安田章大、不器用ながらも奮闘する演歌歌手役に共感「生きてきた人生観は似ている」舞台『俺節』製作発表

エンタメ総合
2017年03月09日

106230_01_R 舞台『俺節』の製作発表に安田章大、シャーロット·ケイト·フォックス、福士誠治、六角精児、高田聖子、桑原裕子、中村まこと、西岡德馬、そして脚本と演出を担当する福原充則が登壇した。

 熱狂的なファンを持つ、土田世紀原作の漫画を舞台化。青森県津軽出身の主人公・海鹿耕治(安田)が単身上京し、演歌歌手を目指して奮闘する昭和ド直球の人間ドラマ。演歌の歌詞から浮かび上がる、愚直なまでの情熱、愛と友情、苦悩、焦燥感を描く。

 本作が2年半ぶりの舞台主演となる安田は劇中で演歌に挑戦。「関ジャニ∞は演歌でデビューしております。フィールドって言ってしまうとあまりにもハードルが上がってしまうので止めておきますが(笑)。演歌はお父さんが好きで昔から聞いていたので馴染みがあります」と語り、「ただ、今回は演歌を歌いあげるというよりも人それぞれの人生のストーリーに寄りそって、聞いている人が熱くなって自然と涙があふれてきたりするものを届けられたら」と本作に対する思いを明かした。

 役柄が青森県出身ということで津軽弁に関しての質問を受けた安田は「まだ、稽古をしてないからわからないけど、原作自体が青森ですから言葉も…。福原さん!そういう流れになるんですか?」と演出の福原に問いかけると、「そういう流れに決まっております!」という返答が。「四苦八苦すると思いますが、楽しみです。色んな言葉を扱えるようになればバラエティとかでもおもしろく使えるかもしれないので、今後の武器になれば!」と前向きに受け止め、笑いをさそった。

初タッグとなる安田の印象を「すごく勝手なイメージで、良いヤツだなと。色んな痛みを知ったからこそ、やさしくできる人なんじゃないかという想像をしております」と語った福原監督。「原作の耕治が10年後とかに今の安田君みたいな人になっているんじゃないかなと思って。だから、安田君には自分の何年か前にさかのぼって、隠さなければいけなかった思いや当時の蒼い気持ちをこのフィクションの話の中でさらけだしてもらえれば」と言葉をかけた。

すると、「関ジャニ∞も13年頑張っていますけど、スタートがあまりにも…。なかなか良い待遇ではなかったと言ってしまったほうがいいのかな(笑)」とデビュー当時の苦労を明かした安田は「でも、その中でもがき苦しみながら関ジャニ∞にしか出来ないものって何なんだろうと突き詰めながらやってきたことは、今回のストーリーと方向性は違えど、生きてきた人生観は似ている。舞台が終わったときに僕がやってよかったと思ってもらえてるものだと思います。言い切ります!」と力強く宣言した。

また、日本語での舞台出演が初めてというシャーロットが「言葉の勉強に力を入れている。日本語の教室に毎日通ってます。舞台はコミュニケーションが1番の肝となると思うで」と今作に向けて準備していることを明かすと、「すげぇな~」と感心しきりの安田は「安心して寄りかかってきてくだされば、しっかりエスコートしますので。大丈夫です!ご安心ください」と座長として全力サポートを約束した。

舞台『俺節』は5月28(日)から6月18(日)まで、東京・赤坂ACTシアター、6月24日(土)から6月30日(金)まで大阪・オリックス劇場にて上演。

『俺節』
原作:土田世紀
脚本・演出:福原充則
出演/安田章大、シャーロット·ケイト·フォックス、福士誠治、六角精児、高田聖子、桑原裕子、中村まこと、西岡德馬ほか

公式:http://news.orebushi.com/