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『海獣の子供』渡辺歩監督が芦田愛菜を絶賛「リアルでみずみずしい演技をしてくれた」

映画「海獣の子供」ワールドプレミア上映会 映画「海獣の子供」のワールドプレミア上映会が行われ、監督の渡辺歩、キャラクターデザイン・総作画監督・演出の小西賢一、CGI監督の秋本賢一郎が登壇した。

 原作の魅力を余すことなく映画にするため、最初は欲張りなプロットをかいていたという渡辺監督は、「映画として構築し直す中で、『琉花のひと夏の体験』を描くことで、描かなくてもいい部分や原作に任せられる部分が出るのではないか、1本の映画としてもまとめやすいのではないかと思いました」と語った。

 琉花の声を担当した芦田愛菜について、渡辺監督は「芦田さんはキャラクターと同い年で、私が思っていたよりもはるかにリアルでみずみずしい演技をしてくれました。彼女の表現するものに圧倒され、教えられましたね。収録作業をしながらあらためて作品を捉えなおすような、不思議な時間でした」と絶賛。

 小西も「作画するときにアフレコの音声を聞いて、影響を受けた部分もあります。特に最後の琉花の長回しのシーンは、芦田さんの声があったおかげでより作りやすかったです」と制作秘話を明かした。

 作品全体を通して意識した点について、秋本は「壮大で密度のある映像が魅力ですが、重要なのは日常に潜んでいるものの描き方です。例えば“光ってこういう風に光るんだ”“水に濡れるとこういう表現になるのか”というような、この世界の秘密に触れているような感じがする部分を、面白いと思ってもらえたらいいなと思って作りました」と。

 小西は「『五感に訴える』ことは、アニメーターとして常日頃意識しています。触るとか、感覚を表現することがこの作品で伝わるといいなと思っています」と語った。

 最後に渡辺監督は「『命の意味と在り処』というのがこの作品の大きなテーマにありますが、命というものを考えるときに何を思い浮かべるかは人それぞれ違うと思います。たまたま琉花の場合は、お母さんに行き着き『個』としての自分を思い返しましたが、受け取った皆さんの中にもそれぞれ異なるものがあると思います。そういったことを考えるきっかけになれば、またそんな原作のメッセージが少しでも伝わればうれしいです。今日、初めて作品が世に出ていきましたが、この作品がこれからどのように広がっていくかがとても楽しみです」と語った。

「海獣の子供」
6月7日(金)全国ロードショー

<原作>
五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)

<キャスト>
芦田愛菜 石橋陽彩 浦上晟周 森崎ウィン
稲垣吾郎 蒼井優 渡辺徹/田中泯 富司純子

<スタッフ>
監督:渡辺歩 音楽:久石譲 キャラクターデザイン・総作画監督・演出:小西賢一 美術監督:木村真二 CGI監督:秋本賢一郎 色彩設計:伊東美由樹 音響監督:笠松広司 プロデューサー:田中栄子

主題歌:米津玄師「海の幽霊」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:「海獣の子供」製作委員会
配給:東宝映像事業部

映画公式サイト:www.kaijunokodomo.com

©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

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