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伝説の6人が17年ぶりに再集結!『RIDER TIME 龍騎』インタビュー

伝説の6人が17年ぶりに再集結!『RIDER TIME 龍騎』インタビュー

2002~2003年に放送され、望みをかなえるために仮面ライダーがバトルロイヤルを繰り広げるという異色の内容で熱狂的なファンを生んだ『仮面ライダー龍騎』が、現在放送中の『仮面ライダージオウ』のスピンオフドラマとして17年ぶりに復活! 今作では、仮面ライダーたちが失われた記憶を取り戻し、鏡の世界“ミラーワールド”から現実世界に帰るべく、再びバトルロイヤルを繰り広げる。17年ぶりに再集結した城戸真司/仮面ライダー龍騎役の須賀貴匡、秋山蓮/仮面ライダーナイト役の松田悟志、手塚海之/仮面ライダーライア役の高野八誠、芝浦淳/仮面ライダーガイ役の一條俊、浅倉威/仮面ライダー王蛇役の萩野崇、由良吾郎/仮面ライダーゾルダ役の弓削智久の6人の同窓会インタビューをお届け!

何だか楽しくて、ついはしゃいじゃいましたよ。年甲斐もなく(笑)(須賀)

『RIDER TIME 龍騎』インタビュー

◆今作のオファーを受けた時、率直にどう思いましたか?

一條:うれしかったです。もうそれに尽きます。「喜んで!」と二つ返事でした。

弓削:17年たってるので、年齢設定とかどうなるんだろうなという心配はちょっとありましたけど(笑)、でも楽しみでしたね。

須賀:15周年の時にも何人かのメンバーとは会って、また何かできたらいいよね、みたいな話はしてたんです。周りから「『ジオウ』に龍騎は出ないの?」とも聞かれていた中で、今回のスピンオフが決まって。とてもいいタイミングでお話を頂いたなと。考えることもなく、やらせてくださいと言いました。

弓削:(コメントが)主演っぽいですね。

萩野:ぽいじゃなくて、主演だから! 僕は主演じゃないんで、ひと言で(笑)。ご褒美だと思いました。17年たってまたこんなにすてきなお話を頂けるというのは、みんなが頑張ってきたからだろうと。

松田:僕も皆さんから「『ジオウ』に出てくれ」という声を頂いていて、別に断ってないし、むしろ出たいよと思って、ツイッターで「『ジオウ』に出たいな」ってつぶやいたんです。そしたら一晩で1万件以上もリツイートされて、あぁ、こんなにもたくさんの方が望んでくださっているんだなと。そんな思いでいたら翌日、事務所から電話があって、「あなた、何か嗅ぎつけてるの?」と。「あなたが昨日ツイッタ―でつぶやいた時にちょうど東映の武部(直美プロデューサー)さんから電話もらって、スピンオフの話をしてたの」って言われたんです。だから、僕の中では皆さんの「出てくれ」という思いがずーっと積み重なってコップからあふれた瞬間に今回のお話が決まったというイメージがあって、本当にベストタイミングだったなと思ってます。

高野:歴代の仮面ライダーが勢ぞろいする映画に龍騎のメンバーが出ていることはありましたけど、こうしてまた龍騎がメインの作品が実現して、それに参加できて、このメンバーでできるというのはすごく楽しみでしたね。

須賀貴匡

須賀貴匡(城戸真司/仮面ライダー龍騎役)

◆この6人でそろって集まるのは久しぶりですか?

須賀:久しぶりだよね。

松田:久しぶりどころか、当時だって撮影中にこの6人がそろうことなんてめったになかったですから。

須賀:だから今回、みんなと最初に会ったのが全員集合シーンだったんですけど、何だか楽しくて、ついはしゃいじゃいましたよ。年甲斐もなく(笑)。

萩野:ゲラゲラ笑っちゃってね。

須賀:何なんだろうね、あの感覚。

萩野:ね。不思議だよね。

松田:みんなやっぱり大事にしていた役だから、適当な気持ちでは現場に入れない。それぞれ思いっきり準備してきてたんですよね。力が入ってた分、みんな当時のままで、何も変わっていなかったのが余計おかしくて。

一條:萩野さんは久々のシャバでね。

萩野:それは(役の)浅倉さん!(笑)

高野:そう言う一條君は観光目的で来てましたけど。

萩野:すごくいいカメラ持ってね。

高野:このためにレンズ買ったんですって。

一條:いやもう本当にみんなのファンだから、ファン(笑)。

高野:そういうの、本当に困るんですよ。

萩野:一人だけモチベーションが違ったよね。

一條:みんなはお芝居に気持ちを向けてたんですけど、僕はいかにみんなのカッコいいオフショットを撮ろうかっていう気持ちで、…って冗談ですからね。怒られちゃうから(笑)。でも何て言うか、龍騎のこのメンバーに会うのって、部活の先輩たちに会う感覚とちょっと近くて、うれしくて仕方がなかったんですよね。

松田悟志

松田悟志(秋山蓮/仮面ライダーナイト役)

◆脚本については、どう感じましたか?

一條:たぶん俺と八誠君は同じだと思うんですけど、2人のあるシーンで手が止まりました(笑)。

高野:“めくるめく世界”って書いてあって、それって何だってところから始まってね(笑)。

須賀:テレビでは描けない描写があるということだよね。

萩野:2人だけじゃなく、キャスト全員がそこで止まりましたね。「えっっっ!?」って(笑)。

一同:(爆笑)

松田:僕は脚本を頂いた時、そもそも『龍騎』ってテレビシリーズ、劇場版、テレビスペシャルとそれぞれのオチがあって、あと残されてるオチはこれしかないよな、今回絶対そうなるんだろうなと思って読み進めていったら案の定そうなったんですけど、ただ、そこに至るまでの過程がものすごくよく練られていて、スピンオフではもったいないくらいの脚本だなと思いました。脚本の井上(敏樹)さんは今回のスピンオフを描くためにテレビシリーズ50話を全て見直したそうで、現場でそれを聞いてびっくりしました。

萩野:それはすごいわ。普通のエネルギーじゃできないよね。

弓削:みんな見直してないでしょ?

萩野:まぁパラパラとはさ。

一條:俺も一話から最終話まで見た。

萩野:でも俺のシーンだけ飛ばしたんでしょ?

一條:いや、そもそも出てなかったよ?

一同:(爆笑)

高野八誠

高野八誠(手塚海之/仮面ライダーライア役)

弓削:僕はバラエティ番組に出てる(北岡秀一/仮面ライダーゾルダ役の小田井)涼平君を見るのが役作りでした。今回も一緒に出たいとすごく思っていたんですけど、かなわず…。

須賀:僕はYouTubeを見ていたら真司が犬を恐がるシーンというのが出てきて、何だこれはと。

松田:僕もそのシーンにいて一緒に撮ったんですけど、彼は全く覚えてないらしいです。

須賀:全く記憶にない。こんなの撮ったか?と(笑)。まぁ物語に大きく関係するシーンではなかったんですけど、それを見て当時のテンションというか、あぁ、こういう感じのキャラクターだったよな、というのは思い出しましたね。脚本に関しては、真司の一貫性みたいなものを感じました。言動があまり変わっていないようだったので、その辺りはどう演じるか監督とも話し合ったんです。どれくらいまで当時に寄せればいいかと。ある程度そうしないと成立しないし、でも時は経ってるし、ファンの人たちが何を求めてるのかという部分も考えながら。結果、いろんな側面が出てきていいんだろうなと思って。きっと思いっきり当時のままだよねと言われることもあれば、ちょっと違くないかと言われることもあるんでしょうけど、もし後者だったとしても役の幅が広がっていいんじゃないかと。だから、当時に寄せたり、あえて寄せなかったり、いろいろ出し入れしながら演じました。

一條 俊

一條 俊(芝浦淳/仮面ライダーガイ役)

◆ほかの皆さんも17年ぶりに演じるに当たり、当時から変えた部分や逆に変えずに守った部分はありましたか?

松田:衣装合わせで蓮のロングコートを着たらただのコスプレになってしまって、全く成り立たなかったんです。それと同じことが演技でも起きまして。やっぱり当時の蓮の物まねをしたのでは“コスプレ”になってしまうので、年月を経た俳優としての演技を心掛けました。

萩野:浅倉は17年前もわー!って言ってて、今回もわー!って言ってるようなキャラクターで(笑)。だから、基本的にはあんまり変わってない。強いて変わった部分と言えば、裸に蛇柄のジャケットだったのが、インナーを着るようになりましたね。

一條:そっか。じゃあ、それがなかったら今のこの取材でも、上半身裸だったかもしれないんですね。(※取材は役衣装で行われました)

萩野:そうそう。だから、46歳なりの落ち着きが衣装にも表れたなと。そんな感じでございます。

高野:(コメントが)浅ぇな…。

萩野:ちょっと、それ一番傷つくよ! 46歳に浅ぇなって!(笑)。

高野:(笑)。手塚は17年前とは全く違っていて、別人ではないんですけど、記憶を失ったことでリセットされて新しいキャラクターになってるというか。だから、なぞる必要もなくて、そういう意味では楽でした。でも、やっぱり「俺の占いは当たる」って言うし(笑)、そもそもライダーになって戦うことの記憶はあるのかどうかとか、そういう時間軸の飲み込み的な部分を消化するのが大変でしたね。

萩野:深いな。

一條:さっきの人のコメントとはえらい違いだ(笑)。

萩野:俺もそういうことが言いたかったの。言いたいことを言ってくれてありがとう(笑)。

一條:でも、そういう萩野さん好きですけどね(笑)。俺はちょっと悩んだんですけど、17年前の淳には子供っぽいところがあったので、最初はそれに寄せようとしてたんです。でも、初日がいきなりラストシーンで、順番に撮っていけばまた違ったんでしょうけど、監督と話し合う中で、さっき八誠君が言ったように別人のほうに寄っていったというか。淳も17年たったということをもっと意識しなきゃいけないんだと、初日で感じました。

弓削:由良の場合は、“ギョーザ”を出すという17年前を思わせるようなシーンもありますし、もちろん年は取ってますけど、なるべく当時と同じ気持ちでやればまぁ少し成長したようには見えるかなと。あとはもう本当に、その場で起こることを、感じるがままにやりました。萩さんとのお芝居も、あまり自分の演技プランみたいなものは持ち込まずにやって、どういう気持ちになるのか試してみた、という感じでしたね。

萩野 崇

萩野 崇(浅倉威/仮面ライダー王蛇役)

◆現場で演じていて、17年前の感覚や思い出がよみがえってくることはありましたか?

須賀:僕は松田君との撮影で向かい合った瞬間、当時の感覚を思い出しましたね。照れじゃないけど、なんかちょっとむずがゆいというか。

松田:僕は全然違う感覚でしたけどね。彼がその時演じていたのが“裏真司”だったので、めちゃくちゃ怖い顔で見られてて。何を言っても言葉が届かないという(笑)。

須賀:芝居以外でも、みんなで集まってお弁当を食べながらくだらない話をして、そんな時にふと昔を思い出すことは山ほどありましたよ。

松田:僕が一番印象的だったのが、昨日撮影した、真司と蓮の2人が今回のスピンオフで初めてまともに会話するシーン。17年前の真司と蓮の絡みに限りなく近いんです。でも設定上、2人は記憶を無くしていて、お互いを覚えていない。で、脚本には真司のセリフで「あんた確か、秋山蓮だったな」ってあったんですけど、それを彼が「秋山…ろん」とか言いだして、僕も「いや、蓮だ」って返して(笑)。そういうアドリブが自然と出てきたんです。機材トラブルもあってすごいテイクが重なったんですけど、テイクが重なれば重なるほど楽しくて、「このシーン、面白っ!」と思いながら、いろんなやり方で演じてました。

一條:俺は、この間須賀さんには言ったんだけど、須賀さんがビールをかけられるシーンがあるんです。その時にすごく喜んでる須賀さん…というか真司の姿を見て、あぁ、変わってねぇなって。その後に淳が嫌みのひと言を言うんですけど、一瞬言いたくなくなっちゃって。そんな真司の姿を見られたのがうれしかったですね。

弓削:僕は、萩さんの足にすがりついて背中をボコボコにやられてる時に、あぁ、龍騎っぽいなって。きたきた!みたいな(笑)。台本上はコメディっぽく見えるんですけど、やっぱり実際に対峙するとそうはならなくて、ガチでしたね。あと、印象的なシーンで言うと、昨日の撮影で浅倉さんに会いに来た真司と蓮にお茶を出すシーンがあったんですけど、ちょっと荒っぽく置きたいなと思ってやったら、ぶちまけてしまって…。

松田:荒っぽいどころじゃなく、テーブル中お茶がぶわーってなって。で、どうするのかなと思ったら、「お茶っす」って言ってそのまま去ろうとするから、いやいやいや!と(笑)。

萩野:あれは確かにすごかった(笑)。本番だったからきっと撮ってあるはずだし、特典映像があるならメイキングとして入れてもらえたら楽しいよね。面白いんですよ。面白いんですけど、あまりにもお茶が飛び散りすぎちゃった。もうちょっと飛び散りが少なければ、あのままいけたかもね。

松田:ただ、笑いを堪えるのが大変でしたけど。

萩野:だからみんなはしゃぎすぎなんだよ(笑)。

弓削:でも、(萩野も)バイオレンス部門担当としていろいろやってるじゃないですか。

萩野:俺はやっぱり根がさ、品がいいというか。家柄がいいと言うのかな。育ちもいいんですよ。だから、現場でもう少し荒っぽくとか、ワイルドにとかって言われるんだけど、どうもね。17年の時を経て地が出てしまってるんだろうな。そこは芝居のスキルが下がってしまったと言わざるを…。

高野:みんなが何を言ってるんだろうって顔してますよ。

一同:(笑)

萩野:すいません、すいません(笑)。何の話でしたっけ?

高野:いいです、もう(笑)。僕は現場でモニターを見ていた時と、あとやっぱり手塚にはさっきも話した決めゼリフがあるので、それを口にした時には、あぁ、戻ってきたなという感じがしましたね。

弓削智久

弓削智久(由良吾郎/仮面ライダーゾルダ役)

◆では最後に代表して須賀さんから、ファンの方へメッセージをお願いします。

須賀:あれから17年。僕らもこのメンバーがそろって『仮面ライダー龍騎』という作品をまた世の中に提供できるとは思っていませんでした。当時から『龍騎』を好きで見てくださった方、『ジオウ』で興味を持ってくださったという方も、ぜひ楽しんでいただけたらいいなと思います。

 

■PROFILE

『RIDER TIME 龍騎』インタビュー

須賀貴匡
●すが・たかまさ…1977年10月19日生まれ。東京都出身。B型。

松田悟志
●まつだ・さとし…1978年12月16日生まれ。大阪府出身。B型。

高野八誠
●たかの・はっせい…1978年1月9日生まれ。千葉県出身。B型。

一條 俊
●いちじょう・さとし…1979年5月8日生まれ。東京都出身。B型。

萩野 崇
●はぎの・たかし…1973年5月27日生まれ。東京都出身。B型。

弓削智久
●ゆげ・ともひさ…1980年5月25日生まれ。東京都出身。A型。

 

■作品情報

「RIDER TIME 龍騎」

動画配信サービス・ビデオパスで3月31日(日)より毎週日曜3週連続で全3話配信

原作:石森章太郎
脚本:井上敏樹
監督:柴﨑貴行
出演:須賀貴匡、松田悟志、高野八誠、一條俊、萩野崇、弓削智久、奥野壮、押田岳ほか
 
photo/中村圭吾 text/甲斐 武

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