、高校受験に失敗してしまったという竹原。友人たちが楽しそうに高校に通っているのが悔しく、「自分も何かに打ち込む青春を送りたい！」「俺の自由はここにある!!」と熱い思いを抱いて加入したのが、地元の暴走族だったと告白。
ところが実際入ってみると、「週1で小学校の裏に集まり、たいした話もせず、バイクでちょっと地元を走っただけなのに、先輩に毎月お金を払う」という情けない日々だったとぶっちゃけ、これには生徒たちから「月謝制だったんですかね？（笑）」「サブスク？（笑）」というツッコミの声が上がった。
しかし16歳のある日、人生を変える1本の電話が。竹原に対して恨みを抱いていたヤンキー仲間から、電話で呼び出されたという。待ち合わせ場所に現れたのは相手ひとりだったため、「なかなか根性あるな」と感心した矢先、なんと相手は怖い大人に竹原への報復を頼んでいたということが分かり、まさかの展開に…。
最終的には、このままでは家族にも迷惑をかけると観念し、ケンカをおさめる奥の手、つまり“土下座”を繰り出したことを打ち明けた。この結末を聞いた生徒たちは「（土下座する）イメージがない！」と驚くが、先生は「実際に歯向かっていたら、たぶんこの世にいないんじゃないですかね」と話し、生徒たちは思わず息をのんでいた。
その後、自分をやりこめた相手に仕返しすることも頭をよぎったという竹原。「でも、考えれば考えるほど虚しくなって情けなくなってくるんですよね。そして僕が自分はこれからどう生きるべきなのかとひたすら考えて…」と当時の心境を吐露。そんな葛藤の末に父親に伝えたのが「俺、プロボクサーになる！」というひと言。その根底には「しょうもない自分の生き方を正して、人間として強くなりたい」という思いがあったと回顧した。
こうして、ボクシングの世界に足を踏み入れた竹原。真摯にボクシングに向き合った結果、才能を開花させ、世界王者にまで上り詰めることに。授業では現役時代の意外な苦悩もさらけ出し、今、ヤンチャをしている不良たちに向けた人生の教訓を伝授。説得力に満ちたメッセージに、生徒たちも大いにうなずいていた。
なお、生徒の中には“路上の伝説”の異名を持つ人気格闘家・朝倉未来もおり、2人のヤンキー伝説が時代を超えてぶつかり合う場面も。朝倉は中学時代、50人対2人のケンカをしたという武勇伝で有名だが、竹原が「信じられないんですけど…本当ですか？」と聞くと、朝倉は「いやいや、負けましたよ」と真実であることをあっさり白状。すかさず澤部佑（ハライチ）が「でも、何人ぐらい倒したんですか？」と聞くと、「主要人物はだいぶいきました」と平然と答え、教室をどよめかせた。
なお、地上波放送直後から配信を行うABEMAでは、今回の竹原の授業を見逃し配信中。そして5月5日（金）には、竹原の授業の後編を送る。後編では、しくじり生活の原因となった伝説の番組『ガチンコ！』のウラ話を激白するとのことで、ABEMAでの配信も要チェックだ。
番組情報
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
テレビ朝日ほか ※一部地域を除く
毎月第4金曜 深夜0時50分～深夜1時20分
＜ABEMA＞
毎月第1〜3金曜：午後9時〜9時30分
第4金曜：地上波放送終了後〜
