鈴木亮平主演『宮沢賢治の食卓』御法川修監督らがトークイベント開催

ドラマ
2017年05月25日

『連続ドラマW 宮沢賢治の食卓』 6月17日(土)スタートの『連続ドラマW 宮沢賢治の食卓』(WOWOWプライム)の主人公である宮沢賢治の故郷・岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」で、御法川修監督とWOWOWの武田吉孝チーフプロデューサーによるトークイベントが開催された。

 御法川監督は、これまでのイメージとは違った“天真爛漫で瑞々しい青春時代”を送る宮沢賢治を描いた本作について、「(一般的な)イメージとは違う、一人の青年としての宮沢賢治を描きたかった」という。

 生涯独身で恋愛経験がないなどの説もある賢治だが、著作「春と修羅」を読んだときに「こんなに美しい恋の詩を書いた人が、女性と恋愛をしたことがないはずがないと。宮沢賢治の人を愛する姿を描きたかった」という御法川監督。

 賢治が友人の手紙に宛てた一文に触れ「“昔は青い水面の美しさにわくわくしたけれど、今は青い水面の下にうごめくものにわくわくする”というようなものがあるんですが、賢治はまさに目に見えない部分も感じ取っていく人。そんな人が笑ったり泣いたりする、そういう宮沢賢治を観てみたいと思いました」と語った。

 撮影現場については、御法川監督が「鈴木亮平さんの演技は見ていると神々しいとすら感じる」と絶賛。武田プロデューサーも「この仕事をして長いですが、撮影現場で見ていて泣けることってあまりない」と語った。

 また、御法川監督は賢治の同僚の音楽教師役を演じる山崎育三郎と鈴木の共演について「一見逆のタイプに見えるが、相性がよく、息の合った演技をしています」とにっこり。武田プロデューサーは、台本を読んだ全てのキャスト陣から「ベタな展開なのに、なんでこんなに泣けるんだ」と感想をもらったことを明かした。

 最後に、御法川監督は「宮沢賢治に、尊敬と愛情を持って作品と向き合った。僕のなかの美しいものをすべて、いろんな思いを詰め込んでいるのでぜひ観てほしい」とアピールした。

 トークイベントが開催された「いわて銀河プラザ」では、ドラマのエンドロールで紹介する岩手県の美しい風景写真(一部)を期間限定で展示する。

 また、創業者が宮沢賢治の農学校の教え子だったという岩手県盛岡の人気店「福田パン」が、ドラマとコラボした期間限定メニューを展開。さらに、一関で人気の創作料理店「かぶらや」では、ドラマに登場するコロッケを中心に宮沢賢治ゆかりの新メニューを期間限定で発売する。

「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」
6月17日(土)スタート
毎週土曜よる10:00 第1話無料放送

出演:鈴木亮平 石橋杏奈 山崎育三郎 市川実日子/柳沢慎吾 おかやまはじめ 竹財輝之助 井之脇海 犬飼直紀/神野三鈴 平田満
監督:御法川修(『すーちゃんまいちゃんさわ子さん』『人生、いろどり』『泣き虫ピエロの結婚式』)
脚本:池田奈津子(「砂の塔~知りすぎた隣人」「アリスの棘」「アルジャーノンに花束を」)
音楽:サキタハヂメ(「フランケンシュタインの恋」「ど根性ガエル」「シャキーン!」)
原作:魚乃目三太(少年画報社刊『思い出食堂』より)
チーフプロデューサー:武田吉孝
プロデューサー:平体雄二 佐藤幹也
制作協力:東映京都撮影所
制作プロダクション:スタジオブルー

特設サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/kenji/

岩手県アンテナショップ「いわて銀河プラザ」写真パネル展
期間:6月10日(土)~7月15日(土)(予定)
場所:いわて銀河プラザ(東京都中央区銀座5丁目15-1 南海東京ビル1F)

福田パン×「宮沢賢治の食卓」オリジナル新メニュー
<新メニュー>
・賢治が農学校の生徒たちと一緒に育てたトマトで作ろうとした「シチュウビーフ」
・賢治の運命の女性・ヤスとの思い出の食べ物「焼きリンゴ」
※丸ごと焼いたリンゴの皮をむいてスライスしてから、バターとホイップクリームを薄く塗ったコッペパンにサンド。

販売期間:6月17日(土)~7月15日(土)(予定)

<販売店舗>
福田パン長田町本店(岩手県盛岡市長田町12-11)
福田パン矢巾店(岩手県紫波郡矢巾町大字広宮沢第11地割502-1)

かぶらや×「宮沢賢治の食卓」オリジナル新メニュー
<新メニュー>
※ドラマのエピソードより、花巻に帰郷した賢治が東京土産として家族に手作りしたコロッケと、史実に基づき、鉱物好きの賢治が学生時代に地質見学で訪れた秩父・小鹿野町の名物うどん等のセット。

販売期間:6月17日(土)~7月15日(土)(予定)

<販売店舗>
かぶらや(岩手県一関市磐井町2-13)