「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」ダニエル・クレイグ×ラミ・マレックの日本独占ロングインタビュー映像解禁

映画
2021年09月27日
© 2021 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.
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10月1日(金)公開の映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」より、ダニエル・クレイグとラミ・マレックの日本独占ロングインタビュー映像が解禁された。

「007」シリーズ25作目、前作「007 スペクター」(15)から実に6年の時を経て公開される本作。ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じるのは本作が最後となる。そんなダニエルと、最後の敵であり最凶の悪、サフィンを演じたラミ・マレックの日本独占2ショットロングインタビュー映像が解禁された。

本作への出演に対し「ああ、本当に最後だ。おそらくね。冗談だ。本作で最後だよ」と語るのは、2006年に公開した「007/カジノ・ロワイヤル」から本作まで、5作にわたってジェームズ・ボンドを演じたダニエル。彼の俳優としての長いキャリアの中で、「007」に出演したことについて「話すと長くなる。とてもじゃないが時間が足りないよ。あまりにも(影響が)大きくて言葉にできない。人生そのものも、キャリアに関する何もかもが一変した作品だ」と一言では表せない深い思いがあることを明かした。

ダニエル演じるボンドの前に立ちふさがるのは、シリーズ史上最も危険でミステリアスな男・サフィン。完璧な頭脳と狂気を併せ持ち、人類の破滅を狙いながら己を絶対の正義と信じて疑わない「悪」をも超越した存在だ。ラミはサフィンについて「底意地が悪く、悪意に満ちている。自分のしていることを極めてポジティブに捉えている。だからこそ二人は激しく対立するんだと思う」と説明。

ボンドに真っ向から対峙する敵を演じるプレッシャーについて聞かれると「アカデミー賞受賞(『ボヘミアン・ラプソディ』(18)で主演男優賞受賞)も尋常じゃなかったが、この役のオファーを受けた時も本当に特別な瞬間だった」と振り返る。「俳優にとって夢でしかないような機会だ。一瞬思ったよ。“まだ若いけどこのあと引退するかも”ってね。」と「俳優なら誰もが夢見る仕事だ」とプレッシャーを上回る喜びがあったことを語った。

お互いの印象を問われたラミは「僕はダニエルを前にしても気後れしないように、十分準備したつもりだったけど、初めて現れた時の、ダニエルの武器の持ち方にやられた。そのパワーたるや、もう…」と、本当にMI6工作員が目の前を歩いていると思ったとうれしそうに語る。「あまりのオーラに最初のせりふが出てこなかった。(気迫に圧された?)イエス! だって、ビビらない俳優はいない。ボンドを何年も演じたこの人物を前にしたら、俳優ではなくたって及び腰になるはずだよ。克服できたと思いたい」と前のめり気味で話す。

終始照れるようにほほ笑んでいたダニエルは「気づかなかった。素晴らしかったよ。(平静を装っていたというラミに)すっかりだまされたよ。ラミは真剣そのものでプロに徹していた。想像を超えた素晴らしさだった。ラミが役に成り切っているおかげで、その場にいるだけで自然にリアクションできる」と返し「光栄だな。ありがとう」「とんでもない」とお互いをたたえるひと幕も。

陸・海・空で激しいアクションを繰り広げるボンド。ダニエルは撮影について「歳をとって全てが昔より大変だよ(笑)」と笑う。「私の(出演した)『007』は1作目から膨大なアクションが特徴だ。本作でもそれは同じ。幸運にも最高の人材が集まり、用心を重ねて計画している」と製作スタッフに敬意を示した。

トレーニングについては「1年ほどしたよ」と明かす。すると横からラミが「この話してもいいのかな?」と会話に入り、「1作目を始めた頃は数か月で済んだそうだ。今はもう少しかかるって」と、撮影中に聞いた裏話を披露。「昔は6か月もあればすごくいい体に仕上がった。歳をとって期間が長くなった。でもそれだけの価値はある」と話すダニエルに「全然変わってない」とラミがすかさずフォローを入れた。

前作から続投しているキャストが多くいる中で、本シリーズで初参加を果たしたラミ。悪役を演じることについて、自分では力不足だと思う時もあったと明かす。そんなラミにダニエルは「サフィンは撮影しながらみんなで作っていった。ラミは驚くほどオープンで、こちらが打てば打つほど響く。徐々に固めていった感じだ」と助け舟を出した。

「サフィンという役について僕なりに解釈していたけど、毎晩撮影を振り返って、情報を整理して、サフィンの人物像に落とし込んだ。幸いだったのは一人ではなかったことだ。ダニエル、監督のキャリー(・ジョージ・フクナガ)、製作のバーバラ(・ブロッコリ)とマイケル(・G・ウィルソン)、大先輩たちがついていた。絶対に大丈夫だと思えたし、実際にうまくいった」と、本作を支える最高のチームワークに支えられたことを語った。

927日(月)には、ダニエルとラミが日本向けバーチャルイベントに出演する予定。観客へメッセージを依頼されると、ダニエルは「究極的には“愛”についての物語だ。本作はそういう作品だ」と初めて本作の内容に触れ、言葉少なめに締めくくった。

ダニエル・クレイグ&ラミ・マレック インタビュー

作品情報

「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 」
2021年10月1日(金)公開

監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、スコット・バーンズ、キャリー・ジョージ・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ

出演:ダニエル・クレイグ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、アナ・デ・アルマス、ラシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセン、ラミ・マレック

公式フェイスブック:www.facebook.com/JamesBond007

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