小芝風花「これが好きだ!と思えるものがある人に楽しんでもらえるドラマ」

ドラマ
2018年11月05日

『トクサツガガガ』 2019年1月18日(金)スタートのドラマ10『トクサツガガガ』(NHK総合)のスタジオ取材会が行われ、主演の小芝風花をはじめとする出演陣が登壇した。

 本作は、丹羽庭の同名漫画をドラマ化。日常生活で直面する「あるある!」な壁に葛藤しつつも、前向きに奮闘する主人公・仲村叶の姿を描くコメディードラマ。

 この日収録されたのは、小芝演じる仲村が通勤途中に、お年寄りに席を譲ったことを話題に、朝の職場のオフィスで皆が会話をしている第1回のシーンや、居酒屋で仲村がオタク仲間の吉田(倉科カナ)、北代(木南晴夏)たちと休日の過ごし方について話をしている第5回のシーン。

 小芝は「連続ドラマの主演は初めてなので、緊張や不安がありましたが、共演者の皆さんやスタッフの皆さんに支えられて、順調に撮影を進められています。このドラマは、特撮好きな人はもちろん、何かに熱中していたり、これが好きだ!と思えるものがある人は特に楽しんでいただけると思います。近頃では、自分のことをオープンにできる人も多くなってきていると思いますが、仲村叶のように周りの目を気にして、秘密にしていることがあるという人もたくさんいると思うので、共感しながら見ていただけたらうれしいです」と意気込みを語った。

 小芝演じる仲村のオタク仲間・吉田を演じる倉科は「吉田さんを演じるにあたって、2年分の特撮やヒーローシリーズを見て、特撮の面白さに触れていっています。私は特撮を見て育った世代ですが、大人になってあらためて見たことで、カッコよさや、特撮が教えてくれる友情や愛などに感動しています。自分自身が感じたこの熱い思いも吉田久美に乗せて、演じていきたいと思います」と。

 倉科と共に仲村のオタク仲間・北代を演じる木南は「北代さんは、はじめは周りの人に対して厳しく、後から仲村さんたちの戦隊もののチームに新メンバーとして加入するという役なのですが、まだトゲトゲしたシーンしか撮っていなくて、現場では何となく怖がられているような、気を使っていただいているような気がしています(笑)。これから、チームのメンバーに加入して、柔らかい雰囲気で撮影をしていけるのを楽しみにしています」と意気込みを語った。

 仲村の同僚・小野田を演じる本田剛文(BOYS AND MEN)は、「私、本田もヒーローものが好きなので、台本読みや撮影の中で、“ヒーロー好きあるある”が五臓六腑にしみわたる感じがしています(笑)。何かに熱中している人の熱い思いや、裏に抱えている悩みをのぞき見て楽しんでいただけると思います!撮影現場は本当に明るく楽しい雰囲気ですので、それが伝わればいいなと思っています」と自身のヒーロー好きを明かした。

 仲村の後輩・白濱を演じる武田玲奈は「私自身はアニメ好きのオタクで、オタクであることをオープンにしているのですが、撮影中は、特撮オタクであることをオープンにできない仲村さんはかわいそうだなぁ(笑)とか、オタクとしてすごく共感できるところもあるなぁと思いながら楽しく撮影しています」と。

 白石マイ役を演じるSKE48の内山命は「ドラマの出演が初めてで、撮影中よく分からない用語に戸惑ったりしています(笑)。ドラマ撮影での独特の用語も覚えていきながら、リア充感あふれる“こういうOLいるだろうなぁ”と思われるような白石マイを演じたいと思います」とコメントした。

<あらすじ>
商社勤めのOL・仲村叶(小芝風花)は特撮をこよなく愛する隠れオタク。その仲村の母親(松下由樹)は、女の子らしさを好み、特撮のことを嫌っている。それ故、母はもちろん、職場の同僚たちにも特撮オタクであることは一切秘密。そんな仲村は日々の生活の中でさまざまなピンチに陥る。「ど、どうすれば…」と思うと、突然、仲村の脳内が特撮モードに切り替わり、彼女にしか見えない特撮ヒーローが現れ、彼らの言葉に勇気づけられた仲村は、次々にピンチを切り抜けていく。そして、特撮オタクの先輩・吉田さん(倉科カナ)や同僚・北代さん(木南晴夏)、小学生の男の子・ダミアン(寺田心)、コワモテ・任侠さん(竹内まなぶ)など、新しい仲間と出会い友情を育み、特撮オタクOLとしてパワーアップしていく。

ドラマ10『トクサツガガガ』(連続7回)
NHK総合
2019年1月18日(金)スタート
毎週金曜 後10・00~10・44

原作:丹羽庭
脚本:田辺茂範
出演:小芝風花、倉科カナ、木南晴夏、森永悠希、本田剛文(BOYS AND MEN)、武田玲奈、内山命(SKE48)、寺田心、竹内まなぶ(カミナリ)、松下由樹 ほか

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