中谷美紀主演で山本文緒『あなたには帰る家がある』をドラマ化「リアルな夫婦像をお見せすることになる」

ドラマ
2018年02月07日

中谷美紀 4月スタートのTBS金曜ドラマで、中谷美紀主演の『あなたには帰る家がある』を放送することが決定。中谷をはじめ、玉木宏、ユースケ・サンタマリア、木村多江の実力派キャストが出演することが発表された。

 原作は直木賞作家・山本文緒の同名小説。「夫婦」という普遍的なテーマをリアルかつドラマチックに描いた人気作で、“落ちてはいけない恋”によって二組の夫婦が翻弄されていく姿を描く、ハラハラドキドキの大人の群像劇。

 ドラマの制作にあたり、スタッフが実際に100人以上の女性にリサーチを実施し、夫や子育てに関することをはじめ、仕事と家事の両立についてなど、“オンナの本音”を徹底調査。「今」を生きる世間の“妻”たちの赤裸々なエピソードを盛り込んだ、クスっと笑える「夫婦のあるあるネタ」も組み込まれる。

 結婚13年目の主婦・佐藤真弓を演じる中谷は「家族だからこそ身近だからこそ“ありがとう”や“ごめんなさい”が言えなくて、ほんの少しのボタンのかけ違いで、夫婦の絆にヒビが入ってしまう、そんなリアルな夫婦像をお見せすることになると思います」と役の印象を。

 共演者については「皆さん本当に達者な役者さんばかりなので、今から撮影が楽しみで仕方ないです。4人でどんなコラボレーションができるのかなとワクワクしています」と語った。

 妻とは対照的な人妻と“落ちてはいけない恋”にはしってしまう真弓の夫・秀明を演じる玉木は「大人の方や結婚されている方はもちろん、若い世代の方にも楽しんでいただける作品」と語り、「中谷さんには、これまで専業主婦の役というイメージがなかったのですが、今回2人で地に足が着いた夫婦役を演じられるということと、夫婦のシーンではクスッと笑える部分もあるので、楽しみたいです」と夫婦役を演じる中谷との共演を楽しみにしている様子。

「この歳になったからこそ、やれる役」と役の印象を語ったユースケが演じるのは、時代錯誤といえるほど亭主関白な“モラハラ夫”茄子田太郎。同じ作品に出演するも共演シーンはなかったという中谷には「一緒にお芝居をしたいと思っていたので“時がきた”という感じ。ありそうでなかった4人のキャスティングに注目してください!」と期待を寄せた。

 家庭的で美しい茄子田の妻・綾子を演じる木村は「(中谷)美紀ちゃんとユースケさんは何度も共演し、信頼できる楽しみな方々です。玉木さんは2度目ですが、真摯にお芝居される方。皆さんと化学反応し合いながら、心がチクチクするようなドラマを作れたら」と。

 豪華キャストで送る、“大人が楽しめる”ドラマ『あなたには帰る家がある』はTBS金曜ドラマ枠にて4月スタート。

金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』
2018年4月スタート 
毎週金曜 後10・00~10・54

<あらすじ>
主人公・佐藤真弓(中谷美紀)は、結婚13年目の夫・秀明(玉木宏)と一人娘・麗奈との三人家族。子育ては一段落したものの、私立中学に入学した娘の学費やら諸経費やらが家計を圧迫。生活を守るため、結婚以来、十数年ぶりに仕事を始める決意をする真弓。しかし、秀明は危機感を持つことはなく、真弓の仕事にも家事にも非協力的だ。家事に対してとばっちりのようにしか思っていない秀明と、そんな彼に不満を抱えるばかりの真弓・・・。そんな中、秀明が働く住宅会社のモデルハウスに、茄子田太郎(ユースケ・サンタマリア)と妻の綾子(木村多江)が客としてやってくる。真弓とは対照的な女性である綾子に、衝動的に惹かれはじめる秀明。綾子も秀明との出会いに、運命的なものを感じていたのだった。家族のために頑張ろうと決めた真弓の決断がもとで、夫婦の溝が深まってしまう矛盾――。それでも家族の平穏を守るため一人で頑張ろうとする真弓だったが、真弓がそうすればそうするほど、秀明はますます窮屈さを感じ、綾子との“落ちてはいけない禁断の恋”に奔ってしまうのだった…。

<出演>
中谷美紀、玉木宏、ユースケ・サンタマリア、木村多江

<スタッフ>
原作:山本文緒「あなたには帰る家がある」(角川文庫刊)
脚本:大島里美
演出:平野俊一(『ブラックジャックによろしく』『逃亡者 RUNAWAY』『輪舞曲-ロンド-』『ブラッディ・マンデイ』『S-最後の警官-』)
プロデューサー:高成麻畝子(『Around40~注文の多いオンナたち~』『アリスの棘』)、大高さえ子(月曜名作劇場『今野敏サスペンス 確証~警視庁捜査三課』)