石川恋、坂田梨香子、内藤秀一郎が現役高校生の齋藤潤を絶賛「かわいいし目が離せない」『猫カレ -少年を飼う-』記者会見

ドラマ
2023年10月06日
『猫カレ -少年を飼う-』
『猫カレ -少年を飼う-』左から)坂田梨香子、齋藤潤、石川恋、内藤秀一郎 ©青井ぬゐ/コアミックス ©「猫カレ –少年を飼う-」製作委員会2023

10月7日(土)スタートの真夜中ドラマ『猫カレ -少年を飼う-』(BSテレ東 毎週土曜 深夜0時~0時30分/テレビ大阪 毎週土曜 深夜0時55分~1時25分)の記者会見が行われ、石川恋、齋藤潤、坂田梨香子、内藤秀一郎が登壇した。

累計発行部数20万部を突破し、「今一番報われてほしい年の差恋愛」として多くの読者を魅了する、青井ぬゐ原作の人気コミック「少年を飼う」(ゼノンコミックス/コアミックス)をドラマ化。連続ドラマ初主演となる石川恋を迎えた本作は、30歳の独身OLと16歳の猫系男子の同居生活を描いた、ホーム・スイート・ヒューマンドラマだ。

まず、原作や台本の印象を聞かれた石川は、「私が演じる主人公の森川藍は30歳のバリキャリOLで強いよろいをまとった女性なのですが、突然16歳の少年・遠野凪沙君(齋藤)に出会って一緒に生活していくことによって、少しずつ距離が縮まっていって。穏やかにゆっくりとつながれていく絆や愛情がすごく繊細に描かれていて、じーんと温かい気持ちになるようなお話だなと感じました。原作を読んだとき、ぜひ藍をやらせていただきたいと思いました」と。そんな石川は藍と同じく30歳で、役と重なる部分もあったという。「頑固な部分や強くいないといけない部分など、藍と感情やせりふが重なる点がすごく多くて。分かる! と共感しながら原作を読みました」と明かした。

齋藤は「本作のオーディションの話を聞いたときに原作を読ませていただいて、一瞬でとりこになりました。出演が決まったとき、こんなに温かい作品に自分が携われるんだといううれしさとワクワクさが込み上げてきて。原作で読んだ凪沙を自分がやるんだということに緊張が湧き上がってきましたし、作品作りに中心的に携わっていくというのは僕が目指していた部分だったので、うれしかったです」と笑顔で回答した。

坂田は「最初原作を読ませていただいたときに、藍ちゃんと同世代、同じ30代の女性としてすごく感情移入しましたし、凪沙君がすごくかわいくて。これがドラマになってどんな子が来るんだろう、藍と凪沙の関係性はどういう展開になるんだろうと楽しく読ませていただきました。ドラマとしてお二人(石川、齋藤)が藍と凪沙を演じられると知ったとき、こんなにぴったりな方たちがいるんだなという印象で。コミックとドラマとの違いも楽しみつつ、これからの撮影が楽しみだなという感情を抱きました」と2人の役との相性を絶賛した。

内藤は「僕はお話を頂いてから原作を読み始めたんですけど、最初は仕事モードで『読まなきゃ!』と思って読み始めたのが、読めば読むほどハマっちゃって。仕事の合間もずっと見るようになっていました。僕も坂田さんと同じで漫画の凪沙にひと目ぼれしてしまって。こんなかわいい子いるんだ、と。それで現場に入って(齋藤)潤君が凪沙をやると知ったとき、『一緒だ!』と思いました。現場で潤君にかわいいかわいいとずっと言っていましたし(笑)、出来上がりも楽しみです」と語った。

『猫カレ -少年を飼う-』
『猫カレ -少年を飼う-』石川恋

続いて、役を演じるに当たって苦労したこと、意識したことを聞かれ、石川は「藍に共感する部分が多かったので、なるべく自分が感じたことを大事にしてせりふを言えるようにしたいなということを意識していました。ただやっぱり、14歳離れている16歳の少年との共同生活というのは、自分自身そういう環境もなかったですし、クランクイン前はなかなか想像ができなくて。生まれていく愛情が恋愛なのか、家族愛なのか、凪沙君と出会って大切な存在に変わっていく過程が難しいなと感じました。でも、潤君が凪沙君としていつも隣にいてくれて、すごく引っ張ってもらった部分も多くて。難しく考えていたクランクイン前よりも、一緒にお芝居を毎日していく中で、凪沙君から受け取るものをそのまま大事にして自然とお芝居できるようになったと思いますし、本当に藍と凪沙君のような関係を、私と潤君でリンクして作っていけたような感じがします」と演じていく中での気持ちを大切にしていたとのこと。

さらに、石川は齋藤について「私が監督とお芝居のことで悩んでいたときも、フォローする言葉をかけてくれたり、重い荷物を持ってくれたり。大人っぽい部分もたくさんあって、気持ち的にも救われていました」と話し、齋藤に支えてもらっていたことを伝えた。

齋藤は役作りについて「藍さんとの距離感をすごく気を付けました。凪沙は毎回藍さんに対する感情が変わっていくので、それを繊細に演じられたらいいなと思って準備していたのですが、今石川さんがおっしゃっていたように、そのままの2人でいいなというのはお芝居しながら感じていたので、クランクインしてからはその部分はあまり考えないようになりました。凪沙は“16歳の猫系男子”ということで、この年にしか出せないかわいさや素直さを全面的に出していけたらなと、そのままの僕自身も出しました」と。

そんな齋藤が、猫系男子として自分と重なる点があるかと聞かれ「僕はあまり思わない」と答えると、キャスト一同が「あるあるある!」と反論。石川は「現場に来てメークをするときいつも熱唱していて、その自由気ままに踊ったり歌ったりしているのは猫っぽいなと。あとセットに大きいヨギボーがあるんですけど、気がついたらそこで丸まってちょっと目を閉じていたり」と齋藤の猫っぽいエピソードを明かし、これに内藤は「猫じゃん」とつぶやいていた。

『猫カレ -少年を飼う-』
『猫カレ -少年を飼う-』坂田梨香子、石川恋

坂田は役作りについて「私は(石川)恋ちゃんと今回初めてお芝居させていただくのですが、実は普段も仲良くさせていただいていまして。今回この作品の中では大学の同期で親友のような役なんですけど、2人の関係が映像でうまく出せたらいいよね、というのはクランクインの前から話していました。うまく2人の関係を出せるように、変に役を意識しすぎないことを意識しましたね。藍はバリキャリOLで普段はてきぱきしている中で、私が演じる清香の前では素を見せる場面がけっこうあって。シリアスなシーンや楽しいシーンが混ざり合いながらバランスがいいものになっていると思いますし、2人のシーンは純粋に楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と2人のシーンは楽しんで演じたという。石川も「2人のシーンはかなりリラックスして演じられました。お互いお酒が好きですし、役としてもお酒が好きな役だったので、ノンアルコールビールを『これ本物だったらいいのにね』と言いながら飲んで撮影したり(笑)。撮休の日も一緒にサウナに行ってドラマのシーンの話をしたり、お芝居の話をしたりしていました」と坂田と同じく2人のシーンはリラックスして楽しめたと明かした。

内藤は演じていて大変だったことについて「原作を読んでいたとき、凪沙に対して嫉妬心が生まれてしまったんです。でも、台本を読んでプロデューサーさんと話したときに、鹿目(内藤)は凪沙に嫉妬しないでほしいと言われて。それでもやりながら目線や言い方が『今のちょっと嫉妬してたかな』とか『見る人によっては嫉妬しているように見えちゃうんじゃないかな』となりましたし、嫉妬しないようにということを一番気をつけました。大人の対応、表情など、優しい声の出し方をして補いましたね」と語った。

次に石川と齋藤はお互いの第一印象、撮影が進んで印象が変わったことを聞かれ、石川は「最初は本当に凪沙君ぴったりだなと思って。かわいらしい16歳だなと感じたのですが、撮影で日々一緒に過ごしていくと、潤君自身もすごく頼もしくなっていって、背も少し伸びたような気もします。お芝居に対して本当に真っすぐで、間違えてしまったときも人一倍悔しがっていたり、常に凪沙のことを考えている姿を見ていると、私も真っすぐ向き合わないといけないなという気持ちになりました。でも16歳らしい少年っぽい部分もあったり。本当に魅力あふれる俳優さんだなと思います」と。

『猫カレ -少年を飼う-』
『猫カレ -少年を飼う-』齋藤潤

齋藤は石川について「最初にお会いしたときの印象は、おきれいな方だなと(笑)。そして撮影が進むにつれて一緒にお芝居させていただく中で、お仕事や役に対しての責任感が強い方だなとうがかえましたし、せりふを監督に相談したり、一切の妥協なく、ワンシーンワンシーンを丁寧に作り上げて積み重ねられている方なんだなと。僕も負けないくらい頑張って、いいものを作り上げられたらいいなと思いました」とお互いに切磋琢磨していた様子を見せた。

また、撮影中の印象的なエピソードの話題になり、坂田は「本当に凪沙君がかわいくて。表情がくるくる変わって猫みたいで、目が離せないんです。でも一つ謝りたいことがあって、最初にお会いしたときに、あいさつもする前に『かわいいー!』って連呼しちゃったんです(笑)。誰だ?って感じじゃないですか(笑)。でも本当にそれくらいかわいくて、目が離せなくて、潤君がそのまま凪沙君に投影されているところだったり、この後どうなっていくんだろうといういい意味の危うさだったり、成長の過程がリアルでも作中でも楽しみです」と齋藤を絶賛した。

内藤は「潤と話しているときに趣味の話になったんですけど、今の16歳って高校で何がはやってるの? って聞いたら、『僕は、炭作ってます』って言ってて、いやどういうこと!? ってなって(笑)。そしたら『お母さんと一緒に畑で竹を燃やして炭を作るのが趣味なんです』って言うから、今の16歳ってこういう趣味なんだなと(笑)。びっくりして今の高校生が怖くなっちゃいました」と驚いたエピソードを告白。さらに齋藤はサウナも好きなようで、内藤は「高校生ってサウナ行くんだなと思って。石川さんもサウナが好きだし、この現場サウナの話ばっかしてるなと思います(笑)」とキャストの共通の趣味も明かした。

齋藤は「藍さんがずっと寝ているところに、凪沙が帰ってきて寝ている藍を見るというシーンがあるんですけど、段取りから撮影が終わるまで30分くらいあった中で、その間体勢を変えずに(石川が)本当に寝ていて(笑)。途中メークさんが髪を直しにきても、ずっと寝ていました」と驚きのエピソードを告白。石川は「言い訳をさせていただくと、けっこうハードな毎日なんですよね(笑)。でも本当に記憶がなくて、起きたら終わっていて衝撃でした。自分の記憶のないシーンが一つ組み込まれているのが恐怖です(笑)」と石川自身も驚いていた。

『猫カレ -少年を飼う-』
『猫カレ -少年を飼う-』主題歌を担当する野田愛実

ここで、主題歌「hands」を歌う野田愛実が登場。野田は「主題歌のお話を頂いたときに、まずこのドラマの脚本、原作を拝読したのですが、私自身同い年である藍という人物に対して、自立した大人として強くあろうとする姿、毎日の中にある理不尽と戦っている姿、それ故の孤独みたいなものにすごく共感しました。その寂しさを抱えた藍と、また別の寂しさを持っている凪沙が出会って、お互いが共鳴し合って手を差し伸べ合っていく。そんな姿をこの歌に込めました」と曲への思いを語った。

石川は主題歌について「聴いたときに鳥肌が立ちました。野田さんの力強い歌声と、藍の心情をそのまま歌詞にしてくださったような感じがすごく響きましたし、野田さんが作ってくださった主題歌でドラマもより鮮やかになると思います」と。

第1話では石川が「hands」を口ずさむシーンがあるという。石川は歌が苦手とのことで、「野田さんのすてきな歌声で1話が始まるんですけど、その素晴らしい歌の続きを私が歌い始めるんです。そのギャップが自分では本当に…監督に『本当に歌うんですか』と言っちゃったくらいで。でも、酔っぱらって陽気に帰ってくるという設定なので、大目に見ていただけたらと思います」と控えめに話していた。

最後に石川は「人と人が出会って生まれていくものって、こんなに新しいことや温かいことがたくさんあるんだなと。年齢関係なく、人と人がつながるというのはこんなに素晴らしいことなんだということをこの作品から教えていただきました。藍と凪沙は孤独な者同士、一緒に生活することになりますが、そこで少しずつ距離が近くなっていくものの、2人には14歳差で30歳と未成年という壁があって。でも全話の中で2人らしい壁の乗り越え方をしていくので、繊細に紡がれていく1話1話の物語を楽しみに、癒やされながら見ていただけるとうれしいです」と語り、会見を締めくくった。

番組情報

『猫カレ -少年を飼う-』
2023年10月7日(土)スタート
BSテレ東(BS7ch)/ BSテレ東4K(4K⑦ch)全国無料放送

BSテレ東 毎週土曜 深夜0時~0時30分
テレビ大阪 毎週土曜 深夜0時55分~1時25分

NTTドコモ映像配信サービス「Lemino」で1週間先行配信
広告付無料動画配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京HP、TVer)にて、テレビ大阪での放送直後より配信

原作:青井ぬゐ「少年を飼う」(ゼノンコミックス/コアミックス)
出演:石川恋、齋藤潤/小野寺晃良、森﨑美月、武上陽奈、坂田梨香子/内藤秀一郎
監督・脚本:佐伯竜一、的場政行
脚本:岡庭ななみ、鈴木薫、目黒啓太
プロデューサー:瀧川治水(BSテレ東)、庄島智之(ファインエンターテイメント)
コンテンツプロデューサー:浅岡彩子(BSテレ東)、髙橋一馬(BSテレ東)、渡辺瑞希(BSテレ東)
制作:BSテレ東/ファインエンターテイメント

公式HP:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/nekokare/
公式X(Twitter):@mayodora_bs7ch
公式Instagram:@mayodora_bs7ch

©青井ぬゐ/コアミックス
©「猫カレ –少年を飼う-」製作委員会2023