『M-1グランプリ2025』決勝進出9組が決定 真空ジェシカは5年連続、初決勝は4組

バラエティ
2時間前
『M-1グランプリ2025』
『M-1グランプリ2025』決勝進出者会見

12月21日(日)に決勝戦・敗者復活戦が行われる『M-1グランプリ2025』の決勝進出の9組が決定した。

2001年、お笑い界に旋風を巻き起こした『M-1グランプリ』。第1回の中川家優勝を皮切りに、これまでそうそうたる漫才の王者が20代・19組誕生した。昨年は、令和ロマンが、結成7年目、2年連続トップバッターにして、2年連続優勝という快挙を達成。今大会の出場者数は1万1521組となり、優勝は過去最大の難関に。一番面白い漫才を披露し、脈々と受け継がれてきた“漫才日本一の称号”を21番目に手にするのは誰なのか。

TVerスペシャルライブの生配信で行われた決勝進出者発表会見は、昨年に引き続きマヂカルラブリーが司会を担当。準決勝を観覧していた村上が「熱かった。ライブだとしたら一番いいライブ」と言うと、野田クリスタルも「ライブだとしたらとんでもない」と準決勝メンバーの熱に驚がく。続けて村上は「新しい時代がやってきているような気がする」とコメントした。

そしていよいよ、発表の瞬間を撮影したVTRとともに、名前を呼ばれた決勝進出者たちが順に舞台に登場。見事決勝に進出したのは、ドンデコルテ、エバース、ヨネダ2000、豪快キャプテン、ヤーレンズ(ケイダッシュステージ)、真空ジェシカ(プロダクション人力舎)、めぞん、ママタルト(サンミュージックプロダクション)、たくろう(発表順。事務所表記のない出場者は吉本興業所属)。ドンデコルテ、豪快キャプテン、めぞん、たくろうの4組が初の決勝進出となる。

決勝進出の感想を聞かれたドンデコルテの渡辺は「これでやっと人の実家を出られる」と、40歳にして同期の芸人・カゲヤマ・益田の実家に10年近く居候させてもらっていると告白。優勝賞金1000万円を「ご実家の塀を立て直したい」と恩返しに使うことを表明すると、相方の小橋は「お父さんの夢をかなえてあげたい」と、父親がかつてやっていた店の再生資金にすると明言した。

昨年4位に終わったエバースは今年「第46回ABCお笑いグランプリ」で優勝しているだけに、町田が「ノっちゃってますね、正直。なんでも獲っちゃってます、町田が」と調子づくも、相方の佐々木から「本番前は、死ぬんかなってくらいえづいていた」とバラされたり、真空ジェシカ・川北にイジられたりと散々。また、優勝賞金は佐々木が950万円、町田が50万円と決まっていることにも不満そうな顔を見せた。

今回唯一の女性ファイナリストで3年ぶりの決勝進出となったヨネダ2000は、誠が「3年ぶりの返り咲きと言われていますが、これが本当のカエリザッケローニ監督」とボケると、おもちゃのスカウターを装着し、視力検査用のメガネを装着した川北とボケ合戦を展開。あきれた野田から「決勝取り消しもあるからな!」と怒られた。

豪快キャプテンは、周囲から「優勝候補」と言われ続けてきたものの、敗者復活戦の投票で惨敗しており、念願の決勝進出に「うれしかったです」と喜びもひとしお。質疑応答では、全てのマイクを持たされてしまった山下ギャンブルゴリラが「今年は大阪万博もございました。記念すべきこの年に大阪からチャンピオンが出たら素晴らしいと思います!」と演説スタイルで意気込みを語った。

たくろうは7年ぶりの準決勝返り咲きにして初の決勝進出。きむらバンドが「こんなにほほ笑んでいる赤木を初めて見ました」と相方・赤木に話を振ると、ネタ同様コメントに困って口ごもってしまう赤木だったが「うれしかったですね。手応えはありました。ただ、(発表で)名前を呼ばれるのが最後だったので、8組目くらいではもう『オチが弱かったかな』って反省していました」と語った。

昨年決勝戦で最下位となったママタルトは、決勝進出の感想を聞かれた大鶴肥満が黙ってしまったため、相方・檜原が「漫才以外の全てを捨ててここに来ました!トークをしているようではここには来れない!」とフォロー。

めぞんは過去3回戦止まりで今回が初の準決勝・決勝進出のため、吉野は「何がウケてるのか分からなくて、何も分からなくて、今ここですね」とまだ信じられない様子ながらも、「終わらない夢を見ているみたいで、その夢の先に約束があるなら、その約束を守りたい、以上です」と熱くまくしたてた。

見事5年連続の決勝進出となった真空ジェシカは、今年イルカと対決するという前代未聞のライブを行ったため、川北が「イルカと比べたら雑魚ばっかり」と強気な発言。さらに会見恒例となった川北のボケも今年は客席に降りて記者のパソコンをイジるなど加速していた。

3年連続の決勝進出となったヤーレンズも、楢原が、配信にもかかわらず地声で意気込みを語るなど、川北に負けず劣らずのボケを展開。代わりに相方の出井が「後輩たちからも『まだいるのか』って目で見られだしているので、そろそろ優勝したいと思っております」としっかりとコメントした。

会見の最後には、野田の呼びかけにより、初めてファイナリスト全員で円陣を組んで掛け声をすることに。野田の「今年のM-1はすごいよなー!」という掛け声に、ファイナリスト全員戸惑いながらも大声で「おー!」と威勢よく声をあげ、会見を締めくくった。

本番のネタ順はおなじみとなった「笑神籤(えみくじ)」方式。毎回クジを引き、呼ばれた組がそのままネタを披露する。敗者復活戦は、21組の漫才師が準決勝の順位を基にA・B・Cの3つのブロックに7組ずつ分かれ、順番に4分間の漫才を披露。1組目とネタを終えたばかりの2組目、どちらが面白かったを観客の中からランダムに選ばれた審査員が投票。その勝者と3組目、とサバイバル方式で競い、勝ち残った1組が各ブロックの勝者となる。さらに、『M-1グランプリ』を知り尽くした芸人審査員が各ブロックの勝者3組の中から一番面白いと思った1組に投票。得票数が最も多かった組が決勝進出となる。観客とプロ、ふたつの厳正な審査を勝ち抜く敗者復活最強の1組はどのコンビになるのか。

決勝戦は12月21日(日)午後6時30分より、ABCテレビ・テレビ朝日系列で全国ネット生放送。彼ら9組に、決勝前に東京・EX THEATER ROPPONGIで行われる敗者復活戦で選ばれる1組を加え、計10組で優勝賞金1000万円と漫才日本一の称号を競う。「敗者復活戦」は午後3時からABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットで生放送予定。

番組情報

『M-1グランプリ2025』
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット生放送
2025年12月21日(日)午後6時30分~10時10分

『M-1グランプリ2025 敗者復活戦』
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット生放送
2025年12月21日(日)午後3時~6時30分

©M-1グランプリ事務局

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