香取慎吾、オフ満喫の共演陣に嫉妬!?「僕は一人で毎日部屋で牛タン弁当を…」『凪待ち』公開

映画
2019年07月01日

映画「凪待ち」初日舞台あいさつ 映画「凪待ち」初日舞台あいさつが行われ、主演の香取慎吾、共演の恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー、白石和彌監督が登壇した。

本作は、宮城県石巻市を舞台に、香取慎吾演じる“人生どん底まで落ち切った男”のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇を描くヒューマンサスペンス。

香取は「公開初日からこんなにたくさんの方が来てくれて本当に幸せ者だと思います」とあいさつ。共演陣も「本作はどんなどん底の時も小さな希望はあると思わせてくれる作品」(恒松)、「白石監督が傑作を作ったなと。決して派手な映画ではないけど、たくさんの皆さんに見ていただきたい」(リリー)など、初日の喜びを感慨深そうに語った。その後は一転、登壇者が撮影中の自分に関するクイズを自ら考案して出題する「凪待ちクイズ大会」で楽しい雰囲気に。

1問目は西田から「私が殺されたシーンで、撮影がなかったのにわざわざ見学に来た役者さんは?」と、映画の内容に触れる問題が出題されると、リリーから「お客さん、まだ見ていないんですよ、なんちゅうクイズを出してるんですか」とのツッコミが入り、会場からは笑いが起こった。

続く恒松の「撮影前に西田さんとカフェに行った時に、私が忘れた物は?」という問題に対しては、「撮影の合間にカフェに行ってたんですか?」と、香取は驚きの表情。一人スケジュールに余裕がなかったという香取は、「僕は一人で毎日部屋で牛タン弁当を…(食べてました)」と切なげに語り、笑いを誘った。

さらに、撮影に余裕があり「毎日飲みに行ってたんです」というリリーは「撮影中に、私は誰と一番たくさん飲みに行ったでしょうか?」と出題。そして「石巻在住の太田君というよく知らない人」と、地元の方と飲みに行っていたエピソードを語り、「いまだにあの人が誰か分からない」と続けると、会場から驚きの声が上がった。

また香取からは「撮影の終わりに目を光らせて何者かが僕を狙っていました、さて何者でしょう?」という出題が。そしてロケ中に“シカ”の大群が現れ、「うん十匹が、夜の真っ暗な中で見てて。車の前を横切ったりして怖かった」と裏話を披露した。

最後に香取は「急に“クイズ”が入ってきて、そっちのスイッチを入れることになってしまって、本当に申し訳ありませんでした(笑)」と謝罪して笑いを誘った後、「僕の演じた郁男という役は苦悩の中で、逃げることばかりで、先が見えない男だったんですけど、そんな先が見えない人間でも、踏ん張って周りの方々の諦めない絆、優しさで、少しずつでも光が見えてくる、そんな作品になってると思います」とあらためて語り、イベントを締めくくった。

映画「凪待ち」
公開中