レディー・ガガ愛用靴で知られるアーティスト・舘鼻則孝の自身最大規模の展覧会が表参道ヒルズで開催

エンタメ総合
2017年08月16日

134719_01_R アーティスト・舘鼻則孝の自身最大規模となる展覧会「舘鼻則孝 リ・シンク展」が8月20日(日)まで表参道ヒルズ本館のスペース オーにて開催中。

「舘鼻則孝 リ・シンク展」では、最新作品とともに、代表作であるレディー・ガガが愛用するヒールレスシューズや、そのインスピレーションソースとなった花魁の浮世絵や写真等も作家所蔵品として公開。舘鼻自らが自身のルーツを見つめ直し、ヒールレスシューズをはじめとする作品が誕生するまでに至ったプロセスを 、日本文化の過去と現在を往来しながら体験できる展覧会構成になっている。

 本展のタイトル「RETHINK」に共鳴するかたちで舘鼻がディレクションし、TORAYA CAFÉ・AN STANDとのコラボレーションによる茶屋も特設され、本展限定の特別メニューを楽しむことができる。

 初公開の最新作品群としては、パリのカルティエ現代美術財団で公演をした人形浄瑠璃文楽の舞台を完全再現、国内初公開する。また近年取り組んでいる彫刻作品や絵画作品群も並ぶ。また、代表作であるヒールレスシューズと、その背景にある江戸の前衛的なファッションを花魁の浮世絵を通じて展示。さらに、遊女の煙管(キセル)から着想を得た「THEORY OF THE ELEMENTS」の新作が本展初公開。現代版の煙管とも言えるPloom TECH専用のデバイスケースになっている。成人限定でPloom TECHのテイスティングをすることができる部屋も用意され、室内では煙管を持つ花魁や江戸の男衆の浮世絵をプロジェクションで映し出し、モーショングラフィックでムービングするインタラクティブなアート空間体験することができる。

「TORAYA CAFÉ・AN STAND x 舘鼻則孝」では、日本の休憩文化ともいえる茶屋を、舘鼻則孝のディレクションによりTORAYA CAFÉ・AN STANDとのコラボレーションで現代的に表現。あんペーストかき氷やあんボーロを本展限定メニューとして数量限定で無償提供する。

<舘鼻則孝プロフィール>
1985年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では絵画や彫刻を学び、後年は染織を専攻する。遊女に関する文化研究とともに日本の伝統的な染色技法である友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。近年はアーティストとして、国内外の展覧会へ参加している。

<舘鼻則孝コメント>
「この展覧会は、私の創出のプロセスとも言える『RETHINK』という観点から導き出される作品群を初めて大規模に紹介するものです。東京藝術大学在学中は工芸科染織専攻に在籍し、日本の伝統的な工芸技法やそれに纏わる文化研究をしました。また、卒業制作として発表した 『ヒールレス・ シューズ』は、日本文化の前衛性を主題として、花魁の履く高下駄から着想を得て制作したものです。それは、西洋化された現代日本のアヴァンギャルド・ファッションとして広く知られるようになりました。私はクリエイションにおいて、現在と過去を往来する過程で自分のルーツを見直しています。それは家族や生まれ育った土地、自分の幼少期の記憶などの個人史的なものであり、また大学時代に学んだ日本の工芸が、私のアイデンティティーをかたちづくっています」

<開催概要>
期間:8月12日(土)~8月20日(日)11時00分~19時00分(8月20日(日)のみ16時00分まで)
会場:表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー
提供メニュー:リ・シンク展限定あんペーストかき氷・リ・シンク展限定あんボーロ ※無料・無くなり次第終了

主催:株式会社ノリタカタテハナ
協賛:日本たばこ産業株式会社
協力:TORAYA CAFÉ・AN STAND/太田記念美術館