橋本環奈＆山田涼介がドレスアップ姿で見どころアピール「すごく温かくなるドラマ」『王様に捧ぐ薬指』制作発表

4月18日（火）スタートの火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』（TBS系　毎週火曜　午後10時～10時57分）の第1話完成披露試写会と制作発表が行われ、主演の橋本環奈と相手役を演じる山田涼介（Hey! Say! JUMP）がドレスアップした姿で登壇した。

原作は、わたなべ志穂がプチコミック（小学館）で2014～2017年に連載した同名人気漫画。大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”羽田綾華（橋本）と、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない綾華との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”新田東郷（山田）が繰り広げる、胸キュンラブコメディ。

互いのメリットのみで、愛のない結婚をした綾華と東郷がメリット婚とは思えないくらいの仲むつまじい結婚会見を生配信。ドレスを着た橋本とタキシードを着た山田は役設定のまま、2人の出会いやプロポーズ、好きな食べ物と趣味について語り、愛の誓いをすべく配信内で指輪の交換を行った。

生配信が終わり、そのまま制作発表へ。この配信について感想を問われた橋本は「これは何だったんですか？」と思わず本音をポロリ。「なかなかないですよね、役柄で質問に答えるとか、“東郷さんの第一印象は？”とか、契約結婚ならではの東郷と綾華の関係性は、皆さんには仮面夫婦としてよく見せなきゃいけない。でも、本当は裏でいがみ合ってるみたいな関係性だったりするので、普段質問答えるよりも難しかったです」と明かすと、山田も「僕、あんなにクールじゃないです」と東郷を演じきった様子。そして山田の「こっぱずかしかったよね」という問いかけに、橋本もうなずいていた。

本作がTBSの連続ドラマ初出演にして初主演となる橋本。「第1話放送まで4日ということを聞いて、すごくびっくりしております。今回のTBSに初めて出演させていただいて、この『王様に捧ぐ薬指』は見ていて、すごく温かくなるドラマで、家族みんなで見てほしいです。ずーんと気持ちが重くなるようなことは全くないので。明るく皆さんに見ていただけたらなって思う作品です」と作品をアピール。

そして絶世の美女という役柄については「（台本の）ト書きに誰もが認めるとか、美しいとかというのがすごく多くて、どうしようと撮影の時に思っていたり。ラ・ブランシュに入るまで職を転々としていて、その理由が顔のせいと弟たちにいじられているんです。『俺の彩華だ！』と取り合うシーンが多くて、それは知らなかったので…本当にこんな人いないんじゃないかなって」と明かした。山田から「実際になかったの？」と質問されると、橋本は「ないです！私は本当にないです」と否定。その答えに山田は「本当？そうなってもおかしくないのに」と不思議がっていた。

「実際に演じてみて、大変だなと思うことは？」という問いには、橋本は「意外にののしあったりとかは、東郷さんを演じている山田君とのテンポ感とか、すごくいいシーンをたくさん撮れているんじゃないかなと思っていて、そこはすごくやりやすいですね。夫婦の配信をするとかも結構楽しんでやれているかなという感じがするので、大変なことはそんなにないですね」と。共感することについては「ちょっと不器用すぎる気がします。でも、納豆、キムチ、ラーメンが好きという彩華の特徴はもうほぼ同じです」と明かした。

ドSの御曹司で社長を演じる山田は「そんな人物です（笑）」とおどけ「東郷も彩華も、それぞれが抱えているものが、このドラマの1つのテーマにもなっていたりするので、なぜ2人がこうなっているのかというところにも注目していただけると、このドラマをより楽しんでいただけるのではないかな」と語った。

演じた感想を問われると、山田は「非常に楽しく演じさせていただいているんですけども、橋本さんが演じる彩華の魅力的な部分をやっぱりどうやったら引き立たせることができるのだろうかみたいなところで、やっぱとことんドSにすることで、2人でバチバチした時に、彩花のかわいさも引き立つし、言い合っているんだけど、東郷からすると（彩華は）庶民なので、なんかその貴族の生き方みたいのが分からないみたいなところのかわいさとかが出てたりするので、そういうところを演じてて、僕自身すごく楽しめてるかなと」と明かした。

クールな役を演じる上で意識していることについては「ドSな役となると表情があまり表に出なくなりがちに演じてしまうくせがあるので、今回は眉毛の動きをすごく意識しています。ちょっとしたところで、眉毛を動かすことで、そこの心情が現れるんじゃないかなって、勝手に思いながらやってます」と眉毛の動きをアピールした。

第1話の印象的なシーンについて、橋本は「結婚式ですかね。最終回で結ばれて結婚しますだったら分かるんですけど、第1話で早々に結婚し、結婚式を挙げるっていうのが印象的で。撮影自体はすごく大変だったんですけど、外の撮影とか、ウエディングドレスもそうですけど、（撮影当日）めちゃくちゃ天気が良くて、羽田家全員花粉症だらけだったので花粉と戦いながらやっていたんです（笑）」と裏話を明かした。

山田は「僕も結婚式のシーンかなとは思ってるんですけど、別のところで言うと、彩華と東郷のののしり合い、バトルというのは、1話ならではだと思いますし、今後この2人がどうなっていくか注目していただけたら」と語った。

続いて、作品のメリット婚にちなみ、「自分と結婚したら、こんなメリットがあります」ということをフリップで発表することに。ふざけるべきなのか迷ったという橋本は、フリップに「お家をキレイに保つ、名前のない家事をする、ビールとグラスがいつも冷えている」と3つのメリットを挙げた。そして山田も「家をキレイに保ちます」とメリットを挙げ、「それぞれの楽屋で書いていたので、ビックリしました」と、メリットがかぶったことに驚いていた。

毎朝掃除機をかけているという山田だが、リモコンの向きはそろっていなくても大丈夫と明かすと、橋本は「リモコンの向きはそろっていないと…！3つあったら背の順で並べますし、表に出さずにしまい込みます」と話し、山田が「潔癖だ！」と驚いていた。そして、橋本が演じる彩華は、荷物をポンっと放置してしまうタイプで「カットがかかった瞬間、並べたくなる」と心情を明かした。

最後に山田は「TBSの火曜10時のこの枠にぴったりなドラマができたと思います。毎日の皆さんの小さな幸せがこのドラマからまた生まれるのではないかなと。ぜひぜひご覧いただけたら」とアピール。

橋本は「本当にキャラクターの濃い出演者の皆さんばっかりで、毎日楽しく撮影させていただいてるんですけど、先ほども結婚式のシーンが見どころですとお伝えしたと思うんですが、結婚式のシーンもそうですけど、ビジュアルが衣装とかもたくさんありますし、メイクをたくさん変えたりだとか女性の方も男性の方も見て楽しめる作品になってるんではないかなと思います。東郷と彩華の関係性が今後どういうふうに変化していくのかという中で、まずこの第1話で、ドSな2人がどう知り合ったりとか、偽装の夫婦を見せたりとか、そういう見え方のギャップを皆さんに楽しんでいただけるんではないかなと思います。クスっと笑えるシーンがたくさんあるので、皆さん毎週楽しみながら見ていただけたらなと思います」と見どころを語り、会見を締めくくった。