菅野美穂が主演を務める10月19日（木）スタートの木曜ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』（テレビ朝日系 午後9時～9時54分）の制作発表記者会見が10月15日（日）に開催され、菅野をはじめ、鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、白山乃愛、志田未来、吉瀬美智子、松岡茉優、田中哲司、三田佳子が登壇した。
今年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和の「ゆりあ先生の赤い糸」（講談社）を、菅野美穂主演で連続ドラマ化。かつてない地味でタフで明るい“踏ん張るおっさん主婦”ヒロインが、目の前に突然現れた夫の彼氏、彼女、隠し子と奇妙な同居生活を開始。時にぶつかり合い、時に手を取り合い、みんなで意識不明状態となった夫の介護にいそしみながら、これまで想像もしなかった数奇な人生と血のつながりを越えた“家族”の絆を編み上げていく。
そんな本作の制作発表記者会見が、都内スタジオに設営されたゆりあの家のリビングで開催。主演の菅野を筆頭に、鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、白山乃愛、志田未来、吉瀬美智子、松岡茉優、田中哲司、三田佳子が登壇した。
本作について、菅野は「この作品は、令和のいびつで、でもどこかほっとできるような温かいホームドラマです。介護問題や愛人との同居など、奇想天外でありつつも現代の家庭の問題を映しているお話だなと感じています。見てくださった方に、何か心に残るものを届けられたら、と思っております。尊敬できる俳優の皆さんと、毎日コツコツと丁寧に撮影しております」と。
自身が演じるゆりあについては「私自身、どちらかと言うと女性らしさというよりは男っぽさでやっているところがあるなとは思うのですが、さすがに愛人の子供のお世話までは…（笑）。旦那さんのオムツも変え、愛人の子供のオムツまで変えるというのは、よっぽどの人だな、見上げた女性だなと思いながら演じています」と語り、尊敬の念をにじませた。
そんな菅野を中心とした撮影は快調だそうで、現場の雰囲気も「ほのぼのとしています」とのこと。さらに、菅野からは「松岡さんがいらっしゃる日は男性スタッフの喜びがにじみ出ていて、ジョークもいつもより多めな気がしています（笑）。劇中に登場するインコも普段はあまり鳴かないのに、ピーピー鳴くんですよ！」という撮影秘話も。
松岡が恐縮しながらも「確かに親父ギャグが多いな、とは思っておりました（笑）」と言えば、鈴鹿も「皆さん、歌を歌ったりしながら楽しく撮影しているなぁって思いながら、そばで見ています」とにっこり。ほほ笑ましい撮影秘話が次々と飛び出し、会場は温かい空気に包まれた。
続いて、フリップトークのコーナーへ。作品タイトルにある“赤い糸”にかけ、キャスト陣がそれぞれ「運命的なつながりを感じた人」を発表。すると、菅野からは原作者である入江の名前が。実は15年前、原作にも出てくるバレエダンサーのシルヴィ・ギエムの公演を、菅野も入江もそれぞれ見に行っていたという。菅野は「15年たって、こんな形でご一緒させていただけるということに、運命を感じました」と、瞳を輝かせた。
いっぽう、鈴鹿と松岡は互いに運命的なつながりを感じていたことが判明。鈴鹿はデビュー作の「蜜蜂と遠雷」で松岡と共演を果たしているが、その公開日が2019年10月4日で、それ以来4年ぶりの共演となる本作で初めて一緒にシーンを撮ったのもなんと10月4日だったそう。2人は互いに笑顔を浮かべ、再会の喜びをかみ締めていた。
続けては、「突然、自分の人生がガラッと変わった事件や出来事」というテーマへ。「旅とは自分にとってすごく必要なもの」と語る菅野の人生を変えたのは「インド旅行」といい、「頭をぱかっと開けられて、脳みそをグシャグシャグシャと素手で触られたような衝撃を受けた」そう。「インド適齢期は26歳」とも語り、若手キャスト陣にもインド旅を熱く勧めていた。
さらに、三田の「孫を授かったこと」を筆頭に、思わず笑顔になるような回答が多数占める中、キャスト陣が耳を疑うひと幕も。なんと、鈴鹿が「昨年、人生初の心霊体験をした」と切り出し、自宅での恐怖体験を告白。「大人になってから心霊体験をするようになると一生続くそうで、僕のこれからの人生、心霊体験ができる体として生きていきます」と、まさかの宣言も飛び出した。
そんな中、運命を感じた人も、人生を変えたものも「子供」と答え、すてきなパパっぷりで周囲をほんわかさせた田中が、なんと「子供たちを寝かしつけた後の唯一の楽しみが心霊系YouTube」と告白。鈴鹿とお薦めの心霊系YouTubeトークで盛り上がることもあるといい、「怖すぎて眠れないこともあります（笑）」と明かした。
番組情報
『ゆりあ先生の赤い糸』
テレビ朝日系
2023年10月19日（木）スタート ※初回は午後9時～10時の拡大スペシャル
毎週木曜 午後9時～9時54分
番組公式HP：https://www.tv-asahi.co.jp/yuriasensei/
