サスペンダーズ、天才ピアニスト、ヨネダ2000らが『ABCお笑いグランプリ』決勝へ！新星・友田オレも選出

7月9日（日）に生放送される『第44回ABCお笑いグランプリ』（ABCテレビ　午後1時55分～）のファイナリスト最終審査が6月22日に開催され、ダウ90000、ストレッチ―ズ、サスペンダーズ、天才ピアニスト、ヨネダ2000ら全12組が選出された。

昨年、カベポスターが優勝した本大会。彼らはその後『M-1グランプリ2022』決勝進出、先月には『第58回上方漫才大賞』新人賞を受賞、さらに永見は『R-1グランプリ2023』決勝進出、人気番組『探偵！ナイトスクープ』の探偵に抜てきと、快進撃を続けている。

今回の最終予選のMCは、さや香が担当した。平日ひる2時という時間にもかかわらず満員の会場に「お笑い好きなんですね」「ありがたい話ですよ」とビックリする2人。過去に4年連続決勝進出していることなど、同大会への想いを語る中で、思わず2年前に優勝したオズワルドへの恨み節がこぼれる場面も。きっちりと会場を盛り上げると、「これまで錚錚たるメンバーが優勝してるので期待してください」とオープニングを締めくくり、最終予選がスタートした。

素敵じゃないかは、日本語の意味を巡って2人が喧々諤々。ヨネダ2000の漫才では、誠の謎の活動に振り回される愛にまさかの変化が。金の国のコントでは緊迫した場面から一転、ガラリと空気の変わる展開に観客が釘付けに。ハイツ友の会はコントで、徐々に関係性が変化するさまを絶妙な会話で見せつけた。

「お待たせしました！」と勢いよく登場したオダウエダのパワーあふれる痛快なコントに、会場は大爆笑。オフローズのコントでは、思いもよらぬ展開に客席から悲鳴と拍手笑いが沸き起こる。友田オレは、メロウな歌声に乗せたフリップネタで笑いを量産。

ダウ90000は8人組という強みをフルに発揮し、構成力抜群のコントを披露。無尽蔵は、2人が一緒になって彼らの世界観に観客を引きずり込んでいく。『女芸人No.1決定戦 THE W 2022』で優勝を果たした天才ピアニストは、サスペンスドラマをベースにしたコントで安定した笑いをゲット。現役弁護士芸人・こたけ正義感は、名曲に隠れた犯罪の可能性を暴くという彼にしかできないネタで勝負に挑む。

ラランドのコントでは、飲み会に来たサーヤ演じる“舞台女優”に西田が困惑しきり。ダブルヒガシの大東がどうしても許せない職業について熱弁をふるうさまに、観客はつられて爆笑。かが屋は、居酒屋の男性客と新人店員の絶妙なすれ違いを見事な演技力で熱演した。

決勝進出者発表会見では、司会の山里亮太（南海キャンディーズ）に名前を呼ばれた12組が順番に喜びのコメント。ダブルヒガシ・東は「手ごたえがなかったのでめちゃくちゃうれしいです」と信じられない様子。ダウ90000・蓮見翔は「去年めっちゃスベったのでめっちゃうれしいです！」と喜んだ。

いっぽう、ローテンションなネタのハインツ友の会は、2人とも小さくガッツポーズと喜び方もローテンション。昨年準優勝となったこたけは「今年は優勝でリベンジしたい。進化した姿を見てほしいです」と早くも闘志を燃やす。

オフローズ・宮崎駿介は「正直ちょっと現実味がまだないです」とオドオド。逆にストレッチーズ・高木貫太は「ラッキー！」と高らかに声を上げて喜びを表現。素敵じゃないか・柏木成彦は「負けるつもりでいた」と気持ちの持って行き場を失ってしまった様子。天才ピアニスト・竹内知咲は「去年負けた時からここに向けてがんばってきた」と優勝を宣言してみせた。

さらに、現役の早稲田大学生で、昨年10月に初舞台を踏んだばかりの友田はまだ21才という若さに会場中から驚きの声が。ヨネダ2000は、スーパーマラドーナ・武智からもらったという「ひき肉にしてやんよぉ」というせりふでファイナリストたちを威嚇。別仕事のため遅れて登場した令和ロマンは「銀座ですし食ってバーキン買ってきました！」とうそぶきながら登場するも、勢いよくスベってしまったことで笑いが沸き起こった。

続いてブロック分けが発表されると、Aブロックでは、素敵じゃないかが天才ピアニストに「漫才をするのかコントにするのか」と聞くも、天才ピアニストは「絶対言わへん」とバチバチに。Bブロックでは、ダウ90000・道上珠妃が見事なバク転を披露し会場中が拍手喝采。Cブロックでは、生配信終了の時間が迫る中でもボケるヨネダ2000に山里が「この場で物怖じすることなく好き放題、すごいな」と感心してしまう。最後は、さや香・新山から「自己紹介でかまないこと」と決勝に向けてアドバイスが送られた。