「酔うと化け物になる父がつらい」ニッポン・コネクション出品!松本穂香らコメント公開

映画
2020年06月03日

 現在公開中の映画「酔うと化け物になる父がつらい」が、6月9日(火)から6月14日(日)まで開催される第20回ニッポン・コネクションに正式出品されることが決定。父娘を演じた渋川清彦と松本穂香から、喜びのコメントが到着した。

 アルコールに溺れる父を持った作者・菊池真理子の実体験に基づく、コミックエッセイを原作にした本作。主人公のサキを松本穂香、酔うと“化け物”になるサキの父・田所トシフミを渋川清彦が演じている。さらに、ともさかりえ、今泉佑唯、恒松祐里、濱正悟、浜野謙太といった個性豊かな俳優陣が集結。

 メガホンを執るのは、映画「ルームロンダリング」(2018)で注目を浴びた片桐健滋監督。3人組お笑いユニット「ザ・プラン9」の久馬歩が、共同で脚本を担当している。「涙がとまらない」との大きな反響を呼んだ原作の雰囲気を守りつつもオリジナル要素を加え、つらい体験や哀しい出来事をコミカルに描いた。

 今回の発表を受けて、主演の松本は「このご時世で悲しいことも多いですが、このタイミングだからこそ、遠く離れた国のみなさんに、私たちが作った映画を届けられることがとても嬉しいです。たくさんの方に観てもらえることを楽しみにしています」とのコメントを発表。

 渋川は「ニッポン・コネクションへの出品決定おめでとうございます。毎年行きたい気持ちでいるので今回は残念ですが次回また楽しみにしております。ニッポン・コネクションでは毎回、会場で飲んではほろ酔いの事が多い自分と重ねてもらい楽しんでもらえると幸いです。ダンケシェーン」とコメントしている。

 片桐監督は「世界的なコロナ禍の中、オンラインで映画祭を開催するのは大変な決断だったと思います。その中で、去年の『ルームロンダリング』に続けて二度も作品を選んでいただき、感謝です。来年は、僕も新作を作って、ドイツで皆さんとプロースト!出来れば嬉しいです。『明けない夜はない』と願って」と来年の抱負と共に喜びを語った。

 なお、ニッポン・コネクションは例年ドイツ・フランクフルトで開催されているが、今年は新型コロナウィルスの影響でオンラインでの開催となっている。

<作品情報>
「酔うと化け物になる父がつらい」
全国公開中

キャスト:松本穂香、渋川清彦、今泉佑唯、恒松祐里、濱 正悟、浜野謙太、ともさかりえ

原作:菊池真理子「酔うと化け物になる父がつらい」(秋田書店刊)
監督:片桐健滋
脚本:久馬歩、片桐健滋
配給:ファントム・フィルム

©菊池真理子/秋田書店 ©2019 映画「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会