“こんな生田斗真が見てみたかった”三池崇史が贈る最凶サスペンス『警部補ダイマジン』7・7スタート

ドラマ
2023年07月07日
『警部補ダイマジン』生田斗真©テレビ朝日

生田斗真主演ドラマ『警部補ダイマジン』(テレビ朝日系 毎週金曜 午後11時15分〜 ※一部地域を除く)が、7月7日(金)スタート。それに先駆け、第1話の試写レビューを送る(※ネタバレを含む)。

主演・生田斗真×監督・三池崇史という強力タッグで贈る本作は、ヒット作『クロコーチ』を生み出したリチャード・ウー(原作)&コウノコウジ(作画)コンビの人気漫画「警部補ダイマジン」(「週刊漫画ゴラク」連載中、日本文芸社刊)をドラマ化したピカレスク・サスペンス。

主人公は、検挙率No.1を誇っていた元捜査一課のエース・台場(生田)。法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、悪をもって悪を制す――そんなダークヒーローが巨悪に挑む物語だ。

公式YouTubeでは既に第1話冒頭の4分40秒が公開されているが、冒頭から不穏な雰囲気全開な台場の描写からドラマは幕を開ける。公園で女児を見つめながら人形をひねり潰し、女児が写るパソコンを見ながらにやりと笑い…。とどめと言わんばかりに、元警察庁の重鎮・天羽(宅麻伸)を自殺に見せかけて殺害してしまう。

というのも、台場は真っ当な手段では決して逮捕できない「幼女連続誘拐殺人事件」の真犯人が天羽だと突き止めており、自ら手を下していたのだ。そして、誰知らぬ顔で同僚たちと共に天羽にまつわる捜査を行う台場の前に、後に台場の“飼い主”となる特命捜査対策班の室長・平安(向井理)が現れる。

『警部補ダイマジン』左から)向井理、生田斗真©テレビ朝日

実は平安も天羽がこの事件の真犯人だと突き止めており、さらには台場が今回の件をはじめとする未解決事件の犯人たちを殺害していることにも気づいていた。誰よりも熱く正義感にあふれる台場と、頭脳明晰かつ冷淡でポーカーフェイスな平安。互いに笑顔を浮かべつつ、腹の内を探り合うようなヒリヒリした駆け引きが展開され、序盤から既にこのコンビへの期待感が高まらずにはいられない。

そこから平安は台場の犯行を黙っているのと引き換えに、自身が所属する特命捜査対策班へと台場を無理やり異動させることに。同班は“未解決事件を永久に未解決にする班”とも呼ばれる、闇深い部署だ。そこで平安と共に待ち受けるのは、シシド・カフカ演じる賀来と浜野謙太演じる牡丹。強烈なキャラクターに扮するこの2人と生田との競演が、また物語を新たな色で彩っていく。

さらに土屋演じる刑事・七夕も、「幼女連続誘拐殺人事件」の真犯人が天羽ではないかと目星を付けていたうちの1人。しかし、救出された女児が語った犯人像と台場の外見が一致することから、真犯人が台場ではないかと疑うことに。土屋自身の清廉さもあるが、七夕のはつらつさは、重い空気が漂うシーンでも彼女が現れることでそこに光を呼び込む。公式HPには「今後台場や平安と共に敵と立ち向かっていく」とあるが、彼女の心境がこの後どう変化していくのか、そこも見どころの1つになっていくのだろう。

『警部補ダイマジン』土屋太鳳©テレビ朝日

そのほか、第1話から秘密結社「44」の存在や平安の父にまつわる謎など、今後につながっていくであろうさまざまな要素や伏線が盛りだくさん。新しい学校のリーダーズが手掛けるOP曲、関ジャニ∞が手掛けるED曲、これらの挿入されるタイミングもまた絶妙で、より一層物語を盛り立てている。

生田と三池監督との対談動画にて、「こういう生田斗真見てみたかったよね」と三池監督が語っていた通り、まさに「こういう生田が見てみたかった」と思える作品。今後の展開を楽しみに見守りたい。

番組情報

『警部補ダイマジン』
テレビ朝日系
2023年7月7日(金)スタート
毎週金曜 午後11時15分~ ※一部地域を除く

番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/daimajin/

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