女優・森光子の生涯に迫る『直撃!シンソウ坂上SP』11・29放送

エンタメ総合
2018年11月28日

『直撃!シンソウ坂上SP』 11月29日(木)の『直撃!シンソウ坂上SP』は、女優・森光子さんの生涯に迫る。

 2009年に舞台「放浪記」の2000回公演を達成し、同年、女優として初めて「国民栄誉賞」を受賞、2012年に92歳で亡くなった森光子さん。番組では「日本一愛されたお母さん」と言われながら、プライベートでは2度の離婚を経験し、家庭を持たなかった森さんが仕事一筋の人生を貫いた理由、また2010年に舞台「放浪記」を突然降板した理由、そして知られざる最後の2年間という森さんをめぐる3つの“真相”について、秘蔵映像や森さんと親交の深かった浜木綿子、萩本欽一らのインタビューを交えて紹介する。スタジオゲストは、峰竜太と本仮屋ユイカ。

 1920年、京都の割烹旅館に生まれた森さん。13歳の時、両親が相次いで他界。歌手に憧れを持っていた森さんだったが、生活のためにいとこで当時の日本を代表する時代劇スター・嵐寛寿郎を頼り、女優として芸能人生の第一歩を踏み出す。その後、森さんは歌手になるという夢を果たすために21歳で上京、27歳の時に日系アメリカ軍人の方と結婚したが、わずか1週間で夫はアメリカに帰国、音信不通となり離婚する。

 その後、森さんは大阪で女優の仕事に復帰し舞台に立ちますが、与えられる役は常に脇役という日々が10年以上も続いた。そんな森さんに転機が訪れたのは41歳の時。生涯をかけて演じ続けることとなる舞台「放浪記」と出会い、女優人生で初めて主役を務めることになった。

 森さんが、舞台「放浪記」の主演の座をつかんだ背景には、舞台「放浪記」の脚本・演出を務めた菊田一夫との、後に「奇跡の3分間」と呼ばれる運命的な出会いがあった。

 そして今回、1961年の舞台「放浪記」初演の年に、森さんが降板する危機に見舞われていたという新事実が、舞台でライバル役を演じた浜木綿子から明かされる。

 舞台「放浪記」以降、森さんはバラエティー番組にも進出。萩本欽一の『欽ドン!』(フジテレビ系/1975~1980年)で共演した萩本が、当時の思い出や森さんをキャスティングした背景などについて語る。

 さらに、森さんは53歳の時に生放送のワイドショー『3時のあなた』(フジテレビ系/1968~1988年)の司会を務めることに。番組では、1982年に2日連続して発生した「ホテルニュージャパン火災」「日航機羽田沖墜落事故」といった歴史的なニュースを森さんが伝える貴重な映像を使用し、女優という枠にとらわれることのなかった森さんの挑戦を振り返る。なかでも森さんが田中角栄元首相と対談した後に、田中元首相が大粒の涙を流したという伝説のインタビューは必見だ。

 森さんが48年間にわたって、一度も休演することなく、そして代役をたてることなく続けてきた舞台「放浪記」。2009年に前人未到の2000回公演を達成し、翌年の再公演も決定したが、森さんは2010年公演の3か月前に降板を発表した。番組では当時演出を担当していた北村文典さんにインタビュー、森さん降板の背景にあった真実に迫る。

 さらに、滝沢秀明と共演し、森さん最後の舞台となった「新春 人間革命」の貴重な映像も紹介し、関係者などへの取材を基に森さん「最後の2年間」の“真相”に迫る。

 また、平成の終わりを間近に控えた今、皇室秘蔵映像と共に天皇陛下と美智子さまの知られざる感動秘話を紹介。時とともにどんどん小さくなっていった美智子さまの帽子のサイズに秘められた思い、東日本大震災後の被災地・福島での除染作業中に天皇陛下がお見せになった驚きの行動、そしてカナダを訪問された際に子供たちを前に披露された美智子さまの歌声など、両陛下のお人柄がしのばれる、とっておきのエピソードとともに30年を振り返る。

『直撃!シンソウ坂上 SP』
フジテレビ系
11月29日(木)午後7時57分~9時54分

<出演者>
MC:坂上忍
VTR出演:森光子、浜木綿子、萩本欽一 他
スタジオゲスト:峰竜太、本仮屋ユイカ

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/shinsou/

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