AKB48“新春!チーム8祭り”「東の陣」「西の陣」「天下統一」開催

エンタメ総合
2017年01月16日

AKB48“新春!チーム8祭り”「天下統一」 AKB48チーム8による“新春!チーム8祭り”として、チーム8メンバーEASTによる「東の陣」、WESTによる「西の陣」、そして全員でのコンサート「天下統一」の3公演が15日、東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催された。

 コンサートは、各都道府県の代表メンバーで構成されたチーム8を、EAST(北海道東北・関東・中部エリア)と、WEST(関西・中国四国・九州沖縄エリア)に分けて、それぞれ「東の陣」「西の陣」と題して開催。AKB48最新シングル「ハイテンション」には、EASTとWESTの楽曲が収録されているが、チーム8が2つに分かれてコンサートを開催するのは、今回が初の試み。

 先陣を切ったのは、EAST。開戦を告げるほら貝や陣太鼓が会場に鳴り響き、メンバーが登場。小栗有以(東京)の「さあ決戦だ!いざ出陣!」との宣言の後、EASTにとって初のオリジナルソング「星空を君に」をパフォーマンスし、決戦の幕が開けた。自己紹介では、佐藤七海(岩手)が自ら「七海姫」と名乗ったり、各メンバーが「拙者」「ござる」「各々方」などの言葉も交え、戦国武将らしい勇ましい挨拶を披露した。

 セットリストは、チーム8やAKB48の楽曲に加え、「ピノキオ軍」(SKE48)、「Maxとき315号」(NGT48)など、東に活動拠点を置く姉妹グループの楽曲にも挑戦。ユニットでは、チーム8の中では後輩メンバーになる、歌田初夏(愛知)、野田陽菜乃(三重)、平野ひかる(石川)、髙橋彩香(長野)の4名による「檸檬の年頃」、坂口渚沙(北海道)と小栗による「スキャンダラスに行こう!」などで盛り上げた。

 トークコーナーも戦国仕様。戦国武将・毛利元就の逸話にちなんだ「チーム8の三本の矢」として、早坂つむぎ(山形)、佐藤栞(新潟)、歌田初夏(愛知)の3人が協力して、衣装チェンジの合間をつないだり、WESTに勝つための秘密特訓として、小田えりな(神奈川)が、武将らしい決めぜりふに挑戦したりと、いつもと違った掛け合いを見せた。

 WESTの大将・太田奈緒(京都)が「あっちには魅力度ランキング最下位の茨城がいる!勝ったも同然!」と、EASTの大将の岡部麟(茨城)に宣戦布告するなど、開演前の前座コーナーからから対抗意識を前面に打ち出したWEST。開演すると、倉野尾成美(熊本)の「WESTの力見せつけてやるぞ!」と力強く叫び、WEST初のオリジナル楽曲「思春期のアドレナリン」でオープニングを飾った。

 下尾みう(山口)が初めての先陣(センター)を務めた「LOVE TRIP」、そして西の姉妹グループの勢いある楽曲「てっぺんとったんで!」(NMB48)、「最高かよ」(HKT48)「を続けてパフォーマンスし、序盤からEASTに負けない勢いを見せた。

 トークコーナーでは、さらに勢いをつけるため、濵咲友菜(滋賀)、山田菜々美(兵庫)が新春一発芸を披露するものの、山田が見事にスベってしまい、ステージから逃げ出そうとして会場を沸かせた。

 挨拶では、倉野尾が熊本を「肥後」、下尾が山口を「長州」と表現し、戦国武将のように名乗りを上げた。昨年クリスマスに卒業を発表した吉野未優(大分)と、仲良しの吉田華恋(福岡)と寺田美咲(長崎)による「ミニスカートの妖精」などを披露した。また、大西桃花(奈良)らが、「濵咲友菜の身長が2メートル」「太田奈緒が最年少」などの「こんなWESTはいやだ」をテーマのトークを披露し、会場を盛り上げた。

 それぞれの公演を終え、いよいよ東と西による天下分け目の最終決戦へ。それぞれのチームの旗を持ったEAST・岡部とWEST・太田の両軍大将がかぶとをかぶってステージに登場。茨城弁と関西弁で東西のおいしいものやいいところを自慢し合う舌戦を繰り広げた。

 オープニング曲は「RIVER」。「EAST!」「WEST!」の掛け声とともにメンバーがステージだけでなく、客席にも登場し、会場を驚かせた。続く「会いたかった」では、さらにアリーナ席にもメンバーが降り立ち、会場は大きな歓声に包まれた。

 EASTとWESTがそれぞれにとって初のオリジナル曲「星空を君に」「思春期のアドレナリン」を披露すると、続いて各都道府県の名所を歌った「日本48」やチーム8の代表曲「47の素敵な街へ」を全員でパフォーマンスした。

 ユニットでは、東西メンバーがシャッフル。歌田らが口上とともに披露した「ほねほねワルツ」、中野郁海(鳥取)らがハイスキルなダンスで魅せた「Escape」、前日単独コンサートを開催した坂口、小栗、倉野尾による「ウィンブルドンへ連れて行って」、長久玲奈(福井)がギター伴奏とともに小田との美しいハーモニーを奏でた「君はメロディー」など、“天下統一”ならではのラインナップとなった。

 ユニット後は再び東西に分かれ、WESTによる「青春のラップタイム」、EASTによる「メロンジュース」など姉妹グループの楽曲で競い合った。

 終盤は「一生の間に何人と出逢えるのだろう」「夢へのルート」「制服の羽根」など、チーム8の楽曲を全員で披露。最後は、47名で協力して天下を目指すことを宣言した。

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