テレビ朝日系ドラマスペシャル『探偵物語』(4月8日(日)後9・00)の原作者である作家の赤川次郎氏が撮影現場を訪問し、主演の斎藤工、二階堂ふみと初対面した。
ドジな中年探偵・辻山秀一(斎藤)がオテンバなお嬢様・新井直美(二階堂)のボディーガード兼お守りを請け負い、一緒に殺人事件の真相を追いながら距離を縮めていくミステリー&ラブロマンス。1983年の映画版では、薬師丸ひろ子と松田優作が共演して大ヒット。翌84年に渡辺典子主演でドラマ化され、今作が34年ぶりの映像化となる。
この日は、都内の国立大学で警察署のシーンを撮影。赤川氏は斎藤の演技を「松田優作さんもそうでしたけど、疲れた中年という役どころも斎藤工さんが演じると、えらくカッコいいんですよね!」と絶賛し、「実は今回、斎藤さんが辻山を演じると決まって、女性編集者全員の目の色が変わったんですよ(笑)。改めて、斎藤さんの人気ぶりを実感しましたね」と明かした。
二階堂については「お若いわりには、たくさんの映画に出ていて、どんな役でも体当たりでやってらっしゃる女優さんというイメージがあるんです。だから、今回のように普通の女子大生の役は珍しいでしょうし、彼女にとってはかえって、おもしろい役柄かもしれないですよね」と分析。自ら動き回っていろんな角度から撮影を見学し、「どんな映像になっているか楽しみ」と作品への期待値もぐんと上がったようだ。
赤川氏は、視聴者へ向けて「年寄りとしては(笑)、世代を越えた恋愛が、時代を超えて存在することを分かっていただきたい! 今一番輝いている斎藤さんと二階堂さんも素敵なお芝居をしてくださっているので、ぜひ幅広い世代の人に見てほしいです」と呼びかけている。
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