向井理が『舟を編む~私、辞書つくります~』に出演決定 「語釈」を考える池田エライザ×野田洋次郎を切り取ったキービジュアルも公開

ドラマ
2023年12月22日
『舟を編む~私、辞書つくります~』キービジュアル©NHK

主演・池田エライザ、野田洋次郎が共演するプレミアムドラマ『舟を編む~私、辞書つくります~』(NHK BS・NHK BSプレミアム4K 2024年2月18日(日)スタート 毎週日曜 午後10時~10時49分)に、向井理の出演が決定し、コメントが到着した。

誰もが一度は手にしたことのある分厚い本、辞書。一見、淡々と言葉が敷き詰められたように見える辞書の裏には、「作り手」の想像を絶する情熱と心血が注がれていた。

「ヤバい」に無数の意味を持たせ、込み入った会話は簡略化。空気を読み、雰囲気で済ませてしまいがちな昨今。そんな時代だからこそ、言葉にこだわる辞書作りの魅力を通し、”言葉は誰かを傷つけるためではなく、誰かを守り、誰かとつながるためにある”という未来への希望を伝えていく。

三浦しをんの原作を、新入り社員・岸辺みどりの視点から描く本作。池田エライザが元人気ファッション誌の編集部員・みどりを演じ、野田洋次郎が超がつくほどの生真面目上司・馬締光也を演じる。

向井が演じるのは、玄武書房の宣伝部で、元・辞書編集部員の西岡正志。馬締(野田)の唯一の友達。昔、夏目漱石の「こころ」の遺書を読んで、「長くて超ウケた」の一言で済ませたことが、いまだに辞書編集部で語り草となっている。チャラそうに見えて、いざという時、機転の利く、頼れる男。「大渡海」を作る一員としての誇りを隠し持つ。2020年の「大渡海」発売に向け、さまざまな宣伝企画を推し進める。

併せて公開されたキービジュアルは、辞書編集部の新入り社員・みどり(池田)が、上司の馬締に、辞書づくりに欠かせない「語釈」の書き方を教わるシーン。二人の役のビジュアルも初解禁となった。「右」の説明一つも、人によってさまざま。第1話で、みどりは「右」を、どのように説明するのか。

向井理コメント
向井理

「日本語」を題材にしたドラマに参加することになり、自分なりにあらためて日本語について考えてみました。その国の言葉は、やはり文化や国民性とつながりがあるのだと思います。日本語にしても、同じ言葉でもいろんな意味があります。言葉の前後や状況、会話する人との人間関係。さまざまな要因で言葉の意味は変わっていきます。それを慮るのが日本語のような気がしますし、日本人らしさなのかと。そして日本語は時代によってかなり変化してきました。例えばイタリア語は、ダ・ヴィンチが書いた文章は現代のイタリア人も読めるそうですが、400年前の日本の書物は、一般的な現代の日本人には難読です。その日本語を編集するのはとても大変なことで、多角的な視点が求められます。
このドラマの中でも、登場人物たちがそれぞれ右往左往しながら「日本語」に挑んでいます。日本語がいかに難しく、いかに美しいかを感じられる作品になれるよう気を引き締めて頑張りたいと思います。

番組情報

プレミアムドラマ『舟を編む〜私、辞書つくります~』(全10回)
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
2024年2月18日(日)スタート
毎週日曜 午後10時~10時49分

原作:三浦しをん「舟を編む」
脚本:蛭田直美
音楽:Face 2 fAKE
演出:塚本連平 麻生学 ほか
出演:池田エライザ 野田洋次郎 矢本悠馬 美村里江 渡辺真起子 前田旺志郎/岩松了 向井理 柴田恭兵 ほか
制作統括:高明希(AX-ON)訓覇圭(NHK)
プロデューサー:岡宅真由美(アバンズゲート) 西紀州(AX-ON)

©NHK