岡田結実インタビュー「天然キャラではありません!」ドラマ『静おばあちゃんにおまかせ』

特集・インタビュー
2018年03月16日

「春のミステリーナイト」と題して3月23日、30日と2週にわたって放送されるドラマ『静おばあちゃんにおまかせ』。主演の岡田結実さんは、元裁判官のおばあちゃんに憧れ、弁護士を目指す法学生の高遠寺円役でドラマデビューを果たします。そこで、初めて体験したドラマの撮影現場の話や、自身のおばあちゃんとのエピソードを教えてもらいました。

岡田結実インタビュー◆撮影中に、一緒に事件を解決していく刑事の葛城公彦(要潤)に対して、「要さん」と呼びかけてしまう場面もありましたが、天然キャラなんですか?

撮影前に要さんとお話していて、「要さん」って呼んでいたので、それに引っ張られちゃったんです! 取材が入った日は、犯人を突き止める重要な場面で一番不安なシーンだったので、すごく緊張していたせいだと思います。だから、普段はそんなことないんですよ、多分…。自信をもっていえないですけど(笑)。天然キャラなんて、そんなかわいいものじゃないですよ!

◆和気あいあいとした撮影現場だったようですが。

柳沢慎吾さんがとにかく笑わせてくださって。しっかり決めなきゃいけないセリフでも笑ってしまって、いつ怒られてしまうんだろう、って思うくらいツボにハマりました。そんななかでも、要さんはさっきまで笑っていたのに、本番の声がかかった瞬間に葛城さんになっていて、さらにカットがかかった瞬間にすぐ要さんに戻るところがすごいんです。

◆オフと撮影の切り替えに苦労したんですね。

そうですね。役へ切り替える瞬間に「あ、今、置いていかれた!」って思うことが何度もあって、「その役者魂を学ばなきゃ!」と思いました。

岡田結実インタビュー◆このドラマでは、円と一緒に暮らしている静おばあちゃん(草笛光子)が事件解決のヒントをくれたり、親代わりとして円の成長を見守っていますが、岡田さん自身はおばあちゃんとどんな関係ですか?

私も円のように、おばあちゃん子なんです。おばあちゃんの写真を撮って、よくみんなに見せているくらい大好き! 子供のころからずっとあだ名で呼んでいたんですけど、実はそのあだ名がショックだったというのを最近知ったんです。でも、今更おばあちゃんとも呼びづらいし…と思って、今は“キミコ”って呼んでます(笑)。

◆友達のように仲がいいんですね。

しかも、私の友達とも仲よくなっちゃうんです。マスコットキャラクターじゃないですけど、キミコを見ると幸せになる、ってよく言われますね(笑)。一度会えば、みんなが好きになっちゃう、愛されキャラって感じです!

◆最後に、特に気に入っている円のセリフを教えてください。

1話の最後に「やっぱり、おばあちゃんにはすべてお見通しなんだ」というナレーションが入るんですが、シーンの雰囲気やナレーションが入る感じもすごく好きでした。おばあちゃんにすべて見通されているけど、それが嫌じゃない、っていう円の思いと、おばあちゃんとの関係性が集約されていて、お気に入りのセリフです!

 

■PROFILE

岡田結実(おかだ・ゆい)…2000年4月15日生まれ。大阪府出身。B型。父はお笑いタレントの岡田圭右で、バラエティを中心に活躍している。『静おばあちゃんにおまかせ』(テレビ朝日系)はドラマデビュー作にして、初主演作となる。

 

■ドラマ情報

『静おばあちゃんにおまかせ』『静おばあちゃんにおまかせ』
テレビ朝日系
3月23日(金)&3月30日(金)
後11・15~深0・15

<STAFF&CAST>
原作:中山七里
脚本:川﨑いづみ
演出:麻生学
P:船津浩一ほか

出演:岡田結実、要潤、草笛光子ほか

<STORY>
高遠寺円(岡田結実)は、元裁判官祖母の静(草笛光子)と二人暮らしの法学部生。知り合いの警視庁捜査一課刑事の葛城公彦(要潤)からある事件の情報を入手した円は、その冤罪を証明すべく捜査の現場へと飛び出していく…。
 
●photo/中田智章 text/大谷和美 styling/八杉直美 衣装協力/Cuvee、TAGE、パリンカ